劇場公開日 2022年7月1日

「普通の音楽映画ではないです。」エルヴィス makotoさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0普通の音楽映画ではないです。

2022年8月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

心が揺り動かされた。

単なる音楽映画ではないです。

すごい内容の深い映画です。

「エルビィス」の歴史と「アメリカ」の歴史が交差するように描かれています。

アメリカの黒人差別排除運動、キング牧師暗殺、ケネディ大統領暗殺、

激震の歴史に、リズム&ブルースとカントリの音楽を融合した「エルビィス」は巻き込まれていく。

「アメリカ」の音楽と一緒に、「アメリカ」の黒人差別の歴史が描かれた作品です。

また、一番驚いたのは、「エルビィス」が主人公ではなく、トムハンクス演じる「マネージャー」だということです。この「マネージャー」が悪者で、「エルビィス」から、金を搾取します。

音楽で光り輝く「エルビィス」,金によく深い「マネージャー」の闇。

この光と闇が絶妙に表現されている。

また、光輝くエルビィスと対象的にある差別の闇。

光と闇の対決が描かれています。

最後に勝つのはどちらか。

こういう観点で見ると面白い作品です。

makoto