DUNE デューン 砂の惑星のレビュー・感想・評価
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さりげなく美しいヴィルヌーヴの世界に浸る快感
ドゥニ・ヴィルヌーヴの作品はさりげなく美しい。何というか一見して驚くような美しさではなく、後からじわじわきて、いつかどっぷり浸っているような美しさなのである。
「ブレードランナー2049」はリドリー・スコットの伝説的作品の続編でありながら、独自の魅力を見せていたし、「メッセージ」「静かなる叫び」「プリズナーズ」のどれも印象が深い。
そして、この「DUNE」である。
原作はベストセラーSF小説で、それに影響を受けた「スター・ウオーズ」を今度はヴィルヌーヴが引用するという形らしい。
小生は原作をずいぶん以前に読んだのだが、内容は単なるスペース・オペラでほとんど忘れてしまった。「スター・ウオーズ」にはもう完全に食傷させられた。リンチ版の「デューン」は安っぽくて途中で放棄。本当に感銘を受けたのは本作だけである。
砂、砂、砂…の世界は「アラビアのロレンス」で見事に描かれているが、それに引けを取らない手触りや質感が伝わってくる。砂漠の民の生活は奇妙にリアルで、その乏しい色彩の中で豊かなグラデーションが美的快感を生み出し、この世界に浸っていることが嬉しい。
そもそも内容はあまり意味がないのだが、続編を作ってくれるならまたあの快感を味わえると楽しみになる。
どう捉えて良いか分からない印象のまま…
デヴィット・リンチ監督の「砂の惑星」を
再鑑賞して、この作品に臨んだ。
リンチ作品の予習があったことと、2部作に
して事細かく描くことが出来たためか、
話の展開に理解が進んだ。
また、おどろおどろしいリンチ作品に比べ
映像も洗練された印象があった。
しかし、
どう捉えて良いのか分からない物語だ。
原作は誉れ高いSF小説とのことだが、
未読なので、
それが原作のせいなのか、あるいは、
原作に迫りきれていないためなのかは
分からないが、何故か「砂の惑星」の話の世界
そのものに入り込めない感覚。
その原因の一つに、私にとっては、
この作品から何を感じ取れば良いのか、
と言う基本的なモヤモヤ感がある。
リンチ作品を観た際は、
主人公をキリストに見立てている印象も
あったのだが、
この作品は2部作の前半ということなので、
その回答を得ることも出来ない。
従って、「SW」のようなワクワク感や、
「2001」での壮大な宇宙への想い、
またリドリー・スコットの
「ブレードランナー」の生命への想いにも
至らず、
ましてやドゥニ監督自身の「メッセージ」での
時空への不可思議感も湧いてこないので、
ひたすら洗練された映像の世界に浸ること
だけにしか傾倒出来なかった印象だ。
今年公開の後半の作品で
その答を得られるのかは分からないが、
いずれにしてもこの作品単独での評価には
躊躇せざるを得ない鑑賞となり、
リンチ、ドゥニ両監督の「砂の惑星」には
共に肩透かしを食ったような鑑賞に
なってしまった。
荘厳なIMAX映像は素晴らしいけど、長いなぁ。
特に予備知識無しに観た作品。映画の半分以上過ぎたあたりから、キャラクターの多さと世界観の大きさの割にそのストーリー展開の異様な遅さから、続編有りきの作品ってことは解ったが、それを差し引いても二時間半の上演時間は冗長に感じる。広大な砂漠で展開される壮大な映像表現は劇場(しかもImax)で観るべき作品であることは間違いない。ただ、この作品自体が次作への振りである為、もう少し語り口をテンポアップしてコンパクトに見せて欲しかった。いまいちワクワクに欠けるが、それでもドゥニ監督らしい奥行のある荘厳な映像美はしっかり堪能できる。
MEI作!
そう迷作。
とにかくつまらん。マ、製作の当事者はみな寝食を忘れて頑張ったんだろうがね。
でもビジネスだからね。結果がすべてだ。
なぜか不評のリンチの旧作が懐かしい。TOTOの音楽、そして往年の名優揃い、私には名作だった。口直しに見直すとしよう。
原作に忠実
予想外に概ねは原作に忠実な骨太な作りとなっています。
3部構成のようなので、続編の出来に影響されるとは思いますが、1作目としては大満足です
。
今回のポールには少年要素も王子様要素もちゃんとあって良い。
ポールを心配するジェシカが原作よりもナーバスな感じで、個人的にはちょっと違うなと感じてしまったけど、他の大部分ではクールビューティーな威厳を維持してくれていたのでよしとする。
ダンカンがけっこうムキムキで陽気なアニキキャラで、自分のイメージとはちょっと違ったけど、それほど問題には感じなかった。
ただ、昨今の米国映画の「ポリティカルコレクト」な要素として、やや無理矢理に特定の人種の役者を配置しているのが目につき、せっかくのSFなのにその瞬間に現実に引き戻されてしまうのが惜しかった。
ずっと厨二病同士で何を言ってるのかわからない。 何故、彼らはあれで...
ずっと厨二病同士で何を言ってるのかわからない。
何故、彼らはあれで会話が成り立つのだろう。
殺陣もこじんまりした動きで迫力がない。
セットやCGは立派。
これで終わりではないDUNEシリーズ1作目
独特な世界を美しい映像と造形で表現したSF叙事詩。
陰謀で家を取り潰された眉目秀麗な公子がお家再建のために戦うっていうみんな大好きな話な上に主人公がティモシー・シャラメなので画面が映える。ちなみにポールは上半身裸で寝るようです。
続編ありきのストーリーなので、1作だけでは登場人物の描写も世界の描写も物足りない印象。なので、続編を期待。
余談だが、ポールの父親レト公爵(オスカー・アイザック)が劇中での戦闘機の操縦が上手いのを見て、きっと若い頃は凄腕の戦闘機=X-WING乗りだったと思う事にした。
砂歩き
映画タイトルにパートOneとあったのでまだまだ続く序章なのだなぁと思って見ていたが長い。何だか全部が間伸びしているのか疲れた。ナウシカの話?と思って見ていたがこっちの原作が先なのね。うーんなん作まで続くのか
圧倒的なビジュアルに魅了された
延々と続く砂漠。
異文明ならではの奇怪なメカ。
巨大で神秘的なサンドワーム。
後にスターウォーズなど様々なSF映画のルーツとなったDUNE。
これを最新のビジュアルで堪能できただけで満足だ。
次回作はぜひスクリーンで見たいものだ。
何度か落ちた…
映像やスケールの大きさに惹かれて…
そしてジェイソンモモアに導かれて…
だぁー
自分には小説を読んでいるような感覚。
音楽も壮大ではあるが、何故か耳に触る。
パート2は観ないかも…m(_ _)m
他の方々がレビューに書いてあるような印象も残らなかった。
起承転結の中で、起承あたりか。。。
映像美
と音響が素晴らしくマッチしている
1万年以上未来なのに機械は最小限しか出てこない世界。
これにはしっかり理由があり世界観が練られているが用語が難しかった
ティモシーシャラメのお顔が美しい
SF好きなら好きだと思うので是非
未来すぎて
西暦10190年の話。あまりにも未来の話すぎて、ちょっとピンとこない。
ただ、宇宙船やヘリコプターなどはなかなか迫力あって、壮大なイメージは感じることができた。砂虫?がデビットリンチ監督のイラストにあったくらいのものであったらもっとよかったかも!
SF超大作の序章
壮大な物語の序章といった感じ。
とりあえず1時間ぐらいは物語も大きく動かないので、何を観ているのかよく分からない。
その間に設定を理解し、世界観に入り込めばいいのだが、色合いが暗く似た顔の人が多いし、未来の映像なども流れるので少々混乱し疲れる。
映像やCG技術はとてつもなくすごいのだろうと思う。
この1作だけでは面白さは全くなかった。
今後どのような展開になっていくかは気になる。
1万年後の惑星?
自分の想像が上手く追いついていないのか、本も読んでないのでよく分からないのだが、1万年後の惑星がやけに中世みたいな石造りの城か寺院みたいで服装もそれっぽくてハイテク?要素が間に合わせみたいに見えてそこにとても違和感があったがストーリーとしてはとても楽しめたので続きがみたい!
長~い予告編
長~い予告編を2時間半観ていた気分で,
エンドロールを迎えました。
映像技術や美術は素晴らしい。
大画面と大音響の劇場向きの映画を
家で見てしまったのは残念。
でも,ストーリーが間延びする感じで
退屈になったことも正直ありました。
ティモシー=シャラメが
どう成長していくのかが楽しみではあるので
次作は劇場で観ようと思います。
豪華な俳優陣からも
恐らく
スターウォーズのような
シリーズ化の計画がある映画だと思いますが
次作を観てその後どうするかは決めようと思います。
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