「前作のモヤモヤ感をが吹き飛ばす面白さ」ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
前作のモヤモヤ感をが吹き飛ばす面白さ
いや〜それにしても面白かった。遊び心たっぷりの演出、笑ってしまうくらいのグロさ、アメリカ政府の身勝手さをおちょくるシニカルさ、どれをとっても前作のモヤモヤ感を吹き飛ばす素晴らしい出来。
前作では、ジョーカーの愛人感が強くて時代遅れ感もあったハーレイ・クインだが、今回はフィジカル的な強さもあるし、アクションシーンは文句なしにクール度MAX。あの男に対する決め台詞は最高にしびれた。古きよき悪党のモラルに拍手だよね。
そして今回、笑わせてくれるのがサメ怪人のナナウエとピースメーカー。ほおの肉を噛んでいるようなスタローンの喋りがピッタリで、活躍の仕方もグロいんだけど、なぜかキュート。
ピースメイカーは、白ブリーフもっこりで、まずひと笑い。スーパーヒーローを茶化したようなマスクをかぶってブラッドスポットと張り合うだけど、筋肉サイボーグがパーマンの仮面をかぶっているようで、ニヤニヤしてしまう。
アマンダさんは、今回も冷酷非道で、自分の立場しか考えないクズぶりを発揮してくれますよ。そのせいもあって、最高のカタルシスをゲット。
ジェームズ・ガン監督、やはりあなたは凄い。
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