劇場公開日 2021年10月15日

DUNE デューン 砂の惑星 : 特集

2021年10月4日更新

「圧倒的な今年のNo.1作品」(映画.com編集長)
物語・映像・キャラクター、全て“完璧”の事件的傑作
IMAX®で“究極の映画体験” に没入せよ――

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世界中でおそろしいほどの絶賛を浴びている映画がある。10月15日に日本公開される超大作「DUNE デューン 砂の惑星」だ。

ある海外メディアは「SFだけではなく映画としての傑作」と称賛した。映画.com編集長は「圧倒的な今年のナンバーワン作品」とため息をもらした。物語、映像、キャラクター、すべてが“完璧”であり、完成度は事件とすら言えるほどだ。

本作はもしかすると、この先数百年、絶え間なく語り継がれるような“伝説の映画”になるかもしれない。私たちは歴史の誕生の瞬間に立ち会うのだ。

この特集では、本作をIMAXで鑑賞し“究極のシネマ・エクスペリエンス”に全身を浸した3人のレビューを掲載。とてつもない体験だったようなので、読者の皆さまもIMAXでご鑑賞することをおすすめする。


【作品概要】今まで体験したことのない“事件的傑作”
今までの映画体験を塗り替えてしまう――

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本題のレビューに入る前に、まずはサラッと本作の概要をおさらいしておこう。


●【ストーリー】全宇宙の未来は“未来が視える”青年に託された――

舞台は10191年。アトレイデス家の後継者である若きポール(ティモシー・シャラメ)は、砂漠に覆われたアラキス、通称“砂の惑星”デューンを治めることになった父レト・アトレイデス公爵(オスカー・アイザック)とともに、かの地に降り立った。

デューンの統治は皇帝からの勅命だったが、これは罠だった。権力争いと巨大な陰謀によって父を殺され、ポール自身も全宇宙から命を狙われる存在に。しかし“未来が視える”能力が覚醒して――宇宙の未来は、このたった一人の青年に託された。“選ばれし子”でありながらも、運命の女性(ゼンデイヤ)に出会い、成長していく――その姿から目が離せない。

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●【映像】映像への没入感が果てしなく“すごい” 空気中の粒子までとらえる“世界最高峰クラス”のIMAX認証デジタルカメラで撮影

興奮の映画体験が味わえるラージフォーマット“IMAX”の素晴らしさは、映画ファンならば言葉ではなく体で覚えているだろう。ドゥニ・ビルヌーヴ監督は、本作品をIMAXで上映することを念頭に、IMAX認証デジタルカメラを使用して撮影した。世界で最も高品質なカメラの1つである、このIMAXカメラで撮影されたシーンは、圧倒的な明瞭さと色彩で、IMAXのスクリーンでのみ、監督が意図した映像世界が視野いっぱいにぐっと広がる“唯一無二の映画体験”が実現される。まさに「Filmed For IMAX」な作品だ。あなたの想像をはるかに上回る最高のひとときを堪能できるだろう。

例えば、特殊なスーツや肌に当たる砂の粒子までを繊細にとらえたかと思えば、一転、アクションシーンではおびただしい数の兵士たちが入り乱れる戦いが迫力たっぷりに描出される。あまりに壮大すぎて実写化は困難とされた伝説のSF小説が、現代の最新鋭の技術で完璧に映像化。ひと足先に鑑賞した海外メディアのレビューでは「SFだけではなく映画としての傑作」「一世一代の映画」「1968年に『2001年宇宙の旅』を観た当時の人々も、おそらくこう感じたはずだ」など、あり得ないほどの激賞に次ぐ激賞だった。

これまでとはケタ違いの没入感を生む本作は、あなたが今、胸に秘めている「2021年のベスト映画トップ10」、あるいは「人生ベスト映画トップ10」ですら塗り替えてしまうほどの“事件的傑作”。万難を排してIMAXシアターで鑑賞すべし。

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●【キャラクター】ティモシー・シャラメ演じるポール“選ばれし子”と全宇宙を巻き込んだ宇宙戦争へ――

キャストの豪華さも銀河一である。主演は、“プリンス・オブ・ハリウッド”と称されるティモシー・シャラメ。全宇宙を巻き込んだ戦争の中心人物であり、“選ばれし子”とはいえ、ポールが自分に託された運命の大きさ、そしてヒーローとしてのアイデンティティに苦悩しながらも、覚醒していく姿を全身全霊で演じている。

さらに、シャラメを取り巻く面々も、いずれも主役級の超豪華キャスト。「スター・ウォーズ」新3部作の活躍が記憶に新しいオスカー・アイザックが父レト公爵、「ミッション:インポッシブル」「レミニセンス」のレベッカ・ファーガソンが母レディ・ジェシカに扮する。

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さらにさらにジェイソン・モモア、ジョシュ・ブローリン、ハビエル・バルデム、ゼンデイヤ、ステラン・スカルスガルド、デイブ・バウティスタ、シャーロット・ランプリングらも顔をそろえる。大きな使命を託されるポールを支えるキャラクターたちには、これ以上は望めない陣容が整った。


【予告編】今までに体験したことのない、未来型シネマ・エクスペリエンスがここに誕生する――

【IMAX鑑賞レポート3連発】 “映画を観るプロ”は
本作をどう観た?「歴史的な傑作」「人生最高の瞬間」

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さて、本題だ。“映画を観るプロ”とも言える3人に、本作をIMAXで鑑賞してもらった。その驚愕に満ちた体験の感想を、熱量そのままに以下に記述していく。


“ティモシー・シャラメの大ファン”はこう観た!

まず、Twitterフォロワー約14万人の映画アクティビスト・DIZ(@DIZfilms)氏。ティモシー・シャラメの大ファンであり、独自の感性で映画情報を発信するDIZ氏は、本作をどう観たのか。


●リアルタイムで“伝説の始まり”に出会える…生きてて良かった(DIZ)

『DUNE/デューン 砂の惑星』は、2021年最も楽しみにしていた作品で、公開を今か今かと待ちわびていました。宇宙まで届きそうなほどの期待を胸に、先日IMAXシアターで鑑賞させていただきました。

“映画館で映画を観る”という体験は素晴らしい、という“想い”が“確信”に変わるほど、一生忘れられない至高の体験でした。皆さんにも絶対に映画館で観ていただきたい。

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その理由は『DUNE/デューン 砂の惑星』でしか味わえない、独特な世界観が視界のすべてを埋め尽くす圧倒的な映像美。歴史的SF映画たちの源と言われる、フランク・ハーバートの原作小説を、完璧に再現できる時代がついに到来したことを全身で感じられる、かつて観たことのない新次元体験の連続でした。

“唯一無二の映画体験”が可能な「Filmed For IMAX」認定作品。かつてないほど贅沢な体験ができる、と約束されているのも、映画館に足を運ぶ大きな動機の一つになるに違いありません。

そして、ティモシー・シャラメの留まるところを知らない美しさを全身で浴び続けられる、極上すぎる体験が出来るのはIMAXだけ。1000年後も語り継ぎたい、“ティモシー・シャラメ”という伝説の始まりを、至高のIMAXで体感して欲しいです。

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ティモシー・シャラメには、2018年の「君の名前で僕を呼んで」で心を射抜かれて以来ずっと虜になっていますが、『DUNE/デューン 砂の惑星』の主人公・ポールを演じる彼の姿は、ネクストレベルに突入していました。名だたる豪華キャスト陣の中でも唯一無二の輝きを放っています。すべてをより繊細にとらえるIMAXカメラが、長い睫毛から目に見えぬ体温、さらには言葉に表すことの出来ない、瞳の奥の強い意思を映し出しています。また、10190年という未知の時代の衣装をも完璧に着こなしているので、何度も息をするのを忘れてしまっていたほど、その美しさに没入してしまいました。

次なる映画史に残る、大傑作シリーズの鍵となる役を射止めた彼の“始まり”を、絶対に見逃さないで欲しいと強く思います。10年後、20年後に、この作品を映画館で体感したことを誇りに思える日が間違いなく訪れるでしょう。

映画体験には、まだまだ未知の領域が存在している、とこれからの映画の可能性を大きく広げてくれた『DUNE/デューン 砂の惑星』のIMAX体験。リアルタイムで“伝説の始まり”に出会えるこの時代に、生きてて良かったと心から思います。

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“映画情報アカウントのパイオニア”はこう観た!

次に、Twitterフォロワー約18万人のオスカーノユクエ(@oscarnoyukue)氏。映画業界ではその名を知らぬ“アカデミー賞予想の大御所”であり、映画情報アカウントのパイオニアでもある同氏は、本作をどう観たのか。


●アカデミー賞の歴史において、20年前のあの名作と並び称される存在になる?(オスカーノユクエ)

高すぎる前評判や3時間という長尺、豪華すぎるキャスト(ちゃんと1人1人に見せ場を与えられるのか?)など、割と不安要素が多いなかでの鑑賞だったのですが、開始数分でそれらはすべて吹き飛びました。IMAXの性能をフル活用したスペクタクル映像が、有無を言わさぬ説得力で観客を圧倒します。これぞ映像体験。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が映画館での鑑賞を強く推奨する理由に心から納得しました。

どのシーンがどう素晴らしいのかを拙い言葉で綴るより、30年近くアカデミー賞をウォッチしてきた人間として、今年最大の話題作が映画史においてどのくらい重要な作品なのかを、“アカデミー賞受賞の可能性”という見地からお伝えしたいと思います。

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結論はシンプルです。「DUNE/デューン 砂の惑星」はおそらく、本年度アカデミー賞最多ノミネートの栄誉を勝ち取ることになります。かつては「タイタニック」「ラ・ラ・ランド」「ジョーカー」らがあずかってきた栄誉に、今年もっとも近い位置にいると言って間違いないでしょう。

昨年、録音賞と音響編集賞がひとつの部門としてまとめられたことで、アカデミー賞は現在、全23部門から成り立っています。最多ノミネートを勝ち取るには、このうちおよそ10部門以上でノミネートされることが水準となってくるのですが、「DUNE/デューン 砂の惑星」はそれを上回ってくる可能性が高いと言えます。

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まず、いわゆる技術部門においては無双状態になること間違いありません。撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞、作曲賞、音響賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、視覚効果賞の8部門については、早くも“当確”という下馬評です。美しくも機能的でリアルなデザイン、圧倒的なスケールの世界観、ドラマとスリルを最高潮に盛り上げるサウンド、どれをとっても超一級品ですから、こんな早期の極端な下馬評にも納得です。

作品賞、監督賞にも大きな期待がかかります。アカデミー賞ではSF作品がよく冷遇されるのが不安材料ですが、いまハリウッドで最も信頼の高いドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品とあれば、アカデミー会員たちの厚い支持が得られるでしょう。また、映画館鑑賞の素晴らしさを思い出させてくれる本作の存在意義は、コロナ禍のいま、多くの映画業界人を勇気づけるに違いありません。もともと作品のクオリティは文句なしですから、これらの要素が後押しして、SF作品であるというハンディキャップを克服すると予想します。

というわけで、最終的には、作品、監督、脚色、撮影、編集、美術、衣装、音響、作曲、メイク、視覚効果の計11部門でのノミネートが期待されるのですが、ここで、ある作品との類似性に気づきます。第74回(2001年)のアカデミー賞で最多ノミネートを獲得した「ロード・オブ・ザ・リング」です。この作品もシリーズ第1作目であり、ファンタジー作品であり、アカデミー賞では苦戦が予想されるなかで大きな成果をあげました。1作目こそ作品賞の受賞は叶いませんでしたが、2年後の第76回で「王の帰還」が作品賞をふくむ11部門を総なめすることになります。「DUNE/デューン 砂の惑星」も、映像体験の新たな可能性を開拓した作品として、「ロード・オブ・ザ・リング」と並び称される作品になってもおかしくありません。

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“超期待していた”映画.com編集長はこう観た!

最後に、映画.com編集長の駒井尚文。「2021年で最も期待している作品」と常々語り、期待のハードルを上げに上げて鑑賞したそうだが、果たして。


●鑑賞直後、早くも禁断症状が始まる IMAXで見ることを強くオススメします(映画.com編集長・駒井尚文)

本編が始まって10分ほどで、この映画の壮大なスケールに否応なしに気づかされます。それと同時に、「メッセージ」も「ブレードランナー 2049」も、「DUNE デューン 砂の惑星」のためのウォーミングアップに過ぎなかったのかという驚きが込み上げました。ドゥニ・ビルヌーブ監督は、映画を1本作るごとに、自身の限界をすべての領域で拡張していると感じます。

撮影、脚本、俳優の演技、ロケーション、プロダクションデザイン、音楽、音響、特殊効果、どれをとっても素晴らしく、その映像は徹頭徹尾、スタイリッシュに引き締まっています。

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IMAXカメラによる砂の惑星の砂漠の風景は、日が昇る前、日が沈んだ後の夜景が多く使われます。太陽が昇ると酷暑になるから、人々は夜の方がアクティブなのです。この、夜の砂漠の画は、美しいのですがとても儚く、大画面で見ないと何が映っているのか分かりません。おそらくストリーミングで見るPCやテレビの画面では相当厳しいでしょう。IMAXで見ることを強くオススメします。

そして、詳しい説明は省きますが「スター・ウォーズ」とも根本を共にする「デューン」ですから、その共通点をいくつも発見することが可能です。銀河を統べる帝国および帝国軍の存在、惑星ごとに自治が行われている統治体制、空に浮かぶ2つの月(SWでは太陽)、声を使った特殊能力などなど、「スター・ウォーズ」が「デューン」の設定を借用していることが随所に確認できます。

また、デビッド・リンチのバージョンと比べてみると、物語が遙かに分かりやすいという点も嬉しい。私の脳内にあるポール・アトレイデスの風貌は、カイル・マクラクランからティモシー・シャラメに上書きされつつあります。あとは、彼の瞳が青色になるのを待つのみ。

デビッド・リンチの敬虔な信者である立場で正直に言いますが、私は、このビルヌーブ版を、初めて映画館で見る「デューン」として経験できる現代の若者たちが心底羨ましい。私たちが若い頃映画館で見た「デューン」は、とても残念な評価しか得られなかったのです。

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ティモシー・シャラメの演技は、当初は少年のような雰囲気だったのが、場数を踏むにつれ、精神的にどんどん逞しくなっていく過程を見事に表現していて出色です。この作品に出演したことで、彼のファンはもの凄く増えるでしょう。後編では、どのレベルの高みまで達するか大注目です。

そう、この映画には後編があるんです。本作を見終わった瞬間に湧き上がる最大の感情は「後編はいつ見られるのか」という疑問に集約されます。早くも禁断症状が始まりそうです。

IMAX® is a registered trademark of IMAX Corporation.

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