「グロいコメディ・アクション(笑)」ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
グロいコメディ・アクション(笑)
マーゴット・ロビー以外は、メンバーも様変わりしての本シリーズ第2弾!コロナ禍で、洋画の公開が延期されてきた中で、ようやくここにきて、大作が随時公開され、映画ファンとしては毎週楽しみな公開が続く。これもその一つ。
この作品に関しては、ストーリーとかテーマとかといったものはあまり期待してもダメ。とにかく、スクリーンいっぱいに、ハチャメチャに暴れまわり、敵をやっつけ、それに今回は、最初から最後まで人をぶった切る、グロさも加わったバイオレンス・アクションがメインである。
敵のラスボスの怪獣を、英語版でも「カイジュウ」と発音していたのが面白かったが、何となく、間が抜けた笑いを誘うような怪獣で、昔懐かしいウルトラマン思い浮かべた。最後も、「アレアレ、そうなるか…」というようなやられ方だった。
しかし、その中にスクワットチーム同士のお茶目な会話やクスッと笑わせるユーモアのセンスは忘れてはいない。内容的には、チームでの内部抗争や国家の裏切りなど、かなりシリアスなシーンも含まれでいるのだが、そうした感じを全く抱かせない。とにかく、頭を空っぽにして鑑賞することをお勧めする。
今回のスクワッド・チームのキャラクターについては、残念ながらDCコミックを観たことはないので、ハーレイ・クイーン以外は知らなかった。その中でも、やはり目を引いたのは、頭は悪いが頑丈な、キング・シャーク。なんとスタローンが演じているというのも話題性があり、確かにあの声はスタローンだった。
また、ジョン・シナは、先日『ワイルド・スピード ジェット・ブレイク』でも観たばかり。『スパイダーマン』の適役から、元プロレスラーのマッチョ体格を活かして、今やアクション俳優としての座をしっかりと築いた。そして、マーゴット・ロビー演じる、相変わらずの愛くるしい悪女・ハーレイ・クイーンは、彼女以外は考えられないし、チームの中心であることは間違いない。