DUNE デューン 砂の惑星のレビュー・感想・評価
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砂丘マニア
とらえきれないほど広い映画。と同時に、世界観の奇想と、その奇に呑まれない完成度。
リンチ版のときでさえ思ったがDuneは世の「映画化不可能と言われた」を笑い飛ばすことができる。
『6年間の調査と執筆の末、『デューン 砂の惑星』は1965年に完成した。当時としては長大なSF小説であったため、1963年と1965年の2回にわけてアナログ誌に連載された。そして、最終的に出版にこぎつけるまでに約12の出版社に拒絶された。』
(原作者フランクハーバートのウィキペディアより)
原作を読んだことがないが、だいたいにおいて、よくこんなもの(肯定的驚嘆)を映画にしたと思う。艦でも邸でもサイズからして、現実であつかうものの100倍はある。他のSFとの比較でさえ10倍はある(ように思える)。そんなチェルノブイリの石棺のような艦が星間移動するスペースオペラ的な要素に加え、砂漠の生態の描写、宗教と政治、複雑な人間模様とサバイバル・・・。
戦後世代ではないし、もはや戦後でもないが、率直に言って、よくもまあこんな映画をつくる国と戦争をやったもんだ──と思った。
選ばれた王子の話。
シャラメ、ファーガソン、アイザック、モモア、味方に全員きれいな役者を充て、敵軍は怖面だらけなのが特長的。リンチ版同様にハルコンネンがどれほど醜悪で無慈悲かを描写していた。
細部がある。
汗や涙をリサイクルして飲料にするスーツ。翼が回らずに羽ばたくヘリ。白兵戦闘時にタイムラプスになる装置。フックを照射しバルーンを膨らませスパイスハーベスターを空輸する艇。規則的なパルスに引き寄せられるワーム・・・。
安価なSFには、なんとなく未来っぽいから──という理由によって、意味や理屈をともなわないデザイン、というものが必ずある。
たとえば、近未来に設定された映像作品の舞台として(パイプなどがむきだしの)廃工場をつかうことがよくある。なぜだろう?つくり手はそれをせつめいできるだろうか。
未来世界のツールや被服のデザインにはラギッド(ぎざぎざした・武骨な)な突起がある。何のための突起だろう?デザイナーはそれをせつめいできるだろうか。
人間社会では、説明しうる機能によって、もののかたちが決まる。未来もファンタジーもおなじことだ。だから「なぜそうなっているのか」をせつめいできない創作物は、うさんくさい。
(たとえば)プペルがうさんくさいのは、なぜかれらがそうなのか、せつめいできないから。なぜ外国名?なぜハロウィン?なぜ星があるってだけで異端に?すべてが、それっぽいデザイン、それらしい物語──だけでつくられている。
『(中略)この小説の元となったのはオレゴン州フローレンスにある砂丘に関して雑誌の記事を書こうとしたことだと述懐した。しかし、彼は砂丘にのめりこみすぎて単なる記事には十分すぎる材料を集めてしまった。その記事は書かれることはなく、《デューン》シリーズの元となったのである。』
(原作者フランクハーバートのウィキペディアより)
Duneはいわば砂丘のマニアが書いたSF小説だった。
トビネズミが耳からしたたる水滴を呑むシーンがある。きっとDuneはそんな観察の積み重ねによって書かれたにちがいない。その厖大な細部が映画に宿っていた。人間が水のない砂漠でどうやって生きるか──からはじまりAxisとAlliesの全面戦争へ変遷する。が、映画は母子を主軸に描かれている。長大な原作のいちぶではあろうが、エッセンスを汲んでいた。
線が細いイメージだったシャラメがたくましさを見せた。また、決死の立ち回りで主君を逃す──モモアがいい役どころで男を上げていた。
描写が足りないと思わせる登場人物も少なくないが、おそらく原作の読者にとっては、叙事詩を一枚の絵にまとめた──ようなものにちがいない。むしろよくまとめたと思う。
まるで絵画のよう。
「なぜ日本でDUNEは当たらなかったのか?」
って記事読んだ事あるけど
アニメとスイーツムービーが毎度1位になる国で
これがTOPは無理です。
まるで絵画を眺めているような美しさあれど
物語の難易度も高い。
そこが面白いんだけどなー (´・c_・` )
好きな人は好きだろーなー!
私は心地よい2時間35分でした!
全然本編に触れてない感想で
すみませんm(._.)m
迫力押し
庵野監督が言っていた、「アングルが決まれば映画作れる」的なことを体現したような映画だと思った。
話は普通。
映像は凄い。
音も凄い。
という感じの映画。
The Cellの映像美とスターウォーズの壮大さを合わせたような、映画館で見ることを超おすすめする映画です。
サンドワームは何故大きい?
映画観てから大分経ってしまい…記憶があやふやしてるので…何とか思い出しながらストーリー以外をレビューします😅
「DUNE」は昔 映画化されたけど…観なかった。やはり 予告観た時、サンドワームがちょっと…と思ったから…。でも、今度はVFXが凄そう!そして、音楽が ハンス・ジマー!
期待通りの迫力有る映像美と 重厚な音楽で、楽しめた!
砂…砂漠の風紋は、雲と同じで同じものは二度と見られない!その美しさが映画として記録されてるのがいい…
砂が舞う度に香料が薫るなんて…実際に有るなら体験して嗅いでみたい(笑)ような「DUNE」の設定!映画館に薫らせて欲しい!(笑)
宇宙帝国とか物凄くハイテクな宇宙船とか ハチドリ?トンボ?みたいな羽根のヘリとか
身を守る為のバリア?シールドなどが発達した世界なのに、戦うのは普通に剣だったり、人同士の格闘だったり…中世?ヨーロッパ的…その辺のアンバランス?さが、ファンタジーなんだろうなと。
地球でない場所だという事なんだけど、兵士達の帽子が、地球人ぽくて ちょっと?(笑)だったが、映画の台詞に「地球…」というワードが有って、やはり彼等の祖先は地球人?なのか…だったら、地球的なのも頷けるかな…とか、SF 特に地球と関係ない世界の美術(特に小道具)って考えるの大変だろうな…あまりに地球の何処かの物と似てると一気に萎えそう…とか…こんな事考えながら観る私は やはりこの手の映画は向かないのかな…😅
でも…それでも、観て楽しかった。
ティモシー•シャロメさん 初めて観た!何歳なのだろう? 華奢なのが良い!目が素敵な 妖しい色気が有る俳優さん!
お母さん役のレベッカ•ファーガソンさんも美しい!ずっと見ていたくなる。
謎の夢の少女も可愛い!
そして…サンドワーム(砂虫)の巨大さ!これは、VFXの発展した現代だからこそ!の迫力で、怖かった😱
とはいえ、あの巨体…何を食べて大きくなった?人間を少しばかり食べても足りないよね…
いかんいかん!💦そこは考えるな!私!😓
続編は必ず有るだろうから…きっと また観るだろう。ツッコミながら…😅
ファンの方々 💦すみません!
本当に理解するには…
世界観、設定、ストーリーは、
凄さも美しさも理解できるのだけど、
ただ、『面白かったか?』
と聞かれたら、正直どうだろうか…
まだまだ、
ストーリー全体の序盤なので、
これ一作で評価していいのだろうか?
名打って三部作品とも書かれてなかったし、
そうであっても、物凄く中途半端場所で終わったのが、なんか煮えきらない…
岡田斗司夫が、
ユーチューブで絶賛しそうな、
SF映画っぽいなぁー、
と中盤から思った。
壮大な序章
最初のオープニングの原題に、
part1って…
邦題にも、つけとこうよ…
まさに、part1な序章の序章って感じ。
だから、ストーリー的には、説明的な部分も多くて、
ただ、それが私には難しくって流し聞きしてました。
ただ、それよりも映像が美しくて、
まぁ、シャラメの画面映えも相変わらず、見惚れるんですが(笑)
砂漠の夕焼けの美しさに、息を飲みます。
あと、ジブリのような乗り物とか、虫とか、いろいろ面白い。
part2を早く観たいし、原作を読みたいです。
待望のスペースオペラ
くーっ、キターッ😆✨✨
久々のスペースオペラ✨スケールが大きい✨
はじめてスターウォーズを観た観客の、熱狂がすこし分かる。
今や多くのSF大作が作られているが、オリジナルの砂の惑星は、スターウォーズや後続の映画や物語に強い影響を与えた。
風の谷のナウシカもそのひとつ。
砂の惑星で暮らす原住民、人々を虫けらのように呑み込む巨大なサンドワーム。
超常の力を使う敵。
くーっ
くーっ
もう、心の中で大興奮✨
オリジナルの映画は観ていないが、私の好きなたくさんの物語は、ここから生まれたのかと感動の嵐✨
当時は壮大な物語を映像化する技術はなかったらしいが、今はCGを駆使し、原作を表現することができる。
今作は物語のプロローグ。
これから、どんな世界が待ち受けるのか、楽しみで仕方がない✨
風の谷のナウシカファンには、ぜひ映画館で観てほしい。
イントロって感じで終わった。早く続きを観たい。ゼンデイヤは個性的な...
イントロって感じで終わった。早く続きを観たい。ゼンデイヤは個性的なんですぐに分かったけど、意外と知ってる俳優が出てたんだね。デビット・リンチのは観たけど、全く覚えてない。
映画館で観ないと魅力が半減してしまう作品かも
スターウォーズやナウシカなどにも影響を与えたと言われる作品なだけになるほど、SFの王道を行ってるな。と感じる作品だが、似たようなSF作品が世に出まくってしまっている現代ではどこかで観たような作品と感じてしまうのは否めない…元々2部作で考えられている作品なので、2時間半以上の作品なのに全体的にストーリーのテンポが悪く謎の部分があまり語られないまま終わる。その上、難解な設定なのでかなり観る人を選ぶ映画だなぁ…とは思ったが、ストーリーもおもしろかったし、何より迫力&素晴らしい映像美(特に砂漠が)なので映画館で観ないと魅力が半減してしまう作品だと思う。いいところで話は終わってしまうのではやく続編が観たい!
戦闘ばかりがSFでは無い
原作はあらすじ知ってる程度、大体の人間関係や世界観、結末を知った上でリンチ版は観ておらず、ホドロフスキーのDUNEはアマプラでみた人間のレビューです。
新しいものを見に行く場では無く、数々の作品のモチーフとなったSFの古典を見に行くという心構えで始まるのを待っていた訳だが、初めのシーンがカッコ良すぎて心が持っていかれ、あとは2時間半あっという間に終わってしまった。
細かい描写への評価などは自分程度の者にはでき無いが、画面を支配する冷たく無機質な感じは映画"メッセージ"の質感をイメージして頂ければそう遠くないのではないだろうか。
用語集が欲しい!もうちょっとやってる事の意味がわかりたい!というモヤモヤはあったものの、そこはこれまで見てきたSF作品で補完すれば何とかなるレベルなので問題無しでした。
ドゥニ・ビルヌーブ監督作品だから、ハンス・ジマーの音楽だからっていうのを期待して行くと少し物足りないものを感じるかも知れないが、今回はストーリーのテーマとして主人公の英雄譚と言うものがハッキリしているため、演出効果としてこの映画に合ったやり方をしたと考えていい範囲だと感じた。
それにしても画面を切り取った時にクールに映えるだろうなぁというカットがそこかしこにあり、この芸術性も自分を惹きつけたポイントの一つだった。
無事にパート2の製作もGOが出たようなので、パート1見終わってすぐだが期待している。
ここまで賞賛しつつマイナス1点してるのはIMAXで観られなかったという自己都合によるものと、グロシーンかなりカットしたなぁという点から。
見どころはどこ! クライマックスがないよ。
映画を観るときは作品情報をリサーチしないことで、食べず嫌いなく広く観るようにしている。
今回は、これが悪い方向に振り切れました。
SF小説を映画化したと思われるが、作中で背景や特殊能力が語られず不明すぎる。
主人公誕生の秘密は何?母親は妙に強い理由は?侯爵の愛妾とか説明なさすぎでしょ。
続編で説明、回収されるのか。それにしても1作品としてもう少し説明があっても良かったのでは?と思ってしまう。
オープニングタイトルに「Part One」って出たとき嫌な予感はあったんですけどね。
クライマックスのアクションがなくスンと終わります。
終盤の決闘が見どころなのかな?しょぼすぎるでしょ。
作品の評価はPart two を見てから
ん?ここで終わり?と言う終わり方ですが、長大な物語のようなので、仕方ないですね。
個人的には、デイヴィット・リンチ版が好きで、時々見返しています。
濃いキャラクター達に、ブライアン・イーノの曲も好きです。
原作を読んでいないので、バッサリと編集されたと言うストーリーも問題無し。
リンチ版を批判する人に言いたい。原作と映画は別物です!と。
さて、今回のドゥニ・ヴィルヌーヴ版ですが、ストーリーの途中で終わるので、ちょっと印象が弱いですね。
コアなDUNEのファンなら許容範囲内かもしれませんが、何も知らない初見さんは、Part two は見に行かないかも。
それにキャラも印象が薄いです。
まあ、ストーリーはこれから盛り上がるので、仕方ないですかね。
今回の作品評価は、Part two を見てから出した方が良いですね。
SFの古典
昔観たDUNEといえばブーメランパンツでドヤ顔のスティングしか覚えてないのですが・・・
一発ぶっ放した後はなぜか中世のような肉弾戦、SFとファンタジーがごっちゃになってる世界観でありちょっと古い感じもするSF観。
画面は砂の惑星ということでずーっと茶色ですが不思議と見飽きなかった。
過去に例のないSF映画の傑作
評価は大きく分かれているが、20歳の時に観たデビット・リンチ監督の「デューン 砂の惑星」は衝撃的で、個人的には「スター・ウォーズ」以上の傑作SF映画になっている。
今回、新たにリメイクされた本作品は、リンチ作品のイメージを崩さず、それでいて、新しさを感じさせてくれた。
ストーリーも、全体を一本にまとめた前作と違い3部作の予定で、より深くエピソードを描いている本作は、今後、制作される2作品と一緒に観る事で、又、新たな世界観を見せてくるれるだろうという、期待感しかない。次回作が待ち遠しくてならない。
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