エルヴィスのレビュー・感想・評価
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思いのほか政治色濃いめ
なんで今この映画なんだろう、って疑問は、映画が始まるとすぐに解けた。
黒人と白人が隔離されていた時代に、黒人カルチャーに影響を受けた。→Black Lives Matter
女みたいなメイクで登場 →ジェンダー問題
ケネディ、キング牧師の死…時代的に避けては通れないエピソードだとしても、政治色が濃ゆいなあ、と思いながら鑑賞。
バズ・ラーマンのギトギトした電飾の世界観とエルヴィスは親和性があるけど、
明確なピーク(はい、ここクライマックスです!なシーン)が分かりづらいので、
後半の落ち目のグダグダなへんが、悪目立ちして、とても長く感じた。
肥満の原因とされるドーナツは、なぜか出てこなかったけど、大人の事情でしょうか?
世の中が危ない時は歌に託せ
スキニーエルヴィス
エルヴィスの歌をちゃんと聴いたことはなかったし人気歌手という漠然としたイメージしかなかったが、運だけでない真の実力の持ち主であり、両親特に母親をとても大切にしていたこと、一人の女性を深く愛したことがよくわかった。
才能あるスターと、彼を見つけ、売り出したマネージャー。話の主軸はどちらか言うとマネージャーサイドかと思う。他人の才能に頼るしかない悲哀。もちろんマネージャーの商才によってエルヴィスは大成功するわけだが、出自は仕方ない部分があるとしてもエルヴィスの死後、ギャンブルしか残らなかったことを考えるとやっぱり凡人だったのかな、と。
オースティン・バトラーはあまりエルヴィスに似てはいないが、サプリミナル的に写真を差し込んでいたのではないかと思うほど時々エルヴィスにソックリな瞬間があった。また顔以上に、エルヴィスはもっと体型がムチッとしていた印象だが、本人も若い頃は細かっただろう。ラストで全身全霊で歌う彼のラストステージの映像を見ると42歳とも思えないくらいボテッと太っていて、色々あったのだろうと思わせ、オースティン・バトラーの細さが効果的だったのかも、という気もした。
いずれにしても、これまで主役級俳優とは言い難かった彼の熱演には、スター誕生の瞬間を見た気がした。
ちょっと詰め込みすぎたのかなんなのか
個人的には、時代背景も当時のことも
知識なく見たので、ちょっと難しかった。
音楽を題材にしてるので、もっと歌唱シーン多いのかなあと思いきや
歌唱シーンだけで初見でも楽しめるのかなあと思いきや
序盤の初めて歌唱中に腰を動かすシーンで、女性が人前でひゃああああああってあんなに発狂してるのえ?なんで?とちょっと最初引いたんですが笑、でも、当時のエルヴィスの映像が出た時に、確かに色気あるかもと、それで若干納得できました。笑
当時の映像を越える色気を出すのは難しいんだなあと思いました。
ただトムハンクスの嫌らしさが漂う演技は凄かった、、
人生を2時間半で描くには短いとは思うけど、映画としてはちょっと尺も多くて見疲れもするし、ちょっと詰め込みすぎたのかも。
エルヴィスというと、 僕の年代からすると一昔前の人だけど、 かれが...
エルヴィスというと、
僕の年代からすると一昔前の人だけど、
かれが作り出したロック界の偉大な功績を堪能できた。
若き日のエルヴィスがステージで歌い始めた瞬間の、
女性たちの熱狂する姿、
エルヴィスの歌声とダンス、
そして股間!!
股間の揺れと、女性の熱狂!!
股間を強調したいわけではないが、
パフォーマンス、
ショーマンシップ、
ステージのエルヴィスのかっこよさたまらなかったです。
そして、
華やかなステージとは別なプライベートの葛藤、
成功の陰には苦悩はつきもののようだ。
素晴らしい映画だったとは思うが、
映像の編集が変に狙って、
切り替えがたくみすぎたり、
トム・ハンクスが目立ちすぎに感じたので、
もっとエルヴィスに焦点を当てて、
苦悩のシーンも表現して欲しかった。
また、途中で使われていた、
エルヴィスの楽曲を現代風にアレンジしてラップを入れた音楽は蛇足に感じたが、
若い世代を取り入れるには仕方のない戦略なのかな。
自分はこの映画にわざわざラップ音楽を入れる必要はないと思う。
エルヴィスを全く知らずに観た。
音楽的な熱狂を体感
予告ではいわゆる ボヘミアンラプソディ 的なヒットを狙った内容で宣伝されているし ミュージシャン一大叙事詩 という部分ではかぶるのだが、作品のテンションという意味では真逆に近い
ボヘミアンラプソディはとにかくラストに全ての音楽的ボルテージが集約される作りだったが、今作はとにかくずっと ギャンギャン である笑
エルヴィスという人間の人生をキチンと整理して語っていく というよりかは エルヴィスが生み出した音楽的な熱狂そのものをずーっとハイテンションで体験させていく作りとなっていてもうとにかくずーっと興奮しっぱなしであった
エルヴィスのルーツになっている黒人音楽というものの格好良さ、足を動かし出したエルヴィスに熱狂する女性たちの抑えきれない興奮など、編集のリズム感覚とかカットバックの使い方とかとにかく全てが 熱狂 としか言いようがない何かを見事に表しており本当に凄い。
音楽面については 当時のエルヴィスの音楽をそのまま使わずにアレンジ面も含め現代的な音圧になるように調整されており全編にわたってここまで音楽がカッコいい映画は中々無い。
とにかく エルヴィスかっけぇ!! となることに全シーン全力が注がれており、例えばエルヴィスが一度自分のスタイルを曲げて不評を買うシーンも、そのカッコ悪い歌の場面自体は映像としては出さないなど エルヴィスが歌うシーンはカッコいいところ以外は絶対描かないぞ!! という作り手の強い意志を感じる。
トムハンクも流石の演技力。良い人じゃない役もキッチリ出来るんだな笑
大満足!
有名な…
こう、レジェンドと言われる歌手は何かしらの過去があるよね。
エルヴィスは、歌は聞いたことあったけど、そこまで人物像や歴史は知りませんでした。
壮絶、というより周りと時代に翻弄された、という印象。
今でさえある程度守られていたけど、まだそこまで整備されていないとここまでになるのか、という。
そんな中でもやっぱりかっこいいんだよね。
歌唱シーンとか見入ってしまう。
話的にちょっと整理できていない感じがして、展開が分かりづらかったのが残念。
最近、昔のアーティストの映画が多いけど、歌手の魅力、というよりは、物語に振った内容でした。
キラキラに目が喜んでいる。
1971年の秋、デニス・サンダース監督のドキュメンタリー「エルヴィス・オン・ステージ」の封切りを、確か丸の内ピカデリーで観た。高校1年生の小僧は、ベガスのなんたらも知らなかった。オッサンのくせに、派手な衣装で懐メロなロックで熱狂させるパワーに目を見張ったのが、エルヴィス・プレスリーの初体験。ヒット曲の数々や、ダサい歌謡映画の数々はテレビ放映などで知見はあったが、ライブでの彼はコレが最初だった。このドキュメンタリー作品は大ヒットし、続編の「エルヴィス・オン・ツアー」も公開されたが、こちらはあまり印象が無い。オン・ステージのインパクトが強すぎたようだ。
本作「エルヴィス」は、そんなラスベガスでの成功を後半の軸に、そこへ至るエルヴィスとパーカー大佐と呼ばれるマネージャーの、アメリカンドリームの旅の物語。メンフィスの少年エルヴィスが、スターへ駆け上るストーリーは、黒人排斥運動や公民権運動との歴史的流れとシンクロさせて描かれる。エルヴィスの音楽のルーツが黒人のR&Bやゴスペルにあり、BBキングとの親交も含め、黒人へのシンパシーを持ち続けたとされている。
トム・ハンクスがオスカーを獲った「フォレスト・ガンプ 一期一会」のエピソードに、エルヴィスがガンプの動作から独特の腰フリを編み出すというシーンがある。一種、エルヴィスの生みの親というお笑いネタだが、本作の全権を持つマネージャーのパーカー大佐は、まさに本当にエルヴィスを創った人物だ。「エルヴィス」は、今年の賞レースでは外せない作品となるだろうが、トム・ハンクスの、幾重にも嘘を塗り固めた油断ならないパーカー大佐役の熱演も、高評価されると断言できる。トムとエルヴィスの、なんとも言えない因縁を感じる。
名作「ムーラン・ルージュ」をはじめ、監督作品すべてでゴージャスでカッコいい描写にキレがある、バズ・ラーマンの腕が冴える。さらに目眩くスピード感とリズム感が冴えるモンタージュ、そして編集の技も相乗効果で、煌びやかなアメリカンショービズの世界がスクリーンに溢れかえる。そのキラキラはエンドロールまでをも観客の目を楽しませる。
アメリカ史に残るレジェンドの生き様
誰しもが知るエルビス・プレスリー
ただ同時代に生きた訳ではないのでどういう人物だったのかまではわからなかったが、燦然と輝くレジェンドのダイナミズムに酔いしれました。
オースティン・バトラーがまさに今プレスリーの如くプレイするステージパフォーマンスの激情に震えました。
背景の歴史も人種隔離政策や保守派の弾圧、今で言うトキシックマスキュリティや、相次ぐ暗殺。
そんな中、苦悩しながら歌うエルビス・プレスリーが今なお語り継がれる魅力の1片が見えた気がしました。
トム・ハンクスの老獪なマネージャーも見応えバッチリだし、大好きなアメリカンクラシックカーがたくさんでて眼福。美術、衣装も素晴らしい。
ただ驚いたのは他の方がレビューで、エルビスは酒、タバコはほぼ飲まなかったという点、調べてみたら本当らしいので、そこをどう捉えるかでだいぶ評価はわかれる気がします。
しかし、オースティンバトラーの熱演は間違いないので個人的にはとてもおもしろかったです
音楽良かったよ
短命が運命なのか
最初のエンターテイナー!
私が産まれたのはビートルズが日本に来た年
エルヴィスは生きていた、ビートルズも健在
ジャクソン5はまだデビューもしていなかった
そう、幼い頃から劇的に変わっていく世界の音楽を目の当たりにしてきた
その最初がエルヴィス・プレスリーであったのかもしれない
彼が歌っていた姿は映像からわかるが何を思い幸せだったのかどうなのかはこの映画からでもわからない
最高の瞬間を何度も何度も味わって人の一生のあり得ないほどの感動を世界に与えてきたことでしょう
ジョン・レノンやマイケル・ジャクソンもそうだったようにエルヴィスも世界を変えるためだけに産まれて来たのだろうか
神の使いのような存在に思えてしまう
もう一度彼の歌を聴き直してみようと思うのです
ドキュメンタリーかな?
バズ・ラーマンなので、
勝手にミュージカル的な
作品を期待していたので、違っていた。
※華麗なるギャツビー、
ムーラン・ルージュ、
ロミオ+ジュリエット、とか好き
違ったけど面白かったと思う。
もう一度見るか?と言われたら、
別に見なくても良いけどね。
昔の映像を使ったりしてたけど、
最初から最後まで
オースティン・バトラーで見たかったかも。
エルヴィスってあんな人だったの…?
セレブっていうと、必ず薬に酒…
大佐の悪事は最後に暴露されるけど、
ずっと善人ヅラで、怪しさ満点…
なんかモヤモヤ
途中ちょっと同情しそうになっても、なんかなぁ…
別に事実なら良いんだけど、
どういう意図でやっているのか分からなかった。
良い人に見せたかったのか?
エルヴィスにはこう見えていたと言いたかったのかな?
昔って怖いね…
言う事を聞かなきゃ犯罪者扱いか。
刑務所がイヤならドイツって…
歌っただけでそんな事になるなんて、
凄くイヤな時代だなって思った。
差別も。馬鹿みたい。
ケネディ大統領とかシャロンテートの暗殺とか
やっていたから、そんな昔の話なんだね…
エルヴィスの歌っているシーンで、
女性が興奮するのが可笑しかった笑
本当にあんな感じだったのかな?
Can’t Help Falling In Loveとか
テレビや映画の色んな場面で見たし、
吹奏楽でアメグラIIIの
プレスリーメドレーをやったので、
凄く良い曲をたくさん残したアーティスト
という印象だったから、
笑劇的だった…笑
独特な動きがあるのは知っていたけど、
それがカッコいい的な事だと思っていたのにな。
エンドロールは、
エルヴィスって感じで最後までキラキラ˚✧⁎⁺˳✧༚
事前情報なしに見たので、色々と、衝撃でした。
あくまで伝記映画として観るものかな
歌をまるっと聴きたくはなるな
バズラーマンズ〝プレスリー“と言う感じのエンターテイメントだった。詰め込めるものは詰め込む、豪華な視覚情報を散々テンポよくミックスさせてゆく手腕は早送りさせないぞ、という勝負を挑んでるかとようだ。まあ昔からだけど。
ボヘミアンラプソディでは主人公のキャスティングと造作がまったく乗れなかったので本作のオースティンバトラーには大拍手。最初の衝撃を与えるライブシーンは本当にかっこよかった。ただ途中からやっぱり歌をまるっと聴きたい欲求には応えてくれないのでなんか溜まってくる。ここはボヘミアンラプソディとは逆。で、クライマックスをどこに持ってくかといったらラスベガスの監獄。その助走であるクリスマスのテレビ番組。
やっと最後の最後にマジものが出てくるが、やっぱりそれは圧倒的に素晴らしい。
バズラーマンの映画の作りはとにかく積み重ねて走馬灯のようなものになれば、、でいくとどう締めるかが重要なのかと思うけど、やっぱりプレスリーの死はフレディマーキュリーの死と違って集約されてるものがヒーローと悪党マネージメントなので苦い終わり方になるな。。妻や愛する人が中心だと物語として昇華できるけど、中心が悪党マネージャーだもんな。
でもやっぱり往年のヒット曲をバッチリ映画の再現で観たかった、とは思う。クリスマスのやラスベガスのはそれなりに面白かったけど。あえてやらなかったのは冒頭やエンドロールの音楽の使い方でよくわかりましたが。
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