DUNE デューン 砂の惑星のレビュー・感想・評価
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SFにして古代の王家の物語
宇宙船が飛び交い、手持ちのシールドで身を守る科学文明がありながら、費用を費やして儀式を持って使節団を迎え受け、唄うように会談する、まるで古代の外交を交わし合う――。ああ、これぞDUNEなのだな、と感じました。如何に宇宙に進出しようと、自然界に翻弄され、生きるために生きるしかない古代社会。それもDUNEのような過酷な砂の惑星ならば尚のこと。
デヴィット・リンチ作の前作が大好きなのですが、より一層、スケールアップした映像が素晴らしかったです。私が理解出来るのが単純なスケールアップ。映像の中のサイズの大きさ、シーンの長さ、それら物理的な大きさがスケールアップこそ、宇宙国家の戦いであることの説得力。単純な私にはそれだけで卒倒しそうなくらいの衝撃でした。
そして美しさ。主演ティモシー・シャラメの美貌と、そして映像美もさることながら、亡国の王子が砂漠に生きる運命を受け入れ、砂漠の民に受け入れられていく、その物語の美しさにも酔いしれたくなる。最初はダンカンに体格を気にされるのも無理はないほど貧弱に見えたのに、最後には屈強な砂漠の戦士に原始時代の決闘のような戦いに力強く打ち勝つその姿――。もう、エンディングのスタッフロールまでも美しく輝いて見えた。ああ、次回作が待ちきれません。
壮大なSFを想像してたのに、物語の起伏が少なく地味
PART2の評判が良くて気になったので予習がてら鑑賞。退屈でつまらない映画だった。
壮大なSFを想像してたのに、物語の起伏が少なく地味。淡々と進行するので盛り上がりに欠ける。レトが襲撃されて拉致られる所がピークだった。
場面はほぼ砂漠なので動きが無くて段々見慣れて飽きてくる。砂を呑み込みながら登場するサンドワームの迫力はある。詳しく姿が描写されない分、得体の知れない恐怖を感じた。
登場人物はみんな大人しめで印象に残るキャラが少ないし、誰にも感情移入できなかった。ちょっと全員真面目すぎなのかな?
終わり方も完全に続編ありきりの俺たちの冒険はここからエンド。「え、そこで終わるんかい!」って感じでスッキリせず終わった感じがしない。
素材は良いのにどこか惜しい。高級フルコース料理の前菜だけ出されてメインディッシュが出てこなかった感じ。
PART2の評判が良いとはいえ、1の出来がこれじゃあまり期待できないかなぁ...。
重厚感溢れるSF物語に引き込まれてしまう作品
以前から気になっていてやっと鑑賞することが出来ました。
上映時間が、約2時間半とありましたが物語に没入してしまって長く感じませんでした。
内容としては、宇宙を帝国が統制している中でデューンと呼ばれる砂漠の惑星アキラスを、帝国の命でレト・アトレイデス侯爵が治めることになり、一族と共に移住するが実は皇帝がしかけた罠で、アトレイデス侯爵は亡くなり残された息子のポールは、未来のためデューンで立ち上がるまでを描いた作品。
単なるSF映画だと思っていたけど、物語もそうだけど登場してくる人物もそれぞれ重厚感があって、いつのまにか物語に吸い込まれてしまうほどの作品で、早くPART2を鑑賞したくなりました。
また映画の中で登場してくる、巨大なサンドワームにも圧倒されてしまって、このサンドワームが今後の物語にどう関わっていくのかも気になってしまった。
起承転結の起
part2の映像と音響が素晴らしいという話を聞いて、これは映画館で見なきゃということで急いで1を履修しました。SF自体あまり見ないタイプで且つ世界観も全く知らなかったので、まず理解するのが大変でした。キャラクター間の対立関係や作中独自の地名など視聴中は頭をフル回転させてなんとかついていけてたかな...?という感じです。またストーリーに関しても、国が滅ぼされてなんとか生き残って新しい仲間にも出会えて、さあこれから反撃だ!というところで終わったので次への期待感が残るエンディングでした。きっと物語の山場はここからだろうと思うので、消化不良のまま待つことなくすぐ次が見れたのは逆に幸運だったかもしれません。
抑圧者と救世主
砂の惑星アラキスは貴重な香料資源の唯一の供給源であるため、ハルコンネン家は砂漠の民フレメンを抑圧しながら香料の採掘を独占していた。
しかし皇帝の権限によりハルコンネン家はアラキスを去り、代わりにアトレイデス家がアラキスの管理権を引き受ける。
アトレイデス家のレト公爵はフレメンに対して圧政を強いるのではなく、協力関係を結ぼうとする。
アトレイデス家の後継者であるポールは、夢による未来予知が出来るという特殊能力を持っていた。
それは彼の母親であるレディの影響もあるのかもしれない。彼女は帝国の政治にも関与する秘密結社ベネ・ゲゼリットのメンバーでもあり、彼女にも言葉で人を意のままに操ることが出来るという特殊能力があった。
ベネ・ゲセリットはフレメン側にポールは救世主であると吹き込む。フレメンはずっと救世主の存在を待ちわびていたのだ。
ともかくフレメンにとってもアトレイデス家との共存は決して悪い話ではなかった。
しかし実は帝国側は強大な軍事力を持ちすぎたアトレイデス家を滅ぼそうと企んでおり、ハルコンネン家をバックアップしながらアラキスの採掘基地に一斉に攻撃を仕掛けた。
レトは命を落とし、ポールとレディも砂漠へと逃れていく。
ポールが見ている白日夢のシーンが何度も描かれるが、それはこれから起こることの予知夢でもあり、ポールだけでなく観客もこれから起こるであろうことを知ってしまうことになる。
果たしてそれは確定的な未来なのだろうか。そうするとポールはどこかで命を落とすことになってしまうのだが。
フレメンの中にはポールのことを偽の救世主であると指摘する者も多いが、ポール自身は真の救世主になろうとしている。
果たして彼は運命を変えることが出来るのだろうか。
パート1となる今作品では逃げるだけで精一杯だったポールだが、次回作以降では救世主としてフレメンを導く姿が描かれるのだろうか。
確かにスケールは壮大で哲学的なテーマを持った作品であることは間違いない。
ホドロフスキーが映画化を断念し、デヴィッド・リンチが引き継ぐものの興行的に大失敗をした過去があるように、確かに一筋縄ではいかない作品だと思った。
単に映像の迫力だけで魅せられる作品でもないと思った。
個人的にはとにかく暗いという印象が残った。
あの『スターウォーズ』にもこの作品は影響を与えたと言われているが、あちらもダークサイドな一面はあるものの、愛嬌のあるキャラクターが多く一般的に受け入れられやすい世界観だと感じた。
こちらはとにかくダークな面ばかり目立ち、正直コアなSFファン以外にはあまりヒットしない世界観かなと思った。
砂の中を突き進むサンドワームの脅威はかなり迫力があって見応え十分だったが。
これだけ技術が発展している世界なのに、剣を使って戦う戦士たちの姿は何だかおかしかった。
そこまでドハマりはしなかったが、続編は必ず観ようと思った。
惑星の 領主の息は わー臭え🤢 チュートリアルだけで終わりやがったぞこのクソゲー!
砂の惑星”アラキス”の覇権を巡り繰り広げられる権力闘争の有り様を描いたSF叙事詩。
西暦10191年、惑星”カラダン”を治めるアトレイデス家は、皇帝の名により巨万の富を生む原料”スパイス”が眠る砂の惑星アラキスの統治を新たに任せられる。
しかし、それをよく思わないアラキスの前領主ハルコンネン男爵は、アトレイデス家から支配権を奪い取ろうと戦争の準備を着々と進めていた…。
監督/脚本/製作は『メッセージ』『ブレードランナー 2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴ。
アトレイデス家の嫡男、ポール・アトレイデスを演じるのは『インターステラー』『君の名前で僕を呼んで』のティモシー・シャラメ。
ポールの母親であるレト公爵の愛妾、レディ・ジェシカを演じるのは『ミッション:インポッシブル』シリーズや『グレイテスト・ショーマン』のレベッカ・ファーガソン。
アラキスを治めることとなったアトレイデス家の当主、レト・アトレイデス公爵を演じるのは『ドライヴ』『スター・ウォーズ』シリーズの、名優オスカー・アイザック。
ポールの指南役でもあるアトレイデス家の忠臣、ガーニイ・ハレックを演じるのは『アベンジャーズ』シリーズや『デッドプール2』のジョシュ・ブローリン。
ポールの夢の中に現れる砂漠の民”フレメン”の女性、チャニを演じるのは「MCU」版『スパイダーマン』シリーズや『グレイテスト・ショーマン』の、名優ゼンデイヤ。
アトレイデス家に仕える名うての戦士、ダンカン・アイダホを演じるのはテレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』や「DCEU」シリーズのジェイソン・モモア。
フレメンの長、スティルガーを演じるのは『007 スカイウォール』『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』の、オスカー俳優ハビエル・バルデム。
音楽は『ダークナイト』トリロジーや「DCEU」シリーズの、巨匠ハンス・ジマー。
👑受賞歴👑
第94回 アカデミー賞…美術賞/撮影賞/音響賞/作曲賞/編集賞/視覚効果賞!✨✨✨✨✨
第79回 ゴールデングローブ賞…作曲賞!
第75回 英国アカデミー賞…音響賞!
原作は作家フランク・ハーバートが1965年に発表した長編SF小説「デューン砂の惑星」。
この小説が映像化されるのは今回が3度目。1984年にデヴィッド・リンチが映画化しており、2000年にはテレビドラマ版が、2003年にはその続編が放送されている。
また、アレハンドロ・ホドロフスキーもこの小説の映像化に挑戦したことがあり、結果としてその制作は頓挫してしまったのだが、その顛末が『ホドロフスキーのDUNE』(2013)というタイトルでドキュメンタリーとして映画化されている。
ちなみに、宮崎駿はこの小説から大きく影響を受けており、1982年から1994年まで連載されていた漫画「風の谷のナウシカ」にはそれが顕著に表れている。
「史上最も売れたSF小説」とも言われているこの「デューン」ですが、実は読んだ事がありません💦映像化作品に触れた事もないため、今回が完全なる初デューン体験。
ふんふんなるほど。白人酋長が砂漠の民を率いて戦いを挑む、という『アラビアのロレンス』(1962)をSFに翻訳したような作品なんですね。…まあ『アラビアのロレンス』って観たことないだけど。でも、70年代にはデヴィッド・リーンに監督のオファーがあったって話だし、多分この認識は間違っていないんだろう。
「ナウシカ」の元ネタなんでしょお?くらいの浅い予備知識で本作を鑑賞した素直な感想。これまんま『スター・ウォーズ』じゃん!
主人公が高貴な血族の”選ばれしもの”で、敵対するのは銀河帝国。シスの暗黒卿みたいなやつがボスで、フォースを使うジェダイみたいな組織があって、ハン・ソロみたいな兄貴がいて砂漠の惑星にはタスケン・レイダーみたいな種族とサルラックみたいな巨大な砂中生物がいると…。超未来なのに武器はサーベルが主体だし、うんこれもう立派な『スター・ウォーズ』の新作や!
もちろん、これほど似通っているというのはヴィルヌーヴが『SW』から影響を受けているという事以上に、ジョージ・ルーカスが「デューン」に影響を受けていたという事なんだろうけど、映像作品としては『SW』の方が歴史が古いし有名なわけで、やはりこういう映画を観ると「うーん、『SW』みたいだなぁ…」なんてついつい思っちゃう。後年生み出された数々の『SW』ワナビーと本作は全く立場が違うということはわかっているんだけどね。
まぁそれは置いといて。
本作が面白かったのかつまらなかったのかというと…。
デューン…⤵︎
つまんなかったですはい。
冒頭からナレーションと説明台詞の嵐。
惑星アラキスを支配するハルコンネン家はスパイスと呼ばれるエネルギー源を採掘することで巨万の富を得たが突如としてその任をとかれ代わりに惑星からだんを治めるあとれいです家がその後任となったがそれはぎんがこうていのいんぼうで、砂漠にはふれめんという先住民がいてぼいすというちょうのうりょくがあってしーるどはゆっくりだときかなくておかあさんはべねげせりっとでそこのきょうぼはどくしんしでごむじゃっばーるはいたいいたいでくいさっつはでらっははえらばれしもので…。あーー!!リーサン・アル=ガイーーーブ!!
マジで全然頭に入ってこない。特に悪いジェダイ評議会みたいなベネ・ゲセリットという組織に関しては何が目的なのか全然わかんねぇ…。こういうのって小説だと「えっと…。これどういう意味なんだっけ?」と前のページに戻って調べることができるけど、映画だとそういう訳にはいかない。わからないままどんどん先に進んじゃうから終始ほげっとしながら鑑賞するハメになってしまった。
大体砂漠の惑星の名前がアラキスって…。デューンじゃないのかよ!じゃあデューンってなんなの?…と思って調べたら「dune」って「砂丘」つー意味なんですね。ならロケ地は鳥取県?
とはいえ、ややこしい専門用語で埋め尽くされたSF映画というのはそんなに嫌いじゃないし悪いことだとも思わない。
SFはいかに魅力的で実在感のある世界観を構築出来るのかに係っているみたいなところがあるわけで、そういう意味ではこの映画の世界観の作り込みは相当なものがある。専門用語の嵐に加え、謎の宇宙語や手話による会話、唾吐きや砂歩きなどのフレメン独特の文化など、微に入り細を穿つ設定が映画の土台となり物語をがっしりと支えていることは間違いないだろう。
要するに、何言ってるかよくわからないけどそれが魅力的な物語内世界を生み出しているだから、それはそれでオッケーということなのです。
この映画の問題は、クソ長いにも拘らず設定を広げるだけに終始してしまっていること。起承転結の起だけで2時間半…。いやーキツいっす😓
多分これ、『SW』だったらあのオープンニングクロールだけで全部説明しちゃうと思う。
遠い未来、はるかかなたの銀河系で…。
デーンデレデレデレデレデンデデーン♪🎉
惑星アラキスで戦争が起こった!アラキスを支配するレト・アトレイデス公爵を、前領主であるハルコンネン男爵と銀河皇帝が結託し攻撃を仕掛けたのだ。からくも危機を脱したアトレイデス家の嫡男ポールとその母である公爵の愛妾ジェシカは、砂漠の民フレメンの下に身を寄せる…。
うん、これで良いんじゃないすか?
退屈なところはすっ飛ばして、いきなり一番面白いところから物語を始める。こういう長大な物語はこの「SWメソッド」で描くのが正解だと思う。まぁ原作ファンは納得しないかもしれないけど。
クライマックス、チャニが「驚くのはまだこれからよ!!」なんてドヤ顔し始めた時ゃ腰を抜かすかと思った。俺の2時間半返せバカっ!!
つらつらと設定だけを述べる薄い物語に加え、ヴィルヌーヴらしい辛気臭い画面と、ハンス・ジマーらしい退屈な音楽。これで眠くなるなって方が無理。
「ファイナルファンタジー」や「テイルズオブ」など、日本のRPGゲームにも大きな影響を与えている「デューン」。それもあってか、なんかゲームのチュートリアルを延々とプレイさせられている様な感覚に陥ってしまった。○で攻撃!×でジャンプ!L1で回避!とかやってたら、それだけでゲーム終わってしまったみたいな。それなんてクソゲー?
シールドというガジェットを使った剣戟は映像映えすると思ったし、レト公爵の臭い息攻撃とそれを喰らったハルコンネン男爵が酸素不足になった水槽の魚のように部屋の隅っこにプカーッと浮かんでいるところなんかはシリアスギャグって感じで結構笑っちゃった😂
砂虫の迫力も言うことなかったし、そういう映像表現の面白さは確かにあるものの、全体的には地味で退屈。惑星アラキス同様、どこまでも不毛な景色が続く映画でありました。
典型的な貴種流離譚である本作。だが、本当に貴種が流離するだけで終わってしまった。続編ではちゃんと帰還してくれるのだろうか?
「ポールたちの戦いはまだこれからだ!完!」みたいなことにならないことを祈る。
あくまで個人の感想なので気にしないでね
普段あまり作品のことはヒドくは言わないんだけど、この映画はそもそも画面がずっと暗くて誰が何をやっているのかよく分からない。主人公の青年も逞しさが見受けられず、たいした修行もしてないのに(そう見える)、未来が見えたり戦闘が強かったりする。会話も抽象的な内容が多くて分かりづらく、どの登場人物にもちょっとしたユーモアのかけらもなく感情移入できない。悪者たちもいかにもで薄っぺらくて深みが何もない。物語もダラダラ進んで、世界観やストーリーにも全く惹かれなくて、(評判良かったので)いつか面白くなるんだろうなと最後まで観たけど「あ、後編へなのね」でした。久しぶりにあまりにもな作品だったので、思わずレビュー書いちゃいましたけど、ま、あくまで個人の感想なので気にしないで下さいね。
映画2作目鑑賞する為に
DVDで1作目を視聴しました。
劇場版(皇帝2作目)を観たいんだけど、1作目を観ていないのでこれから今作品を視聴したいという人に超簡単にストーリーをお話しすると、〝スパイス〟と呼ばれる貴重な資源が取れる砂の惑星が舞台で、山田涼介似の主人公は母親などの影響で超能力に目覚め始め、皇帝から与えられた〝砂の惑星で行うスパイス資源採取の役目〟を父親と行う為に砂の惑星に行ったのだが、皇帝や他のライバル組織の罠によって、主人公と母親以外の仲間が殺され、主人公と母親は命からがら砂漠の先住民族の元に逃げる事が出来たというのが、1作目のあらすじです(ザックリし過ぎていますが)。
そして、今作品の感想なのですが、ストーリー自体が2時間半と長い上、物語の世界観も難しい作りなので、ある程度予備知識をいれてから視聴しないと一度見ただけでは理解するのは難しいし、もしかしたら2作目を諦めて視聴を挫折する人もいるしれません。劇中の映像技術は素晴らしいの一言ですが、とにかく世界観が難しい(汗)。近未来的な世界なのに、AIに頼らず人間の白兵戦などが行われているし、砂漠の先住民族は食べ物を食べている描写もなく、食べ物も十分ではない環境の中で、ずっと昔から体内で循環させている水だけで生活してるの?とか、とにかく独特な世界観で色々疑問点も多くありましたが、まだ1作目なので色々な疑問点は2作目で解消されるかな?という期待を込めて☆3.7とさせて頂きます。
2作目で描かれていると思いますが、主人公が巨大なサンドワームを乗りこなす事が出来れば、どのように物語の展開が変わって行くのか楽しみです。
再上映でしたが
IMAXで観れて良かった。
カタカナ固有名詞が多く名前憶えるのが難しいかなって思ったけど、すんなり没入できるたのは、監督のストーリーテリングのうまさですね。もしくは、2049を観てたからクセをつかめてたのかな。とにかく視覚音響効果のひとつの到達点としての名作であり、映画が総合芸術であることを再認識させてくれました。
ウラディミール名の極悪男爵や、シャーロット・ランプリングの修道院長等、まだ正体不明の人物が多くて、PART-2に大期待。
リンチ版も好きだが、こちらも洗練されていてよい。
かなり良い。ヴィルヌーヴは出世したな。
冒頭、レジェンダリーのロゴが出て、いやな予感がしたが、さほど影響はなかったかと。
キャストも非常によかった。とくにポール役のティモシー・シャラメはすばらしい。宇宙でも強大な力を持つ一家の跡継ぎではあるが、本当はあまり後を継ぎたくない。しかも彼は砂漠の救世主になる可能性があるなどと言われて、そのプレッシャーに揺れ動く心を繊細に表現している。ほかのキャストも映画の世界にしっくりとなじんでいてよかった。ただ、ゼンデイヤだけは浮いていた。アクの強い俳優が多い映画なんだけど、みんなちゃんと溶け込んでいたのに、ゼンデイヤだけは、浮いている。彼女は「グレイテストショーマン」の時はよかったんだけど、スパイダーマンも違和感があった。
宇宙船のデザインは、「メッセージ」の延長線上にあるように感じた。ダサいんだかかっこいいんだかよくわからない。ただ、重量感がきちんと表現されていた。スターウォーズだとデザインはかっこいいんだけど、軽そうな感じがする。そういうところも映像技術の進歩なのかなと感じた。遥か未来の設定なのに、結構アナログなところもおもしろかった。たぶん現代のテスラのほうが未来的なデザインだと思う。
音楽はハンス・ジマー。この人の音楽を聴くといつも「ブレードランナー」のヴァンゲリスを思い出す。ただ、もっとエッヂが効いていてかっこいい。現代的なのだろう。
肝心の物語は、アトレイデス家が皇帝の命令で砂の惑星に移住するところからはじまる。以前の支配者であったハルコネン家は退陣している。アトレイデス家は砂の惑星で採れる香料を採取する任務をおっているが、ハルコネン家の残していった設備では、ノルマは達成できない。そんなとき、ハルコネン家が攻めてくる。実は皇帝とハルコネン家は結託していて、宇宙で絶大な力を持つアトレイデス家を滅ぼそうとしていたのだ。
物語の構造としては、砂漠の救世主になることを運命づけられている主人公のポールが、自らの使命を知り、あらがうが、やがて受け入れるというもの。古典的な英雄譚だ。
起承転結でいうと、おそらくは起がおわったあたり、もしくは承の前半くらいまでか。つまり、かなり途中で終わる。ただ、ポールの成長という意味では一区切りしたあたりまで描いているので、いきなりぶった切られた印象はない。
ポストスターウォーズとして宣伝されているが、ep4~6を期待するとがっかりすると思う。ep1~3なら、まあそうと言えなくもない。それでもスターウォーズはエンターテイメントの要素が強く、魅力的なクリーチャーもたくさんでてくる。DUNEはそういうのはない。政治的なかけひきであるとか、人間の心が揺れ動くさまを描くほうに重点を置いている。もちろん映像的なかっこよさはあるけれど、スターウォーズ的な空中戦とか、ライトサーベルを使った戦いはない。冒険活劇のテイをとってはいるが、内面的な葛藤を描く術にたけている映画だと思う。
第三弾まで作るかもしれないという話なので、非常に楽しみだ。
砂虫が怖く主人公がみる夢が何とも魅惑的、オーニソプターもリアルで、次作に膨らむ期待感
ドゥニ・ビルヌーブ 監督による2021年製作(155分/G)のアメリカ映画
原題:Dune、配給:ワーナー・ブラザース映画。
メッセージとブレードランナー2049ですっかりファンになったドゥニ・ビルヌーブ 監督作品だが、前史という感じで感動はあまり無い。ただ、襲いかかってくる砂の中にいる怪物(砂虫)の造形や映像等、画面のリアリティや迫力には感嘆。主人公が見る未来に起こるだろう夢の表現も、何度も登場するゼンデイヤの褐色の肌と強い眼差しのせいか、どこか甘く艶かしくて魅了的であった。
独裁者率いる軍隊との戦いの描写、広大な砂漠の描写やそこに生きる獰猛な生物、それと対照的な緑溢れる温室的存在など、宮崎駿のナウシカの世界と良く似ているなと思いながら見ていた。まあ実際は、宮崎駿も本映画原作のフランク・ハーバートによる「デューン砂の惑星」の影響を受けているということなのだろうか。
宮崎アニメでも登場していたが、トンボの様に翼をパタパタとして飛行する乗り物(オーニソプター)がリアルに美しく空を飛ぶ姿は、映画の中でも初めて見た気がする。コレだけでも、取り敢えず拍手という気はした。
全体的に、次作のためのプロローグ作品という印象で、次の本編?が、とても楽しみである。
監督ドゥニ・ビルヌーブ、製作メアリー・ペアレント、 ドゥニ・ビルヌーブ 、ケイル・ボイター 、ジョセフ・M・カラッシオロ・Jr.、製作総指揮タニヤ・ラポワンテ、 ジョシュア・グローデ 、ハーバート・W・ゲインズ 、ジョン・スパイツ 、トーマス・タル 、ブライアン・ハーバート、 バイロン・メリット 、キム・ハーバート 、リチャード・P・ルビンスタイン 、ジョン・ハリソン、原作フランク・ハーバート、脚本ジョン・スパイツ 、ドゥニ・ビルヌーブ 、エリック・ロス、撮影グレイグ・フレイザー、美術パトリス・バーメット、衣装ジャクリーン・ウェスト、 ロバート・モーガン、編集ジョー・ウォーカー、音楽ハンス・ジマー、視覚効果監修ポール・ランバート。
ティモシー・シャラメポール・アトレイデス、レベッカ・ファーガソンレディ・ジェシカ、
オスカー・アイザックレト・アトレイデス公爵、ジョシュ・ブローリンガーニイ・ハレック、ステラン・スカルスガルドウラディミール・ハルコンネン男爵、デイブ・バウティスタラッバーン、シャロン・ダンカン=ブルースターリエト・カインズ博士、スティーブン・マッキンリー・ヘンダーソンスフィル・ハワト、ゼンデイヤチャニ、チャン・チェンドクター・ユエ、シャーロット・ランプリング教母ガイウス・ヘレネ・モヒアム、ジェイソン・モモアダンカン・アイダホ、ハビエル・バルデムスティルガー、デビッド・ダストマルチャンパイター・ド・フリース、バブス・オルサンモクンジャミス、ゴルダ・ロシューベル、ロジャー・ユアン。
うーん
この物語はかなり古いSF小説が起源で色々な作品に影響を与えているのだとか、映像化もなかなか難しかったのだと聞く、、、
世界観や建物、乗り物だったりの造形美は結構好きだったけど私には、ちょっと物足りなかったかな。
主人公が母親に長い間、訓練されてたという割に、そんな強さを感じないし肝心のボイスも使いこなせていない、ちょっと中途半端というか、、、続編で危機を迎えて力が覚醒するパターンなのか?
シールドも科学が発展してる割に、あっさり貫通されて王様が暗殺さたり、あのシールドが兵士の標準装備なら当然、破ろとする武器は出てくるわけで、王様なのになんの対策もしてないのは、、、他にもちょこちょこ気になる点はあったんですが、総じて言うと本来ならこちらがオリジナルなのだと思うけど、映像化に時間がかかった為か、既に見聞きした事のあるものの範囲を超えないのでSFを観る時に感じるワクワク感が少し私には物足りなかったです。
続編ものは続きを観たくなるものなのですが、あまり食指が動かないですね。
しょぼい
前情報を何も確認せずにAmazonプライムTOPにあったので鑑賞しました
めっちゃSFと思いきや恒星間移動が出来て謎のシールドが張れるのに武器はナイフで戦列歩兵って...
基本地上戦で飛び道具は使用せず、己の肉体が武器って感じで未来感出しつつやってることは中世でちぐはぐ感しかない
悪い皇帝と悪い伯爵に一族族滅にあって主人公大変、現地民族と一緒に巻き返すぞ
これにめっちゃ綺麗な映像と造語盛沢山で壮大な音楽を付けました
スタイリッシュな映像を並べただけの特に意味の無い人間ドラマで監督の自己満足感満載で面白くはないと感じた
ご注意、Part Oneです
砂の惑星といえば1984年のデビッド・リンチ監督の作品のように迫害を受けたポールとフレーメン族が悪の支配者ハルコネン一派と戦うところが見せ場、巨大な砂ミミズや音声念力銃などアナログだが結構面白かった。それに比べて本作は小競り合いはあるものの、なかなか総決起に至らない、2時間半も待たされた挙句、おあずけのままThe End。
なんだこれ、長大な前日譚なのか・・、詐欺にかかったようで、調べたらオープニング・タイトルに小さくPart Oneとありました。
たしかに原作に照らせば列強による植民地政策や中世貴族の資源争奪戦、領地紛争のような趣きが壮大な歴史絵巻風ではありますのでじっくりと描きたかったのでしょう。
SFアクション・エンターテインメントとして期待した私が浅薄だったのか、トホホでした。
主人公、とヒロイン
主人公どうも演技が薄い。成長してゆく感じの演技がきちっと出来ているかどうか?味が薄い。まるでだめだと思う、最初はそれでもいいかもしれないが頼りなさと違和感しか感じられない。ジャニーズアイドルにやらせている様な感覚。単に若すぎるのか、坊や感が強すぎる。映像美や、ほかはソコソコいいのに残念だ。次の予告も見たが、全く同じような雰囲気と演技、アイドルのように常にきれいにセットされた髪。期待していた、好きな作品だっただけに残念で仕方がない。旧作のが良かったと思えてしまう。単に合っていなかった、俳優が完全に悪いとも言えないが、まあミスキャストなんだと思う。もっと演技派の俳優にしてほしかった。ゼンダヤも嫌いな俳優ではないが、んーこういうネタの映画はどうも合わない。シャラメはひょろっとしていて、過酷な砂漠で生き抜き成長してゆくという雰囲気が次作予告でもまるで感じられない。これで次作、その次?で、威厳というか、迫力というか、砂漠の民えおを率いてゆくカリスマ感みたいなものはきちんと演じ上げてくるんだろうか? 期待薄かなと思っている。あれ?全2作だったっけ?じゃあ尚更駄目だな。
始まるぞ、何か持ってるぞ、覚醒するぞ、煽る煽る…
まさにビギニング。この男は只者ではないぞと夢か回想シーンに何度も煽られるので、驚きはないのだが、豪華キャストと、壮大なスケールで見応えあり。世界観といい、スターウォーズのforceに似通っているが続編も見たい。ステラン・スカルスガルドは怖い。
追記
鼻にカテーテルはちょっと格好悪いのと、長いので疲れた。
2時間半は長いと思わせる内容…
パッと見て分かるくらいめちゃお金かかってるな〜っていう俳優陣でヒーローアクション系常連の顔ぶれ…
そこに今熱い、ティモシーシャラメとゼンデイヤとか凄いなぁ〜て思ってましたが、予告見た感じなんか暗そうと思い、映画館はパス…今回Netflixで出てたのでさっそく観てみましたが、やっぱり私には合わないこの暗い感じ…
映像美とか俳優陣の演技など光ってる所はありましたが、実際2時間半もあった割には展開は薄めだしなんか想像出来たよねっていう感じ…
結局フレメンと共に帝国軍に挑む反乱軍とかもう…
それに主人公最強説があるので後半もハラハラしつつどうせ大丈夫っしょ〜感www
後半にかけて盛り上がって行きはしますが、それまでがマジで長い…まあ本当の終盤になった時ももう終わりそうな割にめちゃ長い。
丁寧に全て描いているって言ったら良い事なんでしょうが、退屈に感じてしまう人は多そう。
好きな人は好きなやつなんでしょうが、パート1にしてはなんか本当薄い…(俳優陣の顔ぶれは鬼濃い)
残念ですが私は引き込まれませんでした…
俳優陣こんなに豪華にするならもっと一役一役濃くして?!!て思いました…みんななんかポイポイ使われていく…www
あとティモシーシャラメもさすがの美だったけどなんかそんなに、応援したい!てなる主人公じゃなかったな…
夢は物語を作るが、人は起きている時に大事を成し遂げる
映画「DUNE デューン 砂の惑星」(ドゥニ・ビルヌーブ監督)から。
第45回 日本アカデミー賞(2022年・第94回 アカデミー賞(2022年)
・第79回 ゴールデングローブ賞(2022年)と受賞歴はすごいけど、
う~ん、155分の時間を要して、何を表現したかったのだろうか、
そんな感想を持って、観終わった。
受け入れられなかったのは、場面設定の年代。
西暦10191年。なんと、現在が2022年だから8169年後の話。
「人類が地球以外の惑星に移住する」という技術を持っていながら、
戦い方が、戦国時代とあまり変わらない・・といったチグハグさ、
だから、うまく入り込めなかったのだろう。
戦闘機?のヘリコプターさえ、トンボを模倣した程度で笑えた。
「人類8000年の歴史を積み重ねた叡智が、これか?」という
お粗末さには、呆れるしかなかった。
少ないメモから選ぶとしたら、
「夢は深淵からのメッセージだ」と訳された、
Dream are messages from deep.の後にメモをした、
「夢は物語を作るが、人は起きている時に大事を成し遂げる」。
続編が決定しているようだが、もう少し技術の進歩が見たいなぁ。
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