エルヴィスのレビュー・感想・評価
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そこまで響かなかった😅
ギリ、エルヴィスプレスリー世代ではないが、名前だけは知っていた。
よっぽどスゴイ人なんだろうと観に行ったのだが、イマイチ響かなかった😅
もともと音楽にあまり興味がないからかなぁ😅
エルヴィスと大佐
できれば、プレスリーのミュージシャンとしてのストーリーを期待してたんだけど、悪徳マネジャーとのブラックな腐れ縁の両面から描くドラマでした。子供の頃にゴスペルに触れて音楽の神様が乗り移ったようなエピソードは秀逸で、その後のコンサートでの白熱のライブシーンの連続は、当時の雰囲気を見事に再現していて素晴らしいです。彼のミュージシャンとしての誠実さや情熱が感じられる分、大佐の悪辣ぶりや周囲の人間のたかり振りが凄くて胸焼けしそうです。奥さんだけは最後まで理解者であることには救われるけど、結局はお定まりのショウビズ暗黒ものになっているのが残念。役者では、オースティン・バトラーが大熱演だけど、若い時のトラボルタみたいな風貌でプレスリーにはあまり似てない感じです。トム・ハンクスは珍しく悪役だけど、プレスリーへの愛憎が混じり合った複雑な役どころを上手く演じていました。
映像と音楽のセンスを観る映画
映像と音楽のカッコよさが抜群です。
画面分割やロゴ入り画面、ストップモーション、スローを駆使したフラッシュバック多用の「MTV場面」と所謂普通の「ドラマ場面」が交錯します。初めの2時間は感覚的にはMTV7に対してドラマ3の比率、更に普通の使い方とは逆に、ドラマがMTVの「つなぎ」です。要するにセンスのいいCM映像のようなシーンで出来上がっているような印象です。
裏返せばドラマ要素は希薄なので、そっち方面を期待する人には物足りないでしょう。
なにしろアメリカ人には名前を聞いただけで気絶するほどのスーパースターなので、背景や関係者の説明は省かれています。例えば大佐がサーカス出身のオランダ人とか、建物の外観見たら「ああ、グレースランド」なんてことは当然知っている前提です。
日本ではビートルズやストーンズほどの人気に及ばないので「この人だれ?」「それって何があったの?」とならないためにプレスリーと大佐の大まかな生涯くらいはWIKIで予習しておいた方が面白いです。
今までプレスリーって殆ど聴いたことなかったけど、映画館の大音響で観たら泣きそうになりました。帰りにCD買いたくなります。
最後に、やっぱハンクス選手ってすごいね。
全然知らなかった
2022年劇場鑑賞154本目。
物心ついた時にはブルース・リーもエルビス・プレスリーも亡くなっていて、その後リー・リンチェイを入り口に(ジャッキー・チェンはジャッキー・チェンの入り口にしかならなかったので)ブルース・リーやドニー・イェン、ジミー・ウォングにハマっていったのでブルースの事を知る機会は山ほどあったのですが、プレスリーはリーゼントにもみあげ、白い服に紐いっぱいつけてツイスト踊ってるという知識しかありませんでした。
ブルース・リーやジェームス・ディーンみたいに数年しか活躍せず急死したのかと思っていたのですが、そうでもなかったですね。
それよりこの映画、プレスリーの映画といえばそうかもしれませんが、ウィキペディアにすら悪徳プロデューサーと書かれてしまっているトム・パーカー大佐を約3時間かけて弾劾するための映画としか思えませんでした。
また、プレスリーの音楽に対するルーツみたいなものは描かれていたのですが、曲作りの苦しさみたいなものはあまり描かれておらず、どんな曲でも作れるけれど、何を発表するかが問題、みたいな感じになっていて、ほんとにそんな簡単に作れるものなのか、それならその天才エピソードを描いてほしかったな、と思いました。
料理の仕方を間違えたトホホ作
せっかく俳優達が渾身の演技をしてるのに、
監督は映像と編集(カット割)にこだわり過ぎて、
目まぐるしく疾走する展開に見る側の気持ちが失走してしまった。
凝った映像の弊害で人物への共感が全くないままどんどん話しが進み、主人公が何に喜怒哀楽してるのかさっぱり分からず、気づいたらウトウト。
正直途中から退屈でした。
名曲も矢継ぎ早に挿入されるため印象悪く、
何だかエルビスの曲を現代風のPVにした感じでリスペクトもカタルシスも無い。
まぁエンドロールの曲聞いてたら、リスペクトとセンス無いのまるわかりだけど。
ボラプやロケットマン側の映画じゃなくて、
監督の自己陶酔型の映画ですね。
時代に翻弄されたスーパースター
本作はエルヴィス・プレスリーの生涯を描いた映画だったが
1950年代のアメリカは
黒人差別や教育に悪い音楽を排除したいという
時代背景があり、その理由により
エルヴィスの音楽活動がやり玉に挙げられることがあり
マネージャーのトム・パーカー大佐との
関係が最後まで変わらずに
エルヴィスが食いつぶされた感じがして
事実だしスーパースターにありがちなのかもしれないが
後味が少し悪い感じがした
150分ほどと映画としては
少し長めだと思うが、あまり長さを感じなかった作品だし
ライブシーンもよかったと思うが
後半になってくることに
破滅に向かっていくスーパースターという感じがしていくように感じてしまい
ライブシーンの良さが相殺されたように思う
自分は、エルヴィス・プレスリーについて詳しくなく
世代でもないので、ファンは違う感想を抱くかもしれません
本人独り勝ち
トムハンクスに引っ張られすぎ
取り巻きの人々がよくわからない
クリスマス特番のトコロは好き
物語は進むんだけど ダイナミックな感じがしない
曲はカッコいいし 最後の本人映像はホントカッコいい
映画出演の辺り 端折りすぎ
バズラーマンも 題材のエルヴィスも好物なのに 思ったよりノレなかったなぁ
エルヴィスが歩んだ道
1977年8月某日。湯川れい子氏は、日本に滞在中のレノン夫妻にメンフィスのエルヴィスが亡くなった日の地元新聞を土産として届けた。ジョンは「スーパースターというのは、才能を持ったアーティストが才能を持ったマネージャーと出逢うことで生まれる。スーパーマネージャーとそこで食うか食われるか、殺すか殺されるかのせめぎ合いをしなければ生まれないんだよ。」「エルヴィスの場合はかわいそうにエルヴィスが先に死んでマネージャーのトム・パーカーが生き残った。僕たちの場合は、ブライアン・エプスタインが先に死んでくれた。だから僕がまだ生き残っているんだ」と語ったという。まさにこの映画の主題のひとつである。エプスタインはパーカーを師と仰ぎ、彼に様々なアドバイスを求めた。
バス・ラーマンは単なるミュージシャンの伝記ものにしたくなかったんだろう。エルヴィスは本人の意図とは関係なく、欧米における文化や価値観の変遷の大きな担い手となった。
そういうエルヴィスをパーカー大佐を語り部として描いたことは、少々説明的ではあるが、彼の戦略は成功している。
豪華な映像とカット割、今風にアレンジされた音楽。賛否分けれるところではあるが。エルヴィスの服やプリシラの服の再現度が高い。
エルヴィスは人種の壁をらくらくと超えていった。都合の悪い人達は、彼をバッシングした。キング牧師の演説を全て覚えていたという。事実はプリシラではない映画の共演女優と一緒にキング牧師の葬儀のTVを見て泣いた。アカペラで彼女の前でアメージング・グレイスを歌った。混乱しているエルヴィスを見て、パーカーは何もコメントを出すなと念を押した。TVスペシャルのリハーサル中にケネディが暗殺された。エルヴィスは、ギターを弾き、これから僕のすることを見てほしい。今こそ皆がひとつにならなければならない時だからと言った。
70年代の大掛かりなステージはその後のショービズ界に少なからず影響を与えていると思われる。もともと動きやすさから提案されたジャンプスーツは、アリーナ公演で映えるように鋲やラインストーンが散りばめられ、照明に映えた。
そんなエルヴィスを演じたオースティン・バトラーはジョン・トラボルタを彷彿とさせはするが、頑張っている。どちらかというとエルヴィス本人より男性的なルックスのため、前半は何か違うなと思う部分もあったが、後半の大人になり男っぽくなったエルヴィスには、思いの外似ている。
パーカーには似てないが、トム・ハンクスはいやらしい位うまかったが、ちとしつこい。
またリトル・リチャードはゲイで有名だが、アルトン・メイソンは、その雰囲気も醸して最高だった。少年の時に見たアーサー・クルーダップ。蛇足ではあるが1976年頃にヨーロッパのファンクラブの会長がエルヴィスと会った際にあなたの目指したものは何だったんですかという質問に対するエルヴィスの答えは、「子供のときに見たアーサー・クルーダップが本当に格好良くて、いつかあんなになりたいと思ったんだ。それが僕の目標だったんだ」と答えた。エルヴィスは自分が成し得た事を本当の意味で理解していなかったのではないかと言われている。
映画の質とは関係なくエルヴィスを見たい人にとっては、不満が残る。ステージをフルで見たいのに、パーカーのセリフが被る。パーカーの出番をもう少し減らしてもストーリーの本質は保てると思う。
一番盛り上がるという点では、ボヘミアン・ラプソディー宜しくハワイの衛星中継の舞台で終わればいいんだけど、それは許されない。
最後まで描くことでこそエルヴィスとパーカーの構図になるのだから。
1977年のエルヴィスの映像は残酷だが、そこには終始一貫して変わらない純粋無垢なエルヴィスがいる。あまりハイスピードでスターの座を駆け上がったエルヴィスは普通の若者が通る大人への階段を登れなかった。いくつになっても少年のようだったと言われている。それでも彼の笑顔は素敵だ。本人の名誉の為、このコンサートはピアノを弾いているから座っているのであって、他の曲は立って歌ってる。
そしてこの素晴しい歌声にエルヴィスの短くも長く辛い人生に涙する。
多分ファンが一番スツキリしないのはプリシラの描き方だと思う。生きているので忖度はしかないのだけど。
エルヴィスの崩壊の要因は母グラディスの死から始まったと言われている。そして古く悪質なマネージメント、最後はプリシラ・ショック。1972年2月のラスベガス公演にやって来たプリシラは空手教師のマイク・ストーンと一緒に暮らすためリサ・マリーを連れて家を出ると告げ、ボロ雑巾のようにエルヴィスを捨てた。このことにより破滅的な生き方に拍車がかかった。プリシラをグレイスランドに置き去りにして浮気していた本人も悪いが。新しい恋人が出来てもプリシラへの未練は断ち切れなかった。何故なのかは、わからないけど。
ボン・ジョヴィは武道館でハートブレイク・ホテルを、スプリングスティーンは代々木で日本のファンのためにと好きにならずにはいられないを、クィーンとモトリークルーは監獄ロックを日本演奏した。ライブを見るチャンスがなかつたレッド・ツェッペリンも胸いっぱいの愛をの間奏で、
メス・オブ・ブルースやパーティーなどエルヴィスの曲をちょいちょい入れてる。全てはエルヴィスにつながる。
エルヴィスは誰も歩いてことのない道を唯一人進んでいった。後の人たちは、その道を通り新たな道が続いている。
是非エルヴィスの通った道を見てくだい。
音楽映画はハズレ無し
中々見応えがあった。前半は音楽とともに成り上がっていく物語で飽きない感じではあったが、後半はやはり物語として落ちて行くので、話としては面白くもなく、何故大佐にあんなに心酔しているのかもう少しわからせても良かったのではと思う。
前半のカットが早すぎて疲れる。
エルヴィスを見て感じたこと
1 エルビスプレスリーの生涯と周囲の人々の関係を描いた伝記。
2 全編を通すと、プレスリーのおよそ20数年に渡るエンターテイナーとしての浮き沈みが整理されていたと思います。その中で、黒人音楽との出会いから徴兵までの前半が良かった。お馴染みの「ザッツオールライト」や「ハウンドドッグ」の元歌も聴けたのも良かった。彼が歌うときの独特の動きや服装はメンフィスで慣れ親しんだ黒人のシンガ-から学んだもの。南部で生まれそだった彼からすると自然なものであった。ローカルスターから全国的に紹介されると、若者には衝撃を与え、時代の寵児となったが、大多数の大人たちからは社会道徳や倫理観、人種隔離の根本規範を乱すものとして規制を受けた。 こうした中、徴兵に行くきっかけとなった慈善コンサートでのパフォーマンス。ファンの声が彼の心に規制に反発する炎を燃え上がらせ、彼はリミッターを振りきった。「トラブル」は今聴いてもゾクゾクしてきます。
3 後半では、失意の映画乱作時代を経て、歌手の再出発とステージ中心の活動が描かれた。その中では、大掛かりなステージに合うように「ザッツオールライト」をアレンジしていく様やステージの再現が垣間見えたこと、また、再出発後は、プロテストソングなども取り入れ、幅が出てきたことが描かれていたのは良かった。
4 終わり方については、ドキュメンタリーみたいになつてしまったのは残念。弱った状態でのステージ場面や死を悼むシーンはやっぱり寂しい。
なお、マネージャーの扱いは、ひとり語りのシーンは不要だし、簡素化しても良かったと思う。
5 プレスリー役の男優は、地の顔は映画グリースにでていた頃のジョン・トラボルタに似ているように思えた。それでも恥ずかしそうに笑ったときの口元の表情や俯き加減で不機嫌そうな顔付きはプレスリーのそれであった。そして歌唱は見事であった。
哀しい男の物語
史上最も売れたソロシンガーのエルヴィス・プレスリーは、こんなにも他者に翻弄され、足を引っ張られ続けた人生だったのだろうか⁉️
母を亡くした後の彼は、自分で善悪の判断がつかず、不利益であっても、愚かな家族や取り巻きのために、ズルズルと落ちていき泥沼から抜け出ることができない。
人の借金のために働いた悲しきシンガー
何というか頭も心も弱すぎるぞ!エルヴィス!!
作品自体は
主役の歌唱力が素晴らしい
撮影も上に下にと立体感があって素晴らしい
衣装も華やかさに艶があって素晴らしく
トム・ハンクスの特殊メイクも素晴らしい
アカデミー賞で幾つかの賞を取るでしょうね
観覧後、速攻でエルビスプレスリーの曲を検索すること間違いなし!
エルビスプレスリー。もみあげのちょっとお腹の出た濃いぃ顔の甘い歌声のおじさん。
こんな偉大な人だったんだ!!
特別な歌声。新しい音楽を作り、世の中に抵抗し。どんな時も歌だけは最上級。
どの歌も素敵だった。俳優さんが歌ってるとのこと、帰宅後、速攻、本物の歌声を聞きました。
甘い声って印象は変わらなかったけれど、歌に愛が詰まってるから甘い声なんだなと、
思いなおしました。
実は私、トムハンクスの映画で面白いと思ったためしがない。
フォレストガンプもグリーンマイルも「え?・・・これだけ?・・・で?・・・」って思ったクチ。
そのトムハンクスが特殊メイクでトムハンクスじゃなかった!
そしたら、この映画は面白かった。
Versus
エルヴィス・プレスリーという名前自体は知っていましたが、その人物の歌と半生はよく知らなかったので7月公開作の中でも本命◎グリグリで鑑賞。
音楽に対しての苦悩、売れる売れない、闇と光、とかを描くと思いきや、マネージャーとの確執により苦しみ続けるエルヴィスの姿が全体的に描かれていました。いやーそっちじゃないんだよなーと。観たかったのはステージの彼だったのに…。
バズ・ラーマン監督がもっと長いバージョンを作りたいと仰られていたのも頷ける程ステージのシーンやレコーディングのシーンが少なくて中盤はウトウト…。マネージャーの剛腕でとにかく操られているエルヴィスの姿を全面的に押されたら音楽映画での心震える体験が尻すぼみしてしまっているように思えました。
もちろん、オースティン・バトラーの動きで魅せるアクションや歌唱は本当に素晴らしく、ここを…ここを!ピックアップして欲しかったなと思うくらいの迫力がありました。これは大スクリーンでこそ映えるものだったのでこの長所を伸ばして欲しかった…。エルヴィスが生きた時代の背景の華やかさはとてもよかったと思います。
歌唱良し、演技良し、ストーリー構成△…。なんだか惜しい映画でした。求めていたものとの相違の結果なので刺さる人には刺さる、そんな作品だろうなと思いました。自分には掠った程度でした( ¯−︎¯ )
鑑賞日 7/3
鑑賞時間 10:40〜13:30
座席 G-13
エルヴィス・プレスリーの人生、壮絶過ぎる❗
エルヴィス・プレスリーの人生、壮絶過ぎる❗
フレディ・マーキュリーの映画も、エルトン・ジョンの作品も、彼等の悲しみや辛さ、人生の負の部分が描かれてたけど…、う〜む本作品は特に凄くて…エグかったなぁ😨
でもライブシーンは良かったです🎶
オースティン バトラー 初めて知りました。 凄い人!
エルビス プレスリー この名前を知らない人は ほぼ居ないと思いますが、晩年の 肥満体になった話だけ覚えてます。
大好きな ドーナツの食べすぎで ステージで履いていたズボンが破れたとか何とか。
そんな嘘っぱちな話だけ 信じていた私はバカでした。
こんな天才の歌を よく聴いておくべきでした。
今 聴くと 心に染みてきます。
失速するジェットコースター
様々な技法が組み合わされた、監督の高い技量を感じた映画でした。
常時流れる音楽、過去の映像、サスペンス風の構成、ドローンを使った?アクロバットな画角、ジェットコースターの様にノンストップで進んだのはザ映画を感じさせられ大興奮でした。
一方で後半はシリアスな展開となりましたが、かなり間延び感がありました。
大佐視点が逆に首を絞めているかな、という印象です。ボヘミアンラプソティーに似せたくなかったのかもしれませんが、ストレートにライブに取り憑かれたエルヴィスを描いた方が深くなった気がします。
エンディング、エミネム他のエルヴィスサンプリングだったと思いますが、ここもストレートにエルヴィスのベストメドレーか、過去のリアル映像が観たかったですね。
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