DUNE デューン 砂の惑星のレビュー・感想・評価
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難解すぎず、単純すぎず
このような映画はその世界観を楽しむのが一番だが、難解すぎてストーリーをたどるのに必死になったり、逆に先の展開がわかってしまうほど単純すぎたり、あとは思想の押しつけが強すぎてちょっと説教臭くなったり、と「入り込めない」ものも多くある。
その点、この映画は独特のテンポでの進行具合と映像のスケール感がとてもゆったりとしているのが良いのだろうか、観ていて非常に心地が良い。
Part2はしっかり映画館で鑑賞したいと思った。
100年後も観られる傑作?それとも・・・・・・
フランク・ハーバートによる傑作SF小説を、ドゥニ・ビルヌーヴ監督が再映画化した本作は、100年後も名作として語り継がれているに違いありません。
(ある条件付きですが)
IMAX規格での上映形態もあり”映画館で観てこそ”という映画ファンの気風を生んでいますが、実はバチバチにキマった画作りや見事な美術などは家のテレビで観ても遜色無い作品で、新たなクラッシックとして残り続けるだけのポテンシャルを持っています。
元々作家性の強いビルヌーヴ監督のセンスが爆発していて、どこを切っても金太郎飴のように素晴らしいの一言。どこで止めても絵画のようなビジュアルが詰まっている、濃厚な映画作品になりました。
きっとこの先々も繰り返し観られる作品となっていくでしょう。
PART2の公開でそちらも現在話題ですが、そちらは後半の展開が駆け足気味でそこについての手厳しいご意見も見かけます。
しかしながら、原作を知る諸兄なら、このPART1と PART2がまだ原作の1巻の終わりまででしかないことはご存知かと思います。
本シリーズの醍醐味はここからで、ビルヌーヴ監督がこの後の2〜6巻までを映像化してくれれば、初めて映画として完成するのかなと。
原作は、元新聞記者で戦争中は写真家として戦地に赴いた経験を持つ、フランク・ハーバートが、砂丘に関する取材経験などを活かして書いた、長大な本SFシリーズ。
その真骨頂は、現実に存在する人類課題を濃縮還元したような題材と、古来から存在する英雄譚を、見事にハイブリッドさせた点だと思います。
しかしこの巨大な歴史と設定とそして物語は、他では味わえないほど美しく不気味で荘厳ですが、映像として知覚するするにはあまりにボリューミー。
SFやファンタジー作品の栄誉であるヒューゴー賞を獲るも、映画化に関して様々な苦労がありました(ここでは省きますが)。
そもそもこの長大な物語をどう映像にするのか。原作者に短い脚本を書かせるなど、試行錯誤もありました。
そうした先人達のアイデアなどをベースに本映画化が成し得ていることも細部に伺えます。
映画の歴史上、ようやくデューンを作るだけの技術が各プロダクションに充実して来た今だからこそ、このシリーズは作られているのではないでしょうか。
観た方々ならお分かりでしょうけども、スター・ウォーズやその他様々作品群に多大な影響を与えた本家本元デューンが、ついに錦を飾る時が来たのでしょう。
時代が、映画が、デューンに追いついたと言えるでしょう。
ビルヌーヴ監督には続きを、最後まで作ってもらわなければいけません。
それで初めて、サイエンスフィクションと映画の世界に、揺るぎないクラッシックが生まれるのではないでしょうか。
ダイジェストのようだと言われたリンチ版みたいに、“未完の傑作”呼ばわりだけはされたくないものです。
というわけで、まだまだ今後が楽しみという本作。
皆でチケットを買って応援することで、この続きをどうにかして作ってもらい、皆でこの傑作シリーズを完結させましょう。
重厚な造り
いやぁ面白かったですね これは劇場で観るべき映画です
自分はAmazonプライムでiPhoneで見ましたが イヤホンなので音響はたっぷり楽しめました 結局皇帝は出てきませんが2で出てくるでしょう パート2は面白いでしょうね この1作目は序章といってもストーリーは充分展開していますよ ただ3もあるようなそぶりを見せているので そんなに長い話しなのかなと もともとデビッドリンチの作品でかなり有名でしたからね しかしこちらは完成度 映像美 音響がすごい 人を操れるスターウォーズのフォースみたいな力もでてきます パート2は今ロードショー中なので観に行きたいですねえーえー この監督の作品はプリズナーを見ましたが面白かったし腕があるようですね 星は5点満点しか付けようがないできですね良くできています
評判の割には
レビューの点数と評判を見てめっちゃ面白そうだし、Part2も上映されるからとりあえず鑑賞。
普段SF映画を見ない自分にはあんまりハマんなかったな。
サンドワームが印象に残ったくらい。
とりあえず続編も見る。
面白い
思わせぶりなフラッシュフォワード映像が結構多めで、主人公の超能力設定なのだろうが、ストーリーの面白さを止めてしまっていると感じた。パート2への期待は高まるが、本作単体で見ると物足りなさはある。
宇宙船などマシーン系や、SF的な衣装のビジュアルがとてもカッコよく、それだけでも飽きない。陰謀渦巻く星間戦争のお話なので色々と大げさに動いていく。そのダイナミズムに十分見合う映像のスペクタクルは、見ていて楽しかった。
めちゃくちゃ面白い
今作も星5です。
預言者とか救世主の話ですが、
その伝説を作った宗教自体が、
利権のために作られた組織です。
アメリカ特有のヒーローが勝つ話ではありません。
この原作が50年前なのが驚きです。
序盤は難解かつ意味不明な用語が飛び交うが、 後半はそれが繋がってい...
序盤は難解かつ意味不明な用語が飛び交うが、
後半はそれが繋がっていく気持ち良さがある。
迫力のある王道SFで面白かった。
2が楽しみ。
物凄い重厚感
映画館で観たかった…!
スマホのちっさい画面にイヤホンで鑑賞(泣)そんなレビューに需要はあるのか?ある!多分!スマホのちっさい画面でも楽しめることを伝えたい!
只今絶賛上映中のPART2が観たくて復習がてらPART1をサブスクで観ることに。もう、開始5分で圧倒されました。映像から伝わってくる緊張感、巨大な戦闘機、かっこいい戦士達、世界観に呑み込まれます。
何より音楽が凄い!重低音をこれでもかと轟かせ、この砂の惑星の世界観を見事に表現しています。バグパイプが出てきたのも嬉しかったです。作中、超高度な文明や技術が織りなす中、バ、バグパイプっすか!?なんかチグハグな楽器の登場にテンションが上がります。
そしてサンドワーム。このクソデカサンドワームが凄い。異様な存在感を放っています。砂を巻き上げて物凄い勢いで移動する様は恐怖すら感じます。
ストーリーは少し難しかったです。ストーリーというか、聞き慣れない固有名詞がたくさん出てくるので、セリフを聞くたびに、ん?何だっけそれ?となってストーリーに集中できなかった感じです。とはいえ、物語が進むにつれ慣れてくるので、最初よくわからなくても大丈夫です。それに、大まかにストーリーを掴めていれば十分楽しめると思いますし。
冒頭の「夢は深淵からのメッセージだ」。凄くクールでインパクトがあります。この言葉こそ、この作品の中核を担っているのかな?という印象。
とにかく音楽!サンドワーム!
PART2はこれを絶対に映画館で体験したいと思います。
寝落ちの極み
この監督の作品大好きなんで全作品観てるし、DUNEに関してもデヴィッド・リンチ版・ホドロスキー版ドキュメントも観るくらい好きなのに、何故か途中で寝落ちしてしまう…
画もめちゃくちゃ綺麗だし宇宙船もデカいし規模もデカいから好きな要素満載なのに、寝落ちしてしまう…
Part2をどうしても劇場IMAX版で観たいので4回目鑑賞に挑戦する。どうか寝ないように…
映像美とスペクタクル感とじれったさ
原作未読。
ドゥニテンポ、とでもいうべきゆったりした速度で進む物語が独特。
見通せそうで見通せない、何かが大きく動きそうで動いたのか?
な、じれったさと静けさが見る者を作品世界へ引き込む。
全体はアラブテイスト。しかしながら物語は中世ヨーロッパの戦国モノ。
戦闘にはアジアンテイストが入り混じる、新たなスターウォーズ感が斬新。
衣装も含め絵は、テラテラ、ぴかぴかのハイテクSFとは一線を画し、
それがまたシブくゴージャスである。
PART ONE ということもあり、物語はまったくの序章なのだろう。
ただどうも王道のようで、先の展開が何となく読めてしまう感じがした。
その分、映像にしっかり目が行き届くという配分でもある。
古典SFを現在のセンスでずっしり味わう、そんな作品と観た。
続編はここへ変化が加わるのか。
加わるなら劇場へ行ってもいいかも、と感じている。
難しいですね…
続編公開にあたり観てみました。
その映像や世界観はとても美しく目を見張るものがあります。
全体的には砂漠を舞台にしたスターウォーズのよう。
なのですが、自分には合いませんでした。
難しいですね…。
人類が未来永劫追い求めた「精神」とは。優等性が作ったデューン
そのスケールの大きさゆえに映像化不可能とまで言わしめた本作にやっとハリウッドが追いついたといった感じだろうか。
かつてリドリー・スコット、アレハンドロ・ホドロフスキーが監督を断念し、白羽の矢が立ったデビット・リンチでさえも編集権を持たなかったがため駄作として世に出されたいわくつきの作品。
当時の製作サイドは高額な製作費回収にこだわりR指定を避け、年齢関わらず誰もが楽しめる作品としたかったが、当時のとんがったリンチからR指定を奪うことはキムチから辛みを奪うようなもの。結果、誰もが楽しめない作品となってしまった。
監督の才能に理解が足りないプロデューサー側に明らかに問題があった前作から年月を経て、予算、製作者の手腕、才能ある監督と本作を成功に導ける条件がようやくそろったところで実現した今回の再映画化。
前回の「ブレードランナー2049」が評判のわりには興行的に振るわなかったため、かの作品のようなビッグバジェット作品にはもうお目にかかれないかと思っていたところに本作の企画が発表されたときはかなり嬉しかった。
ヴィルヌーブ作品の評価はもはやお墨付きなので本作への不安はなく、今回鑑賞して期待通りの出来に満足できた。
贅を尽くした美術や衣装、演者もすべて魅力的で、そして何よりもストーリーがわかりやすく作品世界に入り込みやすいように作られている。
物語は原作者が言うようにSFというよりは中世騎士道伝説にアラビアのロレンス的なものを加えたようなお話。ちなみに実際のT・E・ローレンスがアーサー王を崇拝していたというのもなんだか感慨深い。
今回は内容的には物語の序章に過ぎず、あまり大きな展開はない。娯楽を求めてきた人は肩透かしを食らう内容だったと思う。私個人的には大好きな監督によるこのシリーズが今後も楽しみで、映画を見る楽しみが一つ増えたという感じ。
ちなみに当時、自らの企画がとん挫し、リンチ版デューンを悔し涙ながら見始めるとそのあまりの出来の悪さに歓喜したホドロフスキーは本作を見てどう思うのだろうか。
その答えは否ではないだろうか。私はヴィルヌーブのファンで本作には好意的だが、しかしある意味本作には驚きはなく想像通りの出来であったことも否めない。あらゆるクリエイターをしてそのイマジネーションを触発し続けた偉大な作品。それをあまりにそつなくお行儀よく作ってしまった点でやんちゃなホドロフスキーには物足りないんじゃないかと想像してしまう。
いまさらながらにリンチのやりたいように作ったデューンやホドロフスキーのデューンも見たかったなとつくづく思う。
公開時、109エキスポシネマズIMAXにて鑑賞。
IMAXレーザーGT
久しぶりに観たので、レビューします。
僕は、この映画IMAXレーザーGTでしか観てません。
1回目は公開当時に東京で、今回は2回目で大阪にて。
この映画で、初めてIMAXレーザーGTを体感したのですが、
IMAXレーザーGTのスゴさを伝えるネット記事に…
ビルの6階建て相当の大きさを持つIMAXレーザーGTの超巨大画面で観ると、
目の前は一面砂漠、脳がバグって、本当に砂漠にいて砂が風で舞い上がるのを感じる的な事が書いてあった。
それならばとIMAXレーザーGTを体感してみたが、さすがに砂が風で舞い上がったり、そこまでは感じなかった(笑)
ただ、この映画を完全に楽しむにはIMAXレーザーGTが必須です。
時おり縦長になるので、IMAXでもIMAXレーザーでも画面が切れてしまい、IMAXレーザーGTでしか表現できません。
超巨大な宇宙船、超巨大な砂虫、恐怖すら感じる広大で美しい砂漠、
凄まじい迫力、凄まじい没入感、普通のIMAXじゃ絶対に表現できない超ド級の圧巻映像です。
再上映は終わってしまったが、また再上映してくれるはず…
今現在IMAXレーザーGTが観れるのは東京と大阪のみですが、行ける距離に住んでいて上映中であれば、ぜひIMAXレーザーGTで観て下さい。
分かりずらく眠くなる映画ですが、映像を楽しむ映画だと思います。
超美人のレベッカ・ファーガソンが巨大に写され、ホレボレしました(笑)
ちなみに、デヴィッド・リンチ監督のオリジナル版はショボイです…(苦笑)
最後に、もっとIMAXレーザーGTの普及を全国に!!!
IMAXですIMAXなんだけどさ
part2の公開2日前に池袋のグランドシネマサンシャインの会員更新(有料)したら何とポイント貯まってたので直前のおさらいで見てきたわけですが…
まず通路の遠い方から座ってる人を掻き分けて座るのは論外だから良い席取れた人はなるべく早く来るべきだし、本編始まってもまだ入ってくる人がいてIMAXの下の映像にかぶるから集中できないしで池袋という土地柄もあってなかなか難しいね、ここは劇場そのものがでかいし、エレベーター来ないし常に満員だし、12階にたどり着くのにかなり時間かかるしね。
内容的には2回目なので自分の記憶をしっかり辿りつつ補足していく感じ。相変わらずこんなでかい国が医師の裏切りだけで滅ぶのかよ!とかバリアの仕組みって結局なんなんだよ!とかは思うけど壮大で素晴らしい鑑賞体験でした。IMAXサイコー!と言いたいんですけどやるならちゃんと全編IMAXサイズで作って欲しいんですよね。途中でスコープサイズになったりIMAXに戻ったりで没入間には程遠い感じ。あー、前回見た時もそうだったわーって思ったのでDUNEはニセMAXで見た方が没入感は味わえるのかも。
part2の特典映像は見なきゃよかったなあ(驚く楽しみが減っちゃう)
あと3時間の上映時間に向け必ずトイレには行っておいて!集中力が切れたら漏らす!くらいまで追い詰められたのは久々でした…アイスコーヒーはダメ絶対!
ではまたpart2のレビューで。
IMAX映像を家の古いテレビで見る悲しさ…
配信で見るのは、正直な話、厳しかった!
台詞が少ないため画面を注視するものの、暗くて何が起こっているのかわからない場面が多数。
砂漠が舞台で単調な色彩にならざるを得ず、途中で眠くなってしまい、2回ほど中断して仮眠。
もともと2時間半もある映画のため、見終わるまで昼寝込みで4時間くらいかかってしまいました。
2は劇場へ足を運びます。
あと、ひとつ気になったのは、ジェシカでしたっけ…あのカーチャン出過ぎではないか?ということ。
原作があるので仕方ないのですが、息子と母親がベッタリみたいな感じがちょっと気持ち悪かったです。
ジェシカが少し若すぎる感じもする…と思ったら、実年齢が12歳しか違いません。
一緒にいると恋人同士に見えなくもないです。
ですから、チャニが出てきても、正直母親の方がキレイに見えてしまいました。
次回作でどのようになるのか心配と楽しみが半々です。
できればお母様には早々にご退場願いたいです。
こんな映像体験は初めて・・・
IMAXレーザーGTで観る「デューン 砂の惑星 PART2」の先行上映会に行ってきた。いやあ、こんな映像体験は初めて・・・掛け値なしで、感動した。
IMAXレーザーGTのある映画館は日本では、「グランドシネマサンシャイン池袋」と「109シネマズ大阪エキスポシティ」の2か所だけ。2021年に初めて「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」を、エキスポシティのIMAXレーザーGTで観てから、しばらくこのスクリーンに填まったが、最近はそれほどでもなかった。
それが今回の「デューン 砂の惑星 PART2」は、全編がIMAXカメラで撮影された驚異的な映像で、すでに高く評価されていたものの、実際に高さ18m×横幅26mの巨大スクリーンの迫力を、今回ほど感じたことは過去にはなかった。全身で映像と怒濤の音響を浴びてきた感じだ。
本作はドゥニ・ビルヌーブ監督によるパート1が2021年に公開。そのときもIMAXレーザーGTで観たものの、それほど面白くもなく、映像的感動もなかった。ストーリーも単調だったし、寝落ち寸前だった。当時の私の評価は★3.7。
しかし今回は違う。まあ、あまりに話がややこしいのと、出てくる劇中の用語が難しいので、前もってYouTubeなどで学習し、パート1も配信ビデオでしっかり見直していったこともあるのだが(絶対に少し勉強して、パート1も観ておくべき・・・話がともかく複雑だから)、ともかく、もの凄い映像と音響なのである。
007以来、「RRR」や「ミッション:インポッシブル」、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3」など、IMAXレーザーで10数本は観たが、本作は絶対に、このシステムで観るべき映画ナンバーワンである。★の評価は4.5。
もう一回は、観に行きたいと思っている。こんな映像体験、なかなかない、と思うほどのもの凄さ。 大げさだが、見終わったとき、私も砂漠の香料「メランジ」に冒されているような錯覚さえ覚えたのだった。
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