劇場公開日 2021年12月17日

  • 予告編を見る

「少し残念なカバー曲」マトリックス レザレクションズ kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5少し残念なカバー曲

2021年12月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

設定や世界観が分かりづらい映画ってある。「インセプション」とか「インターステラー」とか「テネット」とか。あ、全部クリストファー・ノーラン監督のやつだった! でも、面白いと思ってしまう(3作とも好きな映画)のは、画力があったり、話の展開に目が離せなくなったり、肝心の話の核がちゃんとしているからだと思う。
「マトリックス」3部作はもちろん昔に鑑賞済みだが復習(予習?)せずに臨んでしまった。うろ覚えの状態ではやはりなかなか難解だった。もちろん全くわからないわけじゃないけど、出てくる単語やキャラは全部覚えていないので少し置いていかれた気分。
それでも退屈せずに観られるかと思ったら、あまり興奮することはなかった。後半のアクションはさすがに迫力あったけど。主要キャラを演じる俳優が変わったことも残念ではあったが、エンドロールでかかった曲にショックを受けた。レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのカバーなんて初めて聴いた。聴いて改めて思うのは彼らの音楽は彼らだけのものなんだな。
そうか、この映画もこの曲のように少し残念なカバー曲なんだ。そう考えたら退屈した時間も許せる気がした。カバー曲なら仕方ない。

kenshuchu