「That's All Right!」エルヴィス たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
That's All Right!
すごく良かった。エルビス・プレスリーというよりブルースの魅力をこれでもかと発掘して再認識させてくれる大画面の音楽エンターテイメントである。鑑賞中終始足がリズムを取っておさまらない。私がその昔リアルタイムの衛星中継で観たラスベガス公演のエルビスはぶくぶく太った醜い中年演歌歌手的ロッカーでしかし画面ではそんな彼に熱狂する観客の姿が謎であったのだがこの伝記映画を観て全てが腑に落ち解決した。メンフィスなのだブルースなのだそれで「That's All Right」に完全にやられた。オースティン・バトラーが素晴らしいのだが彼はやせっぽちで晩年はアーカイブリアル映像で押しまくった演出とピアノ弾き語りのラストソング「Unchained Melody 」をほぼノーカットで見せたことに感謝。守銭奴マネージャー役のトムハンクスが素晴らしいことは言うまでもない。
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