「オースティンバトラーの神がかり演技に舌を巻いた」エルヴィス シネマラブさんの映画レビュー(感想・評価)
オースティンバトラーの神がかり演技に舌を巻いた
エルヴィスは好きなのですが、オースティンバトラーをあまり知らず、彼に演じられれかな、なんて思っていてあまり興味がなかったのですが、友達に勧められ観て、ビッグスクリーンで見て正解でした。 神がかったような演技、エルヴィスが乗り移っていましたね。 ボヘミアンと異なり、一部オースティンバトラーが実際に歌っているとのこと。 あるインタビューでは、年代により声色が代わるエルヴィスを見事演じ分けているとのこと。3年もかけて役作りしたらしいですが、さすが。見た目はこそまでエルヴィスに似てないですが、最後はエルヴィスにしか見えませんでした。 エルヴィスと同じく、オースティンも幼くして母を亡くしているようですね。共感が役に人間らしさや厚みをもたらしたのでしょう。 トムハンクスの怪演もお見事。 華々しい人生の裏にはこんな悲しいドラマがあっただなんて、知らなかったです。 映画化してくれたパズラーマンありがとう。 ジョナサンリースマイヤーズが出ているエルヴィスより数段良かったです。 また黒人の運動やケネディなど、当時の情勢にからめたのもよかった。 ブラックミュージックからそこまで影響を受けていたのも知りませんでした。 こんなにも偉大な人の早すぎる死を想い、最後は涙せずにはいられませんでした。 また劇場で見たいです。 トップガンも好きでしたが、私はそれ以上に本作が気に入りました。 オースティンバトラーには是非アカデミー賞取ってほしいです。
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