「普通の音楽映画ではないです。」エルヴィス makotoさんの映画レビュー(感想・評価)
普通の音楽映画ではないです。
心が揺り動かされた。
単なる音楽映画ではないです。
すごい内容の深い映画です。
「エルビィス」の歴史と「アメリカ」の歴史が交差するように描かれています。
アメリカの黒人差別排除運動、キング牧師暗殺、ケネディ大統領暗殺、
激震の歴史に、リズム&ブルースとカントリの音楽を融合した「エルビィス」は巻き込まれていく。
「アメリカ」の音楽と一緒に、「アメリカ」の黒人差別の歴史が描かれた作品です。
また、一番驚いたのは、「エルビィス」が主人公ではなく、トムハンクス演じる「マネージャー」だということです。この「マネージャー」が悪者で、「エルビィス」から、金を搾取します。
音楽で光り輝く「エルビィス」,金によく深い「マネージャー」の闇。
この光と闇が絶妙に表現されている。
また、光輝くエルビィスと対象的にある差別の闇。
光と闇の対決が描かれています。
最後に勝つのはどちらか。
こういう観点で見ると面白い作品です。
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