エルヴィスのレビュー・感想・評価
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この監督は作り込みが細かくて良い。それとエルヴィスと悪徳マネージャーの骨太ドラマで魅せる。最高ですね。
この監督は「バズ・ラーマン」はワシ的に「華麗なるギャツビー」の昔の時代。懐古を
古めかしく見せるのではなく、リアルタイムの昔として描く手腕、細かい作り込みが・・素晴らしいから・・期待してた。
+衰え、太ったとはいえまだまだイケる「トム・ハンクス」
伝説のプレスリーの人生が融合して、映像的に最高でした。
でも、ジジイのワシでも「ジョンレノン亡き後の、ビートルズ振り返り 世代だから」
「プレスリーの世代=存命でも映画館には来れない超高齢者」
だから「前3段除いて、ほぼ満員御礼」の観客、エルヴィス知らない世代だと推測された全員!
だいたい「Beatles現役世代も殆ど客席にいない」
不思議だけども、Beatles来日すら55年前だから・・当然といえば当然。
私はビートルマニアで「プレスリー=太ったオッサン」という認識しか無いけれども
その偉大さは昔から知っている。確かに、ビートルズやボブディラン以後もその影響は計り知れない
「偉人」である。
でも「ラブミー・テンダー・アイ・アイ・ラブ❤️You♪♫・・」と「監獄ロック」のメロディーくらいしか
知らない。体たらくだが私と同じ昭和40年代前半世代はこんなもの・・
でも事前予告、広報の良さに加え、バズ・ラーマン監督とトム・ハンクスの信用力で
「映画館で観ない理由が全く見当たらない期待作」であって、見事に応えてくれた
いきなり「ワーナー」のロゴから、最後のエンドロール後の「エルヴィス」の消灯的なデザインまで
徹頭徹尾、秀逸なデザインで魅せる。
エルヴィス役は「オースティン バトラー」抜擢だが歌を含め好演。トムハンクスも「老獪な悪徳マネージャー」好演
衝撃のデビューから、円熟期、晩年のプレスリーの骨太ドラマ。
正直なところ、音楽は前述のとおり「馴染みがない=星⭐️マイナス▼0・5」
でも、最後は、薬漬け、太り過ぎで「立ってることもままならない」本物のプレスリーの
「UNCHAINED MELODY?=エルヴィスオリジナルでは無いけれど、誰でもメロディー知ってる曲」
の実写は心に響く最高の熱唱でした。病身に鞭打って歌う姿に感動!
ロバート・ケネディ、キング牧師との接点は少し、美化、盛っているのかもしれない
あと、保守政治家、警察との激闘も・・
ただ、黒人のリズム&ブルースとの出会い から 偏見への反逆 マネジャーとの確執的な流れ
ビートルズ等に押されて、なんとなく下り坂「ラスベガスでの興行にこだわらざるを得なかった」
のは事実であろうから、見応え十分の映像内容でした。
まあ1950年代とビートルズの登場の1963が実際には全盛期だっただろうから、本人も苦労したろうね。
「悪徳マネージャー トム・パーカー」もそれしか生き様なかったのだと思う。
実は主役は2人の人間ドラマ。音楽全く知らなくても楽しめます。ただ、予告編と1枚紙の無料リーフくらいは観といた方が良いです。最後の本人実写が「コレは映画の演技?実写?本人?」と惑わせたところがこの作品の真骨頂ですね。
期待はずれ
主役はトムハンクスだった。
エルヴィスのファンでも無く、名前とアメリカで熱狂的なファンがいることくらいの浅い知識しかない。
どうして、アメリカで熱狂的ファンがいるのに、日本ではクイーンやビートルズみたいなファンがいないのか。(いや、いるとは思うが国民的認知度という意味で彼らよりも明らかにファン層は薄い様に感じる)
その理由が映画を観て分かった。
物語の最初から雲行きは怪しかった。
なんせ、主観で物語を語るのがトム・ハンクスだ。
エルヴィスの映画なのにエルヴィスと対峙している役が彼を語るのだ。
予感は的中した。
歌唱シーンなんて、ポップなCMみたいなカット割やら画面構成をされて、一曲もまともに流れなかった。
あー、知ってるかもねー。
聞いたことあるかもねー。
くらいにサラッと流されてしまった。
オースティン・バトラー演じるエルヴィスがどれだけ滝汗を描いて舞台上で熱唱しても、トム・ハンクス演じる大佐が無駄に長い台詞を挟んでステージを分断する。
エルヴィスはトムパーカーにとっての金のなる木、金を生むガチョウだ。
ステージで魅せるアーティスト性やファンを惹きつけるカリスマ性は過度に誇張され股間がアップになるカメラワークとエルヴィスを観て興奮して声を荒げる金髪女で表現している。
自身の人生なのに、母親に依存するマザコンで、マネジメント能力の低さから家族にも利用され、マネージャーからも搾取され続ける。
才能があるが故に妻や家庭の愛とは別の大衆から得る崇拝的な愛を欲して孤独になる。
孤独で空虚な思いを抱えながらドラックに溺れ、ステージに立つために医師の治療を受け睡眠薬で眠る。
果たして、エルヴィスは幸せだと思って生きたんだろうか?
物語の終わりで、本人の歌う姿が映る。
伸びやかな声、情熱的な視線からは本作で観てきた線の細いエルヴィスとは別人なんじゃないか?と思うほど魂の熱量を感じた。
果たして、この映画はエルヴィスと言う題名を冠して良いのだろうか?
タイトル違い、解釈違いなのではないだろうか?
サーカスを営み、そこからプロデューサーの腕を磨いていったトムパーカー。
大佐にとっては、サーカスで扱われる芸人もステージに立つアーティストも金儲けの道具に過ぎなかったのかもしれない。
アーティストはあくまでステージに立ってパフォーマンスをする才能がある人間だ。
熱狂してくれる場所がないと死んでしまう部類の人間だ。
表現者の求める芸術性が昇華された時に、大衆の心は一気に魅了される。
大衆の心を掴んだ瞬間、スポットライトがピンライトに変わり、全ての注目を自分に集めることができた瞬間があるからこそアーティストは作品を作り続けることができる。
本来なら、アーティストとファンの熱量を緩和し、健全な距離感でパフォーマンスを発揮させることができる環境を整えるのがマネジメントの仕事であり、役割だ。
素晴らしい才能を世界に広めることができなかった。縁の下の力持ちになれなかったマネジメント失敗者の自伝的映画だった。
エルヴィスの生い立ちを知るつもりで鑑賞するには良いだろう。
エルヴィスの歌を聴きたいので有れば、レコードや音源を聴いた方が良い。
アーティストは声の中に生きている。
演出と映像含め全てがワチャワチャしてて落ち着かない
金曜レイトショー『エルヴィス』
確か中学生だった頃に訃報のニュースを見たアメリカの象徴的なイメージの大スター!エルヴィス・プレスリー
その後は、有名な楽曲のVTRとものまねタレントのイメージしかなかったですが・・・
こんな半生だったとは知りませんでした。
物語は、マネージャーのトム・パーカー目線でのお話
流石のトム・ハンクスと、プレスリーの妻を演じたオリヴィア・デヨングも綺麗が、後半の楽しみの一つでした^^!
主演のオースティン・バトラーは、クイーンのフレディを演じたラミ・マレックに匹敵するレベルの素晴らしさ!
何故、ワールドツアーをしてないの!?って思ってましたが、この作品観て理解出来ました。
ラストで、無くなる前の弾き語りの映像40過ぎって事ですが・・・
見た目のイメージは、50後半くらいの貫禄と年輪を重ねた疲れ具合にも納得の半生でした。
観た感想は、全てがワチャワチャしてて私的には観づらく落ち着かない作品って感じで、2時間39分・・・・長かった^^;;;;
ボヘミアンより観る人選ぶでしょうね。
エルヴィスの映画はたくさんあるけれど、間違いなく傑作!
子供の頃から憧れ続けたルーツロックのレジェンド、エルヴィス 今までさまざまな視点の映画がつくられてきたけど、こんなにも深く、ディテールに拘って、エンタメに仕上がった作品はなかったですよ!さすがムーラン・ルージュのバズ・ラーマン監督。
黒人音楽のゴスペルとR&Bを融合したROCKは、エルヴィスの本能がなければ生まれなかったし、今僕たちが聴いている音楽さえ変わってたかもしれない。パンクもヒップホップも、若者から起こるムーヴメントにはかならずREBELがあって、その最初の瞬間を目撃ではなく体験できるのです。
数々の伝説シーンと、そこにいたエルヴィスの想いがリンクして、エンタメなのにずっと涙が止まらなかった。写真でしか見たことのないテネシーの初ステージ、何回も映像を観た68カムバックスペシャルやラスベガスツアー、アロハフロムハワイなどで、当時のオーディエンスのように感動できたし、エルヴィスの意気込みに涙腺が緩んでしまいます。
42歳の若さで謎の死を遂げたキングオブロックンロールの優しさと哀しさがリアルに響いてきて、僕の記憶にある今までの伝記映画が全て陳腐になってしまいましたよ。
監督がこだわり抜いたディテールで、その時代にすっとタイムトリップできる映画マジックも堪能。50年代から70年代の時代背景に合わせたトーンやファッションやセット、映像手法や演出まで変えているのがすごいです。あとねマニアックだけど、バックバンドミュージシャンの弾き方や楽器まで、完璧に再現していましたよ。
そして子役時代からディズニーチャンネルで鍛えられた主演のオースティン・バトラーは、オスカーも狙える名演でした!顔は似てないけど、全ての世代のエルヴィスの仕草や癖まで研究され尽くしていて、この役への意気込みが半端ない。
オリジナルはもちろんだけど、ドージャ・キャットやマネスキンなど今をときめくアーティストのカヴァーや、サンプリングのサウンドトラックもカッコいい!キングを今の時代にイマジネーションした楽曲が、作品の質を上げている。
さまざまな書物を読んで、パーカー大佐の人物像は知っていたけど、人間味に溢れた描かれ方をしているのはよかった。名優トム・ハンクスの妙です。話にはなかったけど、エルヴィスが逝ってしまった翌日に凄まじい量のグッズやレコードが用意されていたり、不可思議に死後も儲け続けたパーカーもまた、ミステリーに包まれているんですよね。
もしかしたら彼は、苦悩に満ちたエルヴィスを、葬儀というフェイクで逃したのかもしれない。生存の確実な証拠に約3億が支払われるという懸賞金までかけられてるKINGだから、そんな思いを巡らせるのも楽しい。
もうねこの作品の魅力が書ききれません。劇場であと3回は観る。どうしようもない世の中で、幅広い世代にキングのLOVEを伝えてくれてありがとう😊
いくらなんでも3時間は…
こうみえてほめてます
エルヴィスの優しさが変えた歴史?
差別が根強い時代に
ポリシーを持って真摯に音楽に向き合う
エルヴィスは本物のスター。
疑惑に包まれたマネージャー役で
胸クソを悪くしてくれるトム・ハンクス。
あの時エルヴィスの優しさで
あの場所に足を運ばなければ…
世界中で更に偉大な伝説を残していたかも。
決して後味のいい作品とは言えませんが、
色褪せることのない偉大な功績が
時代を超えて鳴り続けていることが素晴らしい。
序盤に出てくるB.B.キングが
最高にカッコ良かったです。
あれ?ドーナツの食べ過ぎで亡くなったんじゃなかったのね。
もちろん彼がスーパースターであることも、曲もかなり知ってます。しかしひと世代上の人なので、どんな人なのか全く知りませんでした。
曲から感じていた個人的な印象では、声の良いアメリカンシンガーってだけで全く興味なし。
ただ、もしかしたら誰かに殺されちゃうストーリーかもっなんて想像しながら着席。
まさにエルヴィスの一生を描いていて、子供の頃の黒人音楽と出会いから始まり、デビューしてスターになり42で亡くなるまでの、なかなか長いお話でした。
もう1人の主役、トム・ハンクス演じる大佐。どちらかと言うと彼目線が強い流れでした。おかげで、エルヴィスのスーパースター感薄かったですね。売れてる感弱かったのと、やらされてる感の強さね。そこがミュージシャンぽくない所だね。それにしてもアメリカでも当時は黒人差別がメジャーだし、ケネディ暗殺などの厄介な事件も多発してしていて物騒だったね。
エルヴィス、いろいろ大変な人生だったんだね。ウルル〜。
若いころのエルビスにシビレル
期待しすぎた作品
楽曲もエルヴィス・プレスリー本人が歌ってるのを使わないと…
伝説のロックスター、エルヴィス・プレスリーの半生をマネージャーのトム・パーカー大佐の目線中心で描いた伝記映画。オースティン・バトラーがエルヴィス本人とダブって見えるし、トム・ハンクス演じるトム・パーカーがホントに嫌な人間に思えてくるほど俳優の演技がハマっている。本格的にエルヴィス・プレスリーの曲を聴いたことないのに知っている曲のオンパレード。今見ても曲もパフォーマンスもかっこいい。そりゃ当時こんな音楽やパフォーマンスをする歌手なんていないからみんな虜になるわなぁ。この作品、冒頭にも書いた通りエルヴィス・プレスリーのストーリーでもあると同時にマネージャーであるトム・パーカーのストーリーでもあるわけ。トム・パーカーがどれだけ金に汚いペテン師でどれだけエルヴィスが彼に利用されていたのかも描かれている。が、エルヴィスがここまでスターになったのはトム・パーカーのおかげというのも事実なワケで…ラストはトム・パーカー自身の「エルヴィス・プレスリーは誰に殺されたのか?薬なのか?トム・パーカーなのか?いや、愛に殺された」という結論で締めくくられているが、体をはったステージでのパフォーマンスや同じように早逝したマイケル・ジャクソンのようなスターを見てると、ファンに愛を注ぐあまり体を酷使してしまうのはあながち間違っていないのかなぁ…とは思った。と言ってもトム・パーカー自身がこれを言っても言い訳にしか聞こえないし全く説得力ないんだけどね…あとバズ・ラーマン監督らしい演出といえばそうなんだけど、エルヴィス・プレスリーの楽曲を元の曲が分からないぐらいアレンジした曲や他のアーティストが歌ってるのを起用したりしていたのは個人的には「エルヴィス本人が歌ってる曲にしてくれ!」としか思わなかったし、伝記映画でこれをやっちゃダメなのでは…と蛇足な演出にしか思えなかった
ロックスターは永遠
団塊世代にとっては衝撃のロックスターだったよね。
90年代にはまだカラオケスナックでエルビス好きが衣装を持ち込んで歌っていた場内代があった。
日本人にとってもアメリカンドリームの象徴のようなELVISの活躍が嬉しかった。
徴兵やくだらないハリウッド映画の時代はあったけど、不死鳥のように、ロックショーに戻ってきた。
劇中で足のない鳥は飛び続けないと死んでしまう。と言ったセリフには思わず涙ぐんでしまった。
今夜はELVISのレコード聴きたくなりました。
唸るデルタブルース降り注ぐゴスペルに導かれ
熱狂ライブを観た感覚になれました。
SNOWMAN
エルヴィスが好きで鑑賞しました!
この映画のために3年間エルヴィスの事を研究した、オースティンバトラーさんの演技が素晴らしかったです👏🏻✨
表情・歌い方・踊り方とステップが本当にそっくりです。
エルヴィスの生涯について描かれた作品で、
どの様な生い立ちから曲を生み出してきたのか
映画を通して知る事が出来ました。
衣装もLiveや普段着などでバリエーションが多く楽しめました!
昔の社会情勢は今と価値観も違って
曲を歌う事すらも厳しい時代だったのは驚きでした。
約3時間の上映時間に情報量が多いですが良くまとめられていると思いました!
映画全体の中で、曲の一部ではなくフルで演奏するシーンがあれば良いなと感じました。
大佐ではない人がエルヴィスのマネージャーだったら
また違う生涯だったのかなと考えてしまいました…
エルヴィスの音楽を聴ける時代に生まれて良かったです(*^^*)
うーん、思ったのと違った
想像したのと違ってました。自叙伝的な作品であろうし、なぜここまで伝説となっているのか?当時を全く知らない僕でも当時の熱狂気分やその舞台裏を味わえるかな?って思ってましたが、そーでもなかったです。
パーカー大佐が邪魔してるんだよなー。正直パーカーの手練手管のマネジメントも裏事情は興味なくて、もっともっと、アーティストとして、人間としてのエルヴィスを知りたかった。ま、色々ある自叙伝作品と一線を画したかったのかな?
主演は圧巻です。オーラを纏うまではいかなかったかな?とは思いますが。また、映画として楽しめます。自叙伝というよりも、エルヴィスの死の真相にクライマックスを持っていくサスペンス風です。
ただラスト。それ見せちゃだめでしょ?最後まで演者の力で押し切るべきだし。できていたはずです。パーカーの件も正直あまり興味ないし。
題名はエルビスより
「大佐とエルビス」の方がよいんじゃ?な内容でした。なんか、残念だったな。
依存から脱却出来ず外へ飛び立てなかった稀代のスーパースター
冒頭エルビスがThat’s All Right, Mamaを披露するまでにそこそこタメをとっていたにもかかわらず、歌い始めて一気に大音量で爆発する様な演出を期待したのだが思ったほど盛り上がる事なく淡々としており、意図してなのか全編通してそう言った見せ方はしていなかった。
個人的にはパーカー大佐と知り合う前の初期の歌唱シーンをもっと見てみたかったが、本作はエルビスが当時の風潮や時代と戦い、落ちたところから復活する部分あたりに比重を置いているので長尺だったとは言え少し残念だった。
エルビスについては一部の楽曲以外ほとんど何も知らなかったのでパーカー大佐については尚更だったが、スターにありがちな家族や取り巻きに対する責任と孤独からパーカー大佐と手を切れなかったことは結果としてアーティストとしてだけでなく寿命さえ縮めてしまった。
主演のオースティン・バトラーが登場した時にエルビスに比べ特に輪郭に若干違和感を覚えたが、歌い出してから小刻みな動きと表情を見て所々当時の映像かなと思わせるくらいよく寄せており、最後のステージで実際の映像に切り変わったときは暫くはわからなかったほど。
歌と踊りと疾走感でさながらポスターを切り貼りしたようでThe バズ・ラーマンという感じの映画。
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