「アメリカ人の悪乗りが炸裂 !!!」ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 garuさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカ人の悪乗りが炸裂 !!!
動物と戦争とジョークとロックが大好きなアメリカ人が作った、バカバカしくも痛快な悪ノリ映画ー と言ったらいいだろうか。
コロナ禍で世界中がテンションを落としているこの時期に、こういうハッチャケ映画を作ってしまうのだから参ってしまう。 というか、コロナ禍真っただ中だから、こういう映画で発散しようとしたのかもしれない。 陽気なアメリカ人の楽天脳天ボッカーンな性根には、もはや脱帽だ。
中身は、ブラックジョークのオンパレード。 登場するキャラクターの誰もが、思いっきり弾けた超暴力的暴走シーンをこれでもかと言わんばかりにぶちかましている。 個人的には、スタローンが低能なサメの声をやっていたのが、笑えたし気に入った。 ・・・半面呆れもしたが。
ひとつだけマイナス点を挙げると、グロはふんだんにあるがエロがないところ。 エロもテンコ盛りでR18だったら完璧だった。 逆に言うと、これを15歳以上の子供に見せる前提で作ったということであり、 やはりアメリカ人恐るべしというべきか。
残念ながら、根がクソ真面目な日本人には、逆立ちをしてもここまでメチャクチャな映画は作れないだろう。 もし、80年前に大本営の面々がこういうアメリカ映画を何本か観ていたら、喧嘩を売ろうなどとは思わなかったかもしれない。 いやはや。
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