DUNE デューン 砂の惑星のレビュー・感想・評価
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砂だらけ
2021年公開の映画『DUNE/デューン 砂の惑星』をレンタルで観ました。
壮大な叙事詩的SF映画で、フランク・ハーバートのSF大河小説『デューン砂の惑星』が原作です。
以前に映画化されていたのを観た記憶はありますが、あまり印象に残ってません。😅
2部作の1作目で、原作の前半部分をほぼ網羅しているらしいのですが、映画としては中途半端な印象です。肉弾戦は普通の剣で闘うので 、ライトセーバーがないスターウォーズみたいな感じでした。(実際には、スターウォーズのほうが、この原作小説の影響を受けているらしいですが)
砂の惑星アラキスで採掘される香料の利権を巡るアトレイデス家とハルコンネン家との争いを描いていて、それに帝国の皇帝が絡んでいるらしいのですが、次作ではフレメンという土着の民族を巻き込んでのストーリーとなるみたいですね。
幻想的な映像美は見応えがありますが、物語は難解で特典映像を観てからなんとなく全容を把握できました。続編は果たして製作されるのでしょうか?
はじまり、はじまり
他の方もよく言っておられるように「砂の惑星」だけで2部構成になっているので、後半を見ないことにはなんとも…ただ、映像美は素晴らしく、ベージュ・グレーの色彩の統一感が美しい。スターウォーズの始まったような感覚がある。
話も複雑なので映画だけでは補完できない。(あまりよくないと思うが…)原作自体のボリュームがあるみたいのでどこを削り、肉付けしていくか、後半が楽しみである。
続きは映画館で
アカデミー賞受賞で気になってBlu-rayで鑑賞。これは、映画館で観るべき作品だと実感。続きは2023年に公開予定らしいので、次は必ず映画館で観たいと思っている。
私の理解力不足か、SF映画を観慣れていないせいか、最初ストーリーがよくわからなかった。しかも自宅の小さな画面だし、集中力も続かず…。
字幕でなく日本語で観れば理解しやすかったかもしれないが、映画はオリジナルの音声で観たい派なので、仕方ない。
観終わった後、また最初から気になる部分を見返して、やっとスッキリ理解できた。
ストーリーはテンポも良く、あっと息をのむような映像に、飽きることなく最後まで観ることができた。全体的にSF映画というだけでなく、映像や衣装がアートの様に美しく、とても楽しめた。
次回作が楽しみだ。
前編…だったと知らなかった
タイトル出た瞬間パート1ってあったから「あれ?」となった。
デューンって前後編あるんだ…と初めて知った。
リンチ版は観てないけど、皇帝や貴族の権力抗争、世界観を補填するギミックの数々が物語を彩っている
インパクトのあるのはシールド、デューンで生きるための保水スーツ辺りか。
シールドは面白味を残している万能イージス兵器、白兵戦で切り結ぶ姿は映像的に面白い。
伯爵の背中を貫通した暗殺兵器がイージスの弱点を突いてて「なるほど…」と感心した。
サンドワームを改めて見直すと壮大な砂漠によく似合う。
ただチートな特殊能力のある主人公と母親の声による命令とかちと怖いし「死ね」って命令されたら死にそうだ。皇帝に「我に従え!」で勝てるんじゃないの?とか思ってしまうけど、それではアカンよね。
敵役のハルコンネン家男爵もしぶとさは天下一品(笑)欲望がエネルギーになってる強さがある。
中々の憎らしさで良い悪役だ。
後編が何時公開なのか知らないけど、物語の先に興味があるので見たい。
音と音楽で世界観を創っている
SF 映画は余り観てないです
シャラメが出ていたので気になっていた
世界観は何となく…理解できたのかな
(七割方いや半分かな)
砂漠の中に埋もれている
○○をめぐって
命がけの争いが起きる
全体に音楽が響いていた感じで
音と一緒にイメージを創りあげている
映像的には統一された色ちょっと暗めのブルー
砂漠の薄いベージュ色そして薄めのグレー
で不気味さを醸し出していた
砂虫は大きな蟻地獄の様
セリフは少なかったのですが字幕を
読むのが大変でした
砂の壮大さと砂嵐はスゴくて息できるのか
心配しました
砂漠は美しく残酷
…シャラメは似合い過ぎてカッコよすぎる(声も~)
続編に期待して
……次回は 映画館で観たいです
・・2024.3.23…part.2を観てからの
改めてpart.1の配信を観た感想…
チャニのナレーションで
アラキスの現状と今までの戦いの
経緯が話される
そしてチャニの横顔が
ポールの夢の中に出てくる
…特異な能力
ゆめで未来が見える予知夢として
それが現実となっていく
part.2はそれらの予言とともに
ポールがアラキスの救世主的な
存在になり原住民フレメンの
支持を受けるようになり
次第に力をつけていく
この予知夢で
腕からの血が流れ出てくるシーン
と血で染まった剣と出てくるが
これらを意味するものとは・・
part.3で解明するだろう(予想)
鍵となる人物はチャニそして
まだ生まれていない妹
教母となった母がどうなるのかが見所
一番重要なのはチャニの存在だと
part.2.3を観たあとにpart.1を
見るとまた新な気づきがあって
オモシロさが増しました
…なので★0.5足します
アカデミー賞6部門受賞🏆作品
さすがアカデミー賞6部門受賞🏆作品、とても壮大で美しかった✨⏳。次回作は絶対、映画館で観ます❗️相関図や世界観の予備知識は少し必要ですね。何より、モモアと会うシーンは可愛く、戦う時はカッコよく、苦しんだり、怒ったりと色んなティモシーシャラメ君を楽しめました。レベッカさんもカッコよく美しかった。
2022年 51本目
連続投稿すみません。
これも劇場→DVDで鑑賞。
公開前から監督×キャストで期待大でした。
オリジナルは未視聴です。
1作目ということで盛り上がる前に終わってしまった感じです。ちょっと専門的な言葉で??となるのとこの手の映画はやはりSWがあるからな~と思ってしまう。映画館でも思ったがサンドワーム暗くて見づらい(意図的?)
とりあえず2が来年公開なので期待します
SWとは違う世界観なんだけど…
圧巻の映像と音響なんだろうけど、自宅のPCで鑑賞した為にそこまでは実感できず。
キャストも豪華でストーリーも壮大なんだけれど、個人的には、本作中での決定的なキャラクターが不在に感じた。で、エンディングも次回作ありきにしても『そこで終わりかぁ…』だった。
壮大だけど家族の物語
壮大な宇宙SF物を想像して前知識無しに見た。
西暦も1万年って言われちゃうと、もう人類ですら無くなってそうなのに、戦いの武器が剣ってぇ。
惑星の所有権争いと言ういかにも、な物語。
なのに描いているのは
家族を命をかけて守ろうとする父の愛や、
息子に生き抜く術を継承しようとする母の愛。
家族の物語だったりする。
そして運命に抗おうともがきつつ、受け入れて立ち上がる『本物』であろうとする息子の成長の物語。
このスケール感や手に汗握る展開は見応え十分。
やっぱり、特大のスクリーンで見ておくべきだった。
と深く後悔。
ティモシー・シャラメの美しさが際立っているのは言わずもがな。
砂漠に浮かび上がる彼の立ち姿の美しさと言ったら!
アクアマンのジェイソン・モモアの従順さと潔さが堪らなくカッコよかった。
ハビエル・バンデムの無駄遣い感が否めなかったが、次回からの展開が楽しみ。
って、これ、シリーズ化ですよね?
地球上のどこにこんなに美しい風景があるのだろう?
切り立つ崖に佇む墓地も
夕日をたたえる砂漠も
息を呑む美しさ。
もう一度言う。
大きなスクリーンで見たかった…
#DUNE
#DUNE砂の惑星
#ひかりTV配信視聴
#ティモシーシャラメ
まだ始まったばかり
原作は未読。リンチ版は観たけど理解できなかった。
というのも、やはりSFは時代の変化には耐えられない。CGからなにから、しょぼくて見るに堪えなくなるから。自分はスターウォーズのエピソード1世代なので、そこから観はじめて4-6も観て、慣れているので今再度観ても違和感はない。だけど、令和世代が昔のヨーダなんか見たら笑っちゃうだろう。
それと同じで、僕にとっては自分より過去のSFであるリンチ版は、内容うんぬんではなくそれが入ってこなかった。
そういう意味で、今回の再映像化は価値があったと思う。「メッセージ」のヴィルヌーヴにティモシー・シャラメである。美しい世界が描かれないはずがない。
内容としては、壮大な小説を切り取ってつくっているのだろうから、リンチ版とヴィルヌーヴ版を比較しても意味がないと思う。描かれ方は全然違ったので、同じ作品から着想を得た別の映画という印象。
ヒロインのゼンデイヤがラスト10分までちゃんと出てこないうえ、彼女は最後に「まだ始まったばかり」と一言言って終わる。まさにその通り。まだ始まったばかりである。
part 1だったのね〜
予告編にも、チラシにも、雑誌の紹介などにも一切書かれていなかったので、これ一作で完結かと思っていたら、タイトル画面で小さく表示されていた。まぁ、いいけど、原作も「砂の惑星」だけで文庫本4冊もあるので無理ですよね。でも、売り方としてどうかなと思った。作品は、観る前は、ティモシーがSF大作の主役で大丈夫かと心配していたが、思いのほかステキだった。ミステリアスな雰囲気や格闘技もそれなりにがんばっていた。壮大なスケールで描かれていて、アメコミ映画とは比べものにならない。戦闘シーンなど迫力があったし、緊迫感あふれる描写も多かった。ええっ、ここで終わり?と思ったけど、part 2に期待したい。
夢と暗喩が見事に溶け合った異世界
言わずと知れたSF大河絵巻。悪名高いリンチ版は大人になってから再確認したが、やはり物足りなかった。誰か撮り直さないかな、と多くの人が思っていたはず。
夢と暗喩が見事に溶け合ったこの異世界の物語を、再び映画化した功績は大きい。本作の後では、リンチ版は存在意義がさらに微妙になった。
皇帝だの男爵だの、中世ヨーロッパ風味は好き嫌いあるだろうが、馴染みのある社会や生活をモチーフにしておかないと、説明だらけになって何を描いているか分からなくなるのはSFの宿命である。何だかそこが分かってない人が多い。
60年代古典SFベースの空想美術・空想テクノロジーを指差してあれこれ言う人も多いようだが、これも意味が無い。80年代リンチ版とは違った、静寂感に満ちた独特の雰囲気をしっかり出せた演出は流石というべき。
音楽はもっと尖っても良いのではと思ったけど、ハンス・ジマーだったのか。
これは異世界の空想絵巻と豪華キャストを楽しむ映画。そういう意味では舞台設定や展開もよくよく考えてあり、星5つ級のSF。色々詰め込んでスイスイ展開して駆け足感のある映画にせず、2作に分けたのは賢明。パート2の前にもう一度観たい。
ブレードランナーに続いて、難題に挑んだドゥニ・ビルヌーブ監督。パート2も頑張って欲しい。
SF大作の原点
原作はアメリカの作家フランク・ハーバートによるSF小説シリーズ。
ホドロフスキーもリンチも納得のいかない結果となった劇場映画をドゥニ・ヴィルヌーヴが監督した。
「灼熱の魂」「ボーダーライン」などの傑作もさることながら、リドリー・スコットの名作「ブレード・ランナー」の続編をまかされた実力派。もちろん出来栄えは言うに及ばず素晴らしい作品だった。
今作でドゥニ・ヴィルヌーヴは監督のほかにも製作と脚本にクレジットされている。
この、「物語の複雑さ重厚さにより映像化が困難な小説」とされている作品を、二部作にまとめたうえで第1弾では原作の前半部分をほぼ網羅できている、という点からもドゥニ・ヴィルヌーヴの実力がいかに凄いかがうかがえる。
あらためて、映像が素晴らしいのは言うまでもない。
そして、ジョージ・ルーカスも宮崎駿も、まさにこれを描きたかったんだな、ということが痛感出来る映像作品だった。
第二部が楽しみだ。
シャラメの美しさよ、、!
憂えたような美しいティモシー・シャラメが主演に適役。ふわふわ浮いた皇帝も恐ろしいながらも風船みたいで可愛かった!
2作目も楽しみ!IMAXで画角がさらに広がり、表現の幅もさらに広がるのですね、、!
ヴィルヌーヴの大作
結構長い上映時間なのに、これでパート1。しかし結構な長尺でも退屈することはなかった。リンチの前作とはやはりかなりちがう。ナレーションも取り入れず重厚な進み方。ヴィルヌーヴの描く宇宙船や未来の建築物はみなグレーで石造りのような独特なセンスにあふれている。静かに時間は流れ、裏切りによる転落の後、砂漠の民たちと出会うところでこの映画は続編の製作も決定したようなので期待してしまう。
メンヘラホイホイ
ティモシー・シャラメ目当てで観に来たメンヘラ女共の脳みそを秒で粉砕するという事で現在進行形で名を馳せ回っているこの作品。
これは役者がどう、映像がどう、アクションがどうとかいうそれぞれの枕詞の前にDUNE/砂の惑星というバックボーンがどれだけ己の中にインプットされているか、これが最重要項目となってくる。
予備知識、思い入れがなければ何の事はなく箸にも棒にもかからないままストーリーは淡々と進んでいってしまい、振り返って微かに見える自分の姿はただただ呆気に取られて呆然と立ち尽くしているのだ。
ただ、決してストーリー自体は難解という訳でもないので是非ともスタートダッシュで諦めないで頂きたい、寧ろあくまで今回は序章にすぎないのでしっかり抑える所を抑えてもらって次回作に臨んで頂きたい(自分はそのつもり)。
そして次回作では何としてでも明るい所でサンドワームが観たいものである(切実)。
しっかりとした予備知識がなかった自分の責任で星2つ。
★★☆☆☆
今さら感タップリの2時間半
まあ、観る前から充分わかってはいたが、ホント今さら感タップリの2時間半であった。
ノーランが絶賛していた特撮以外は何の目的も無かったのだが、その特撮も言うほどでも無く。
そうなると、もうスペースオペラ特有のツッコミどころにも惰性で付き合うしかなく、もうプロレスの如くツッコミ自体がナンセンスなジャンルなのだと諦め、スルーして観ていたが、もう後半は久々にアクビ混じりの溜息の連続だった。
ハンス・ジマーの音楽も、いい加減もう聞き飽きたとスタッフ陣から誰も意見は出なかったのだろうか?
そもそも、この作品は、その舞台設定やストーリー展開からして、10話ほどの連続ドラマにでもしなきゃ無理な話だ。
後編があるにせよ、劇場版でストーリーを収めること自体が無理筋なのだ。
案の定、そもそもの基本設定が説明不足となって、まるで「当然みなさん原作を読んでるよね?」とでも言わんばかりにプロットを進めていた。
SF好きを除いて、殆どの人が「ベネ・ゲセリット」って何よ?と思ったに違いない。
遥か昔にスターウォーズやらナウシカを観てしまっている以上、今さら面白味を感じること自体も無理があるが、元ネタの真打登場として、敢えてやる以上は、やはり元ネタとしての最大の強みである独特の世界観の基本設定、これに関しては「ウチが元祖やねん!」とでも言わんばかりにオリジンを感じさせるような、しかも誰でも「なるほど」と理解できるような説明をわかりやすく上手く(説明臭くならないよう)織り込むべきだったのだが。
そこは、まさに脚本家の腕の見せ所でもあったのだが、3人揃っても文殊の知恵は出せなかったようだ。まあアノ3人じゃ無理か。
ただ実際、あの基本設定を上手く明瞭にわかりやすくストーリーテリングに反映(権謀術数も本格派プロットで)出来ていたとしても、原作に忠実なだけでは、娯楽映画としての斬新な面白味は欠けていたと思う。
そういう点では、ハイブリッドに黒澤明からのネタをスターウォーズに導入したルーカスという人は、本当にアイデアが冴えていたと思う。
まあ所詮、ヴィルヌーヴには過度な期待は酷というものだが、せめてキャメラは期待されていたとおり、ロジャー・ディーキンスにしておいてくれてたら、ベタな物語の方は思考停止しても、純粋に映像だけで堪能できたかもしれない。
後編の方を観る気は殆ど無いが、撮影をディーキンスが担当することになれば、ちょっとは気が変わるかもしれない。
とまあ、暇つぶしにしかならない映画であったが、シャーロット・ランプリングが健在だったのは嬉しかった。
それにしても「ベネ・ゲセリット」相当重要なのだが、神秘主義的な教育機関(超人的な救世主を生み出すため、権力者に取り入り、何世代にも渡って婚姻と遺伝も操ってきた)なのだと何故もっとわかり易くしなかったのか?
ランプリングの出番をもっと多くして、
この権謀術数な話も描いていれば、荒唐無稽なストーリーでも少しは原作独自のリアリティも出て、背景も随分とわかり易くなったはずだ。この手抜きは本当に有り得ない。
ポウルがフレメンに受け入れられたのも、本来の筋では、ベネ・ゲセリットが古くからアラキスに予言者伝説を伝えていたからだ。
というか、そもそもAIの反乱を鎮圧した後に人類が特異な精神世界(だからこそメランジなるスパイスが重要)によって作り上げたオルタナティブな文明(なぜか中世的)であることを説明しなかったのは本当に致命的だ。
AIが危険なテクノロジーだという背景を抜きにアノ世界観を描いてしまうなど、もう本当どうしようもない程バカな連中だ。
ヴィルヌーヴは『メッセージ』でも肝となるフェルマーの原理(別に難解でも無い)をバッサリと省略していたが、大衆向け娯楽映画として成立してしまえば、本来は重要な要素でもアッサリ省略して良いなど絶対に有り得ない。
特にSFという原作者の空想で構成された世界であれば尚更のことだ。
取捨選択のポイントが何処にあるのか?
まるでわかってない本当にダメな奴だ。
しかし、こんな映画に高評価なんて本当に悪い冗談にしか思えない。
日本の映画メディアもどうかしてるが、辛口サイトらしいRotten Tomatoesが、10点満点中8点って… カレー屋で甘々のケーキなんぞ、ホントどうかしてる!
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