DUNE デューン 砂の惑星のレビュー・感想・評価
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絵画的であり、詩的であるSF。
かつてホドロフスキーがデューンを計画していた頃は、皇帝の世界観がギーガー、メビウスが宇宙船のデザイン、ミックジャガーにダリ皇帝などと絢爛豪華なピースで10時間の大作だった。
リンチ版でややコンパクトになったものの、異界の星の雰囲気は語り継がれ、そしてその間の幾多の子孫(SF映画として)を経て、本家の登場となったのだが、描き尽くされた現代での最新版デューンの存在価値は、そのSFの世界観の持つ、絵画的、詩的な要素を描き切った監督の手腕による所が多い。
海岸で立ち去るポールを背景に、巨大なアトレイデス家の艦隊が海面より浮き上がる。
その絵画的なシーンは、美しさもさる事ながら、強大で勢力を伸ばしているアトレイデス家を描き切っており、同時にその無機質な描き方で、これから起こるであろう悲劇を予感させていてとても美しい。
今回の映画ではその情報量の多くが語られないため、観る側の解釈に委ねられるところも多く、人によっては断片的で理解不能と、この作品に対する拒絶反応が出ていると思う。
監督の前作のブレードランナー2049を観て、その作風に親和性があれば、今作はとても分かりやすく、感情も揺さぶられるものだと思う。
小説よりもくどい回数で描かれる予知夢の点と点が繋がる物語の終盤でこの作品は終わる。
彼女の言う通り、始まり、である。
雄大でまるでこの星の神の存在であるかの様に描かれている砂虫は、後にナウシカで描かれた王蟲のそれと同じだし、数多くのシーンが既視感に包まれているものの、今作は重厚なサントラを添えるハンスジマーの手腕もあり、今作はとても息が詰まるような重力の下で2時間越えの長丁場を走り切る。
昨今のDC、マーベルの主要役者達が一堂に揃い、レジェンダリー製作でありながら、中国の要素は控えめな今作が無事、美しい形で産まれて来た事に感謝しかない。
p.s. Tジョイ系で今作フューチャーの「スパイス味ポップコーン」を食べたのですが、想像を絶する普通さで悲しかったです。
壮大・繊細・共生
まずは、大自然、宇宙、権力を大迫力な音楽とともに堪能できるSFの良さが詰まってて心は満たされる。
登場人物も皆好きになれる愛着を持ち合わせていて、すっと物語に入り込める。
いや、ただいくらなんでも死にすぎ、、。
惑星を支配して宇宙を掌握するというスターウォーズみたいな雰囲気かと思ったけど、中身は大きく違う部分を感じた。砂漠の惑星デューンで暮らしいている先住民たち。砂漠という過酷な環境+砂虫の脅威に晒されながら生きていかなければならない中で身につけた共生。権力であるがままにするのではない。毎日を生きて、自分たちの暮らしをする。それを守るために強くなる。現代において重要なテーマである共生を描いているのが、ナウシカを思い出して少し好感。
そのほか、惑星によって服装、言語、文化、それぞれの世界観がある感じや、まだよく分かってない未来が見えるや、言葉で操れる特殊能力など、見てる側を楽しませてくれる仕掛けもたくさん。
まだ始まったばかり感むんむんのまま、次回作に期待せずにはいられない!
そしてなによりキャストが豪華すぎる。
個人的に好きだったダイカンまで死んでしまうとは、、、
次回のニューキャストも楽しみですね。
過酷な環境と境遇
この物語、星(点)をこの時点で付けるのには少し躊躇します。
面白かったのは確かなのですがオープニングにPart ONEと表記され、視界を遮り体に纏わりつく砂の様に主人公の周りを暗雲が立ち込める情景で終わる1作目。この後どの様な物語が語られるのだろう。その期待感はかなりのものです。
なので監督がこの作品をどう帰結させるかまで観て星を付けたい感じです。
単純なキャラクターは出て来ず登場人物それぞれの願望、思惑、欲望が入り乱れつつ話が進みます。
また関係性や用語については最小限の説明のみにすることで、それぞれのキャラクターのバックボーンを観客に想像させてるように思いました。
主人公はひ弱な存在でありながらも周りの想いを背負い、自問自答しながらもぼんやりとした未来図に縋り、大事なものを護ろうと不確かな未来に踏み出す姿が、誰しも不安を抱えるながらも希望を持ち続けることの大切さを与えうる物語になってるように思いました。
よく出来てた!
原作未読、アトロクのDUNE特集を聞いて、ホドロフスキーのDUNEを観直して、すごく観たくなって、IMAXへ!
ドゥニディルヌーブ(ヴィルヌーヴ?)のメッセージが大好きで、ブレードランナーは豪華で長くて悲しかったなと思って、DUNEはどうなるんだろう、というか、「DUNE 砂の惑星」公開って、視界には入ってたけど、あ、あのDUNEか、え、監督ドゥニヴィルヌーヴか、て公開されてから気付いて、なんか猿の惑星的なやつかと思ってたのかわたしは・・🐒
それで観に行って、音楽ズーンドーンってハンスジマーだー、ティモシーシャラメ美しいー、SFだーって、で、やっぱり長かったけど、間延びしてるように感じるところは無かった、あと何が起きてるか分かりやすくて、物語がすすっと頭に入ってくる、知ってたかのごとく入ってくる、でも後編どうなるんだろうか、砂の惑星が水を取り戻して終わるのかな?知りたく無いから観てから原作読もうっと。
話が予想通りに進んでいき過ぎるかなという感じもした。原作があるので仕方ないのか。メッセージは原作が短めなので、映画的に膨らませててすごく豊かになってたけど、DUNEは原作が長めだから(読んでないけど)原作をなぞっている感じになってるのかな?それとも、シャラメが未来を観てて導かれるように進んでいるからそうなのかな?!(それとも原作は読んでないけどホドロフスキーのDUNEとか観て大体内容が頭に入ってたのかな?そうかもな?)
砂虫が現れるとことか、迫力あった、ティモシーシャラメがナウシカのように見えたところが面白かった。(宮崎駿がDUNEに影響を受けてナウシカを作った)虫っぽい飛ぶメカも良かった。
これからもっと精神的な話になってきたりするのかな?後編が楽しみ!
後半からが面白い
原作も読んでいなくて予備知識ゼロで観たものですから、前半は惑星名や家名、人物名を把握するのに精一杯でございました苦笑。
加えて、ずーっとモノトーンとセピアの映像で、派手なアクションもなく淡々と進むため、少し退屈感はありました。
映像が暗いのがずっと続くと、明るい色彩が欲しい〜って思っちゃった。
それでも、唯一我慢して観ていられたのは、ティモシー・シャラメのおかげです。
とにかく流し目や仕草が美しく、どこか憂いのある表情といい、絵になるし、ずっと見ていたいって感じで惹きつけられるのです。
どこかで見た顔だなと思ってたら『インターステラー』の息子役で出てきた子だったんですね!
『インターステラー』もドハマリして3回は観ましたよ。
そんなことを思いながら前半はティモシー・シャラメを愛でながら退屈を紛らわせておりましたが、後半からが面白くなってきました!
ひ弱だったティモシー・シャラメが、殺された父の遺志を受け継ぎ、フレメンと手を組むまで…この成長プロセスがとっても良かったです。
現代版スターウォーズというところか。
『スターウォーズ』では諸事情でエピソード4からの公開で、生い立ちなどは後のエピソード1〜3で分かるという順番でした。
本作は時系列に沿って公開されていく分、前半は登場人物への感情移入はしやすくなるかも。
ポールの成長を見守りながら、フレメンの女性や仲間たちと帝国に逆襲するまでを一緒に応援したくなるような、そんな気分にさせられましたし♪
ポールがティモシー・シャラメでなかったら、ただの駄作になっていた可能性はあるかも。
ツッコミどころとしては一万年後の未来なのに、中世のような衣装で刀だけで闘うの?!という感じはしたかも。
個人的には予想を超えるハイテクなガジェットが出てくる方がワクワクするかな。
とはいえ、ティモシー・シャラメが好きなので笑。
続編も楽しみにしています!
なるほど
2部作なのね。
事前に調べて無かったので知らなかったw
それならば、納得の出来かな。
映像に関しては、最新技術で作ってるんだから綺麗なんだけど、それ以上に迫力というか質感というか、仰々しさがすごい。
圧倒される。
音楽も相まってより強調されてる。
これは映画館で見たいところ。
話はちょっとダレる感じ。
まぁ前のは逆に説明がなさすぎて、わかりづらいんだけどw
今回は二部制にしたため、ちゃんと説明もされ、話しもわかりやすくなってる。
その説明というか、話の展開が長いから、途中少しダレるんだよね。
ただこれは、前のデューン見て、展開知ってるからかも知れない。その弊害かw
さて、次回はどうなるんだろうね。
なんか割と後半までやった気もする。
リンチ版だとここからラストまで一気に駆け抜けて終わった気がする。多分。
原作読んでないから知らないけど、もう少し話が膨らんだりするのかな。
楽しみに待とう…
世界観や絵は素晴らしいけど………。
映画の内容と、謳い文句がかなり乖離してないですか??
「全宇宙から命を狙われるひとりの青年に未来は託された。」
まず、全宇宙から命狙われてないっすよね。せいぜい敵さんからうまく死んでくれたらいいなぁくらいで。
未来も全然託されてないですよね。
これか続編決まっててその一作目なら、これからそういう話になるのかな、とかまだ納得できるんですが、続編は公式に決まってないのにこれはちょっと………
ということで謳い文句を信じて行くと、寝てしまうかもしれません。
なお、謳い文句除けばそこそこ面白かったし、絵もとてもきれいでしたので良かったと思います。
素晴らしい映像作品。でも単体映画として何か足りない。
原作未読。同原作の他の映像作品は見ておらず。
長い原作の映像化であり、パート1であるという予備知識だけで鑑賞。
監督の過去の作品である「メッセージ」と同様に細かな人物描写、丁寧な演出、画に引き込まれる。
たくさんの登場人物にも関わらずそれぞれキャラ立ちしているのはさすが。
また、SF大作っぽくない重厚な映像に満足。
が、一つの映画としてはどうだろう。
連続作品のパート1と考えたとしても、上映時間が長い割には、状況の紹介で終わってしまっているし、終盤の終わらせ方も盛り上がりに欠ける。
原作ものとしての
宿命かもしれないけど、単体作品としてはイマイチかなあ。
続くんかい!
全編通して物語が難しい。虫も別に戦ったりする訳でもなく、期待ほどの盛り上がりはなかった。決闘のシーンも、至って普通。効果音の問題なんだろうか?なんとも迫力がない。何より、to be continueかい!というのが一番の感想。シリーズ化?
原作はフランク・ハーバートの同名SF小説(未読)。 かつてデイヴィ...
原作はフランク・ハーバートの同名SF小説(未読)。
かつてデイヴィッド・リンチ監督が映画化したことがあり、そちらは鑑賞しています。
西暦10190年、皇帝と諸侯たちによって収められている宇宙。
アトレイデス公爵家は、海と大地の惑星を治めていたが、ハルコンネン男爵家に代わって砂の惑星デューンを治めることとなった。
デューンには惑星間航行に欠かせないスパイスがあり、重要拠点ではあるものの、莫大な利益が得られることから、ひとつの家でその富を掌握するのは、皇帝にとっては望ましいことではなく、かつ、現地・砂漠の民フレメンとの争いは絶えないことから、統治については帝国の最重要拠点であった。
さて、アトレイデス家の世継ぎポール(ティモシー・シャラメ)も父とともにデューンに赴くことになるが、彼にとっては気がかりなことがあった。
それは、ポールとデューン砂漠の民フレメンについての未来のイメージをみることであった。
そのイメージの中で、彼は救世主的な立場をとることになるのだが、果たしてそれは・・・
といったところからはじまる物語で、物語的には中世の貴種物語と大して変わらない。
また、物語の舞台が砂漠であることから、アレキサンダー大王の東征物語の流れにあるともみれる。
なので、物語は、乱暴にいえば「どうでもいい」。
いや逆に「どうでもいい」ぐらいな立場がこの映画には相応しい。
わかりきった物語を「どのように」みせるか。
「みせるか」は「魅せるか」であり、映像の力と語り口、それを楽しめるかどうか、そういう映画だろう。
映像の力は畏るべしい。
2時間半を超える長尺でありながら、派手派手しいトーンは棄て、モノトーンに近い映像。
砂の惑星だから、そりゃそうだ、とも思うのだけれど、きらびやかなところがひとつもない。
さらに、前半は戦闘シーンもなく、ゆったりゆっくりと展開する語り口。
それでいて飽きない。
(いや、飽きちゃう観客もいるだろうが、それでもかまわない、みたいな潔さ)
予言能力のある老女を演じているのがシャーロット・ランプリングだと気づかなくても、ステラン・スカルスガルド演じるハルコンネン男爵の移動方法が浮遊していると気づかなくても、もっといえば、サンドワームの全身がどうなっているかがわからなくても、それでも興味深いのです。
ただひとつ個人的には、デューンのアトレイデス家が襲撃され、ポールと母(レベッカ・ファーガソン)が生き残り、ポールがその後の予知夢をみるところで終わってもよかったかも、と思ったぐらい。
以降の砂漠の物語は、次章の始まり、2時間×三部作でもよかったかもね。
ビルヌーブ風味がてんこ盛り
それに、”シャラメ”というメインディッシュがDUNE(でーん)と構えていれば、それはそれは満漢全席感たっぷりの作品だろう
いきなり"PART1"と銘打つのも、これが続くことの嬉しさと怖さが同居した何とも言えない感情が溢れ出る
さぁ、この呪われた偉大なる原作の映画化がキチンと終着するかどうか、心して追いかけていきたい
スタイリッシュでDUNE大好き監督が作った正統派si-fi
これは絶対IMAXで見る映画だとの予知夢を受けてUSシネマで鑑賞。予知夢は、正しかった。音響の壮大さ映像の美しさに文句なし、良かったです。
もしかしたら万人受けする作りでは無いかもですが、DUNE genuine というか、ゴリゴリのsi-fiファンとして強く世界観に引き込まれました。もともとの原作でも、過去の映画化でも、敵は醜く、皇帝諸侯も欧州中世のそれに類した描かれかたをされているので気にならない、ただキーマンは流石に多様な人種の方達を起用しているのが現代ハリウッド風。
メカニック(シールド発生装置やトンボ型オーニソプターのリアリティ!)やデザイン(ゴシックをベースとした宇宙船や建物最高!)、ずっとコレらを映してるだけの映像でも十分なくらいでした。
配役もポールのお母さんのジェシカさん、美しく謎と強さを持った役所、深くストーリーにも絡んでるあたりも、もしかして影のヒロイン?て思えるくらいスポットがあたってました。ポールは旧作映画のカイルさんと比べられてさぞプレッシャーがかかっただろうが、全然負けてない、今後更に化けそうな演技と存在感でした。監督、凄い主役を引き当てましたね。
ほとんど完璧でしたが、あえて違和感を覚えた所を挙げるとすると、
①ドクターユエ(yueって月のこと?)の設定
なんでもかんでも中国風取り入れたらミステリアスでエキゾチックでええんちゃう、というハリウッドの浅ーい演出の悪いところがででしまってます。おでこのマークは(帝国式条件付けのはずが)ただのオシャレマークぽくて余計。ポールまで普通語喋ってのも余計。
②アクションシーンが旧作映画と比べ…。
ジェイソン・モモアさんは個人技として文句なし。ジョシュ・ブローリンとティモシー・シャラメのムードが出ないと言いつつ格闘練習するところも頑張ったとしよう。それ以外の兵隊同士の戦いはなんだか通常の肉弾戦という感じで印象が薄い感じ。もっとこうDUNEという星の異質な戦い方を期待していたが(監督さん、格闘指導の方、欲張りでゴメンなさい)
それでも近年随一、映画館で観るべき映画なのは間違いないです。
続きが映画館で観たい宇宙叙事詩!!
昔は映像化不可能と言われていた「砂の惑星」が劇場公開されましたね。\(^o^)/
原作読んでいないけれど、30年以上前の高校時代に知人から薦められた覚えがあり、観にいきました。
いや〜!!楽しめた!!
『スターウォーズ』、『銀河英雄伝説』、『ギャラクティカ』とまた違った壮大な宇宙叙事詩でした。
タイトルで〈ONE〉とあり、ラストには〈To Be continue〉となり、早く次が観たくなる映像でした。
ポールとチャミの未来は!?
未来予知の変化は!?
原作読みたくなったけど。
映画館で大音量で身体が震える重低音を体感すると次回も映画館で観たい宇宙叙事詩でした。
シールドの意味って?(笑)
「デューン」と言う作品は、80年代に大コケしたSF映画(笑)と言う認識しかなく、原作も知らないですし、ファンと言う訳でもありませんので、そういう視点で・・。
「ブレードランナー2049」と雰囲気似てるなあ。が、最初の感想(笑)
監督一緒なので、作風が似るんでしょう。
しかし、壮大さを感じさせる演出や宇宙船等のデザインセンス、(トンボ型ヘリ最高!)作品全体の色合いは、好みで良かったです。(だからブレードランナー2049も嫌いではない。)
原作が長編小説らしいので、予備知識前提のストーリーは仕方ないし、少し分かりにくいですが、初見でも全く??と言うほど話についていけない事もありません。
後半、母親と二人で逃げ惑うところ辺りから話のテンポが冗長に感じられ、「俺達の戦いは、これからだ!」で終わる(笑)
次回作に期待なのですが、ハリウッド映画って最初から二部作、三部作構想で作るけど、ヒットしないとほったらかしが、よくあるからなあ。(苦笑)
シールドを展開して戦うシーンは、当たった際に像がブレる演出は見づらく、集団戦に至ってはごちゃごちゃ!完全ではない設定があれど、後半ジェイソン・モモアそんなの知らないとバッサバッサ斬りまくり!
オスカー・アイザック全裸で巻き込み自殺(笑)
敵側のボス、何故か胴体伸びて空を飛ぶ(一人だけ!)謎のコールタールに浸かり怪我の治療(原作に設定あるの?(笑))
白兵戦、全て剣での戦いで、銃の概念がないのかと思いきや、砂漠の民は銃持ってるし、でも夢の中では砂漠の民もやっぱり剣で戦う。宇宙船からのビーム攻撃のシーンあるから、レーザー銃くらいあるのでは?
唾吐く挨拶や、唾でコーヒーのシーンは、水の貴重さの演出なのでしょうが、全体的にその貴重さを感じる水不足感の演出が無いので、ただ、「キモッ!」としか。
と??な部分は、個人的にありますが、良質のSF映画ではありますので、好きな方は是非。IMaxでの鑑賞がお薦め。
よくわからん。。。
【君の名前で僕を呼んで】で、素晴らしく感動的な演技を見せてくれたティモシーシャラメが主演と言うことで鑑賞しました。
ですがこの映画はスターウォーズの劣化版かな?的な印象。金はかかってるなーって思うのだが、細かい設定や専門用語?がけっこう連発して置いてけぼりをくらう💦
かなり現地味がある設定なのだが、砂虫?の怪物とかは必要にのかなーなんて思った。
だったらもっと宇宙人とか出せばいいのになーなんて思ってしまった。
ラストシーンもなぜか地味な決闘シーン?でヌルっと終了して、え!?終わり!?みたいな感じ。どうやら続くみたいです。
眠い
リンチの『デューン』も相当眠かったけど、こちらも眠い。画面がやたらと薄暗くて会話ばっかで、その上なじみのない用語が飛び交ってうっかりしているとなんの話をしているのかわからなくなる。アクションはけっこういい。
クライマックスのタイマンは、大した理由もないのに命のやりとりをしていてバカなのかと思う。
主人公は跡継ぎの甘ちゃんっぽく見えてなめられがちで気の毒だ。お母さんの方が強い。
皇帝がなんで襲ってきたのかよく分からなかった。
part1とあったのでこれは、何作か続くのだろうか。2を見るころには絶対に忘れているから見返す必要があるのだけど、2時間半もあるのでつらい。ダイジェスト版を作ってほしい。
(追記)
part2公開に当たって、見返す。途中で2回寝て3回に分けて見る。眠気と戦わずトイレも気にならなくて、映画館で見た時よりもじっくり見れた。けっこう忘れていて新鮮な気持ちで見て改めて面白いし、スケールのでかい映像が素晴らしい。part2が楽しみだ。
名作たちの元ネタ
原作未読、リンチ版未鑑賞。
はじめてDUNEを知ったのは「ホドロフスキーのDUNE」から。
このとき、スターウォーズをはじめ数々の名作SFの元ネタ、原点にして至高ともいうべき偉大な作品、DUNEの存在を知った。
その壮大さゆえに映像化が難しい、とも言われてきたらしいので、今回の映画は否応にもハードルが上がってしまう。
見終わった印象としては、高級なコース料理を食べたかのような満足感。スターウォーズのようなユーモアの要素が一切ない、真面目で一部の隙もない丁寧な仕事って感じ…。
様々な独特な道具や機械が出てくるけど、特にトンボ型の飛行機は面白い。本当にこういう仕組みで飛ぶ飛行機とかありそう、と思わせる。
世界観がとても丁寧に織り上げられている感じで、素晴らしい。様々な作品の元ネタになっているんだろうな、という視点で観ると面白い。
特にナウシカはかなりDUNEに影響された作品だったんだな、ということに気づく。世界観だけでなく、テーマやストーリーにも類似した点が多くある。
最近の作品では三宅乱丈の「イムリ」も似ている。多くの優れたクリエイターが、DUNEの感動を再構築して自作品を作った、ということか。
スターウォーズとDUNEで違うところは、ユーモアがない、ということの他では、「厳しい自然」ということがある。
DUNEの世界では敵よりも自然の方が脅威となる世界であり、自然との付き合い方、というのが大きなテーマとなる。恐ろしい自然の象徴ともいえるのがサンドワームで、恐ろしいだけでなく畏怖される存在という意味ではナウシカの王蟲の元ネタなんだろう。
ストーリーは「死の運命」「待望された救世主」という、ギリシャ悲劇を思わせるもの。この先主人公には過酷な運命が待ち受けていて、ハッピーエンドは無いんだろうな…。
こういう真面目かつ暗いストーリーは昨今受けない傾向にあると思うが、ぜひヒットして次々に原作が映画化されていったらいいなと思う。
こんな気合いいれて作られた映画なので、あと一回くらいIMAXで観てみたい。
この世界の固有名詞、用語、道具とかは軽く調べてから観たほうが良かったかも。
メランジは「恒星間飛行に不可欠」みたいなこと言ってたから、燃料みたいなものだと勘違いしていたが、抗老化物質だったのか…。長期間の飛行に必要ということね。ほかにもこれがどうやってできるのかとか、超能力との関係とか、重要。
あと、銃火器が存在する世界なのに剣術での戦闘があることに合点がいかなかったが、これは「シールド」が、素早いものは防ぐが、遅いものは防がない、という設定だからなのだね。
綿密に作り上げられたSFというのは、こういう考察する要素があって、ちゃんとその解答が用意されているから面白い。
フォースと共にあれ
Twitterの映画アカウントの
TL上に上がってくる感想の賛否の内訳が
賛2否6眠2
で🤣
予告編であまりそそられなかったので
二の足を踏んでいましたが
時間が出来た勢いを借り鑑賞に至りました
📽🎞
頭の中は終始
May the force be with you
でしたよ
🤣
原作は古く、スターウォーズにも影響を与えていることは知っています
でも予備知識ないと
スターウォーズの真似じゃね?
的なこと言われちゃうんでしょうね
タスケンレイダー、サンドピープルみたいなのいるし
ジャワみたいなのいつ出てくるか期待しちゃいました
😌
かつて働いていたとこに置いてあったので毎週読んでた漫画ゴラクに
「修羅が行く」とかって任侠漫画があって
ストーリーがソックリ
🤣
上映時間が長いのは
やたらスローモーションカットが多いからでは?
🤣
あ、褒めてない。それは良くない。
結果、普通に楽しんで観てました。
リンチ監督版観てないのが幸いしたかな。
多分リンチ監督版観たらハマりそうな気がする
😌
まあ、、、なんでリメイクしたかったんでしょう?
砂の惑星で暮らす人々の日常を描いたオリジナルを撮った方が
建設的な気がしちゃうな
😌
( ・∇・)途中退場でした。
ダメでした。
帝国内のA家とB家の砂漠の埋蔵物の利権争いなんでしょう。
人間模様を楽しむ映画なのか定かでありませんが分かりづらかったです。
1時間半で退場でした。映像は凄かったですが、、、、。
飛行機でトンボ型のがありましたが『映像研には手を出すな』の浅草氏がデッサンしていたやつに似ていました。それと砂漠で必需品のデューンスーツは1986年モーニングに連載されていた『ベムハンターソード』に出てくるやつ。ゴカイのでっかい奴の怪物は色んな映画に出てくる奴と変わらず、西洋人はああゆう形の生き物に恐怖するんでしょうね。
設定にオリジナリティを感じられず。
postスターウォーズを狙っているのでしょうか?、、、、他の人のレビューを見ると続編があるとのことで、、、、。
あああ、昔見た砂の惑星デューンもダメだったような。
PS:デューンスーツは小説作者が先の様でした。
これは未曾有の映像体験だあ!
デューンと言えば、84年のデビッド・リンチの映画が思い浮かぶ。
原作の小説は既読だったので、すごく楽しみに見た覚えがある。
リンチのグロい趣味は発揮されてはいたが、スティングとカイル・マクラクラン(ポウル)の一騎打ちと、最後のショボイ特撮が何ともチープだったのが残念だった。
さて、今回のDUNEはと言うと・・・素晴らしいの一言。ほとんど息もつかせぬシーンの連続で2時間半の長尺時間はあっという間だった。これによりスターウォーズに始まるスペースオペラのVFXの系譜はついにここまで来たと感じたよ。どこからがCGでセットでロケでVFXなのか、もはや議論さえ必要が無いとも思った。そこにはDUNEがあった。
宇宙叙事詩である原作は、こりゃまた長尺なので、どの辺で切るのか、終わるのか、続くのか、リンチ作もあって大事な問題だった。結局、DUNEの目標はハルコンネンと皇帝への復讐に伴う、ポウルあるいはレト二世の皇帝就任、更にはアラキスの解放ということになろうかと思うけど、今回は、矢野徹大先生の早川版で言うところの第3巻半ばくらい。ここから、ポウルとジェシカは儀式によって大量のスパイスを摂取して覚醒し、ムアデイブ、教母となって、ジハードに向かっていくわけだけど、その後の砂漠の救世主に入るのかなあ?皇帝と戦わないで終わらないだろうな。
さて、映画の出来は、空想を現実にしてみせる手腕は、もう日本の映画には不可能なレベルだと思う。何より、俳優陣が素晴らしい。日本の映画もドラマもキャストの固定化が著しく、この前別の映画で見た俳優が、ある時は医者、ある時は刑事、ある時はお父さん、ある時は彼氏なんて感じで出ている。ハリウッドの俳優は自然でリアルな演技ができる人がいくらでもいる。スタートレックもそうだった。今回の映画で前に見た事があるのはレベッカ・ファーガソンとボーダーラインのジョシュ・ブローリンくらいかな。
本当に隙のない映画で、見応えがあった。パート2の期待は否が応でも高まる!
IMAXは絶対と言ってもいいからお忘れなく。
きっとアカデミー賞にも絡んでくる。映画館で見ておかないと損だよ。後悔するよ。初見をテレビで見ようと思っている人は、それだけはやめた方がいいと強く強く言いたい。
全93件中、41~60件目を表示