DUNE デューン 砂の惑星のレビュー・感想・評価
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合法高級幻覚剤ってことですね
人類が宇宙帝国を築いている西暦10191年、デューンこと砂漠の惑星アラキスを治めることになったアトレイデス家が隠謀に巻き込まれる話。 原作未読、リンチ版未鑑賞の予備知識無しで観賞したけれど、タイトルが出て「PART ONE」…えっ、この尺でも続編有りきなんですね(´・ω・`) デューンにしかない抗老化作用のあるメランジを巡り、80年間デューンを治めていたハルコンネン家との戦うことになるストーリー。 メインストーリーの内容の割に脱線したり、夢のシーンが頻繁に差し込まれたり、後から説明があったりでなかなか進まずまどろっこしして面倒くさいし、特殊能力ねえ。 そして全てはこれからという感じで終わってしまって…迫力もあったし決してつまらなくもないけれど、個人的には余り合わなかったかな。 というか、今更ながら超大作なこういう系のSFは、結構自分に合わないことが多く余り得意じゃないらしい…(´;ω;`)
大金を叩いて製作する意味を考える一作
砂の惑星を巡る覇権争いの話。 世界観としては非常に美しいが、2.5時間かけるほどの話ではない。メサイアとしての使命を自覚するにはあまりに弱く、最後も尻切れトンボで終わる。後半があっても正直どうでも良く思ってしまう。 予知夢や未来のビジョンは「メッセージ」にも多用された手法で、正直飽き飽きする。 ドゥニ・ヴィルヌーヴは、SFの名手として名をあげたが、この作品は完全に埋もれてしまうだろう。 ティモシーシャラメが十分ハマり役かは分からない。全体的にパッとしない印象。 ハンスジマーの曲は、ブレードランナー同じく、騒音に感じられる。人によっては「没入感」を味わえるかもしれない。 地球は水の星なので、砂が題材なのは人類全体には受けないのかもしれない。
新たなシリーズ大作に立ち会えた!
最高でした‼︎ 壮大なスケール感と端々まで行き届いた美的感覚に、終始鳥肌が立ち、155分が1時間位にしか感じられなかった。 ホドロフスキーも、デイヴィッド・リンチ(駄作)も作れなかった… 今の時代だからこそ作りえた、新たな時代のシリーズ大作に立ち会えた気分でした。
巨大で広大な舞台のこぢんまり年経物語
ティモシー・シャラメは前作の「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」での繊細な演技がとてもよかった。本作でも懐疑的で内省的な青年ポールを好演。レベッカ・ファーガソンはヒュー・ジャックマンの相手役を務めた映画「レミニセンス」ではセクシーな歌手だったのが、本作品では化粧も変えて、姉かと思うほど若い母親を演じる。ポールの本当の母親かどうかは不明だ。 本作品はアメリカ映画なので、ハリウッドの家族第一主義から一歩も出ない上に、国家主義的な世界観で描かれているから、支配する側とされる側の戦いとなる。支配される側が理不尽な支配者を打ち破って、新しい支配者となるのがお約束である。本作品がPart 1 なら、Part 2 か Part 3 に大団円が用意されているのだと思うが、もしかしたらお約束とは違った結末になる可能性もある。期待薄ではあるが、少し楽しみではある。 何も予習しなかったから、映画を鑑賞しただけの理解は次のとおりである。 人間関係は中世の封建時代のようで、公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵といった華族の階級が登場する。王がいて、皇帝がいる。民主主義革命が起きる前に産業革命が起きて、文明が高度に発展した世界だ。文明の発展の先鋒が軍事であったように、この世界でも軍事技術が最も発達している。中にはインスタントで発動するボディシールドもあって、これは現実に存在したら物凄く役に立つと思う。そんじょそこらのナイフは貫通できないから、まずレイプがなくなる。ストリートファイトも減少するだろう。支配層の人間たちにはどうやら超能力もあるようだ。 封建主義的なのに、女性の権利は認められているみたいだ。やや整合性に欠ける。しかし巫女(シャーマン)のような女性(シャーロット・ランプリングが怪演)も存在し、王や皇帝を操る。これがラスボスになるのだろうか。 皇帝または王または君主がいて、広大な広場に兵士が整列する光景は、北朝鮮や中国のようである。本作品は支配者たる中国の皇帝に衛星国家である北朝鮮がいくつも存在するみたいな世界で、支配層や指示系統上位の人間しか登場しないから、庶民が主役となる日は来ないだろう。つまり本作品の結末に民主主義はない。 砂虫の巨大さをはじめ、登場するすべてが巨大であり広大だ。音楽とともにその巨大な映像はそこそこ楽しめる。惑星ごとに特色があり、本作品で描かれる砂の惑星DUNEはサハラ砂漠と似ていて、気温が昼は70℃、夜は氷点下という厳しい環境である。暑さと寒さと砂の3つを防がなければ生きていけない。ずっと前からこの惑星に生きている(多分移住してきた)人間は、それなりの進化を遂げている。 高度に発達した軍事技術と、封建主義と帝国主義から少しも発展しなかった人間社会の対比は、SNSがない時代だったら面白いと思ったかもしれない。軍事技術があれだけ発達していれば通信技術が発展しないはずもなく、膨大な情報が互いに共有されれば、一般の兵士が盲目的に従うことはありえない。 しかし情報の共有があると軍隊はカオスになる。本作品では情報統制の場面は登場しないが、北朝鮮のように庶民はインターネット等の情報網にはアクセスできないようになっているのだろう。そうでないと作品が壊れてしまうのだ。高度な軍事技術を背景にした巨大で広大な舞台だが、支配層を中心とした登場人物だけのこぢんまりとした物語である。
文句なし。そこにある、いる、SF映画
ドゥニ・ヴィルヌーヴの異物の存在感の表現力はもう間違いない力量なのはわかっていたけど、それでもここまで純度高いSF映画だとどうなのか!?と観る前は少し怖かったけど、もう完璧。 あの物量の宇宙船が飛んでいる、破壊される、小型船が動いている、砂虫が現れる、それを観客に没入感を持たせながら体感させる。 その体感の高さこそがこの映画の凄さだ。 メタ視線を入れる隙がない、これこそ原初のSF体験なのでは!と思いながら見た。 とにかくデザインが抜群にいい。 これまでの名作過去作(特にナウシカの影響はバシバシ感じる)を踏まえてきっちりと洗練さが更新されている。 このデザインの良さが視覚的にずっと気持ち良いのだ。 音楽もやはり素晴らしかった。 不穏な、不可解な音楽で場面をリードして観客を誘っていた。 マスク姿の戦士、人間には制御できない環境、果たして企画が始まったときにここまで2021年の地球とリンクしうると予想していないとは思うけど、この公開タイミングも味方につけた素晴らしい傑作だ。 パート2の前にこんな絶賛してしまうことが怖いけど、もうずっと見ていて堪らなかったな。 母と子の物語というのも個人的にツボ過ぎて、もう。
今年ワースト
この映画を通ぶってよく言う映画好きや映画評論家の思想にはなりたくない。 尻すぼみ感が古今映画の中で一番凄い。 ラストの決闘何あれって感じ。ただのイチ兵士と決闘して終わりって???伏線とかないわけ。 ヒロイン出てくるのも遅すぎ。ちょくちょく予知夢みたいに小出しにしてるけど、母親と旅してるだけのマザコン野郎だろ。何途中でスーツ着るときに意識してるシーン入れてるの?気持ち悪いし、そういう映画ならちゃんと描けよ。 本当にひどい。香料とか意味なくなってるし、監督はナウシカやりたかったんなら恥ずかしがらずにちゃんとやれば。 パート2あるだろけど絶対に予算下がるしクソ映画間違いなしだから未公開映画の領域なるのは間違いない。 なぜこれ程の予算かけてクズ映画やるんだろう。ドルビーシネマで観てなかったら確実に寝てた。品良くSF作りました感満載でした。
中世かってーの
西暦一万年は皇帝や伯爵家が統治する世界みたいです。大統領や首相、書記長、委員長より貴族制度の方が優れていたようです。映画の設定や脚本の御都合主義にいちいち目くじらを立てるのは良くないしこの作品だけじゃないけど戦闘シーンだけは文句を言いたい。大気圏内に何十機も巨大な戦闘艦を浮かばせているのに何故、何故、何故、ヤッパを振り回して集団肉弾戦で戦うんだよ しかも野外で これなら新撰組や次郎長一家にスマホでも持たして戦わせたらワンチャン勝機あるんじゃない。物語の本筋と関係ないがバカじゃねーかと思ってしまう。1960年台の原作を2020年代に撮るなら違う戦闘シーンを見せてもらいたい。
続きが楽しみ
雰囲気バッチリ、主人公の雰囲気も公爵の息子という線の細い感じも良い。 ただほとんどヒロイン出てこないし2時間そこそこという映画のスケールに合ってないのは結局難しい。 フォーマット考えるとテレビシリーズとか、ネトフリの方が今には合っているのかもしれない
砂漠描写に引き込まれた。
面白かった。 ヒロインを喰うぐらいミステリアスで個性的な母親の演技やキャラクターが良かったと思います。 予備知識なく観ましたがわからないと言うことはなかったです。私はカタカナが覚えられないので字幕追おうとすると混乱しましたが。 宇宙を束ねてる帝国と、そこに属してる主人公の星と、敵のハゲ頭のボスと、ハゲ頭が資源を搾取してる砂漠の惑星DUNE。の四つの勢力の立ち位置がわかれば... ただ常に音楽は壮大だし二部作?の一部なのもあって確信をつかないような描写も多いので寝不足だと眠くなるかもしれません。 ストーリー展開が遅いといったレビューもありますがSFだからこその良いテンポだと思いました。非現実をみせるのにあっさりしすぎも味気なく理解が追いつかないかなと。 日中60℃にもなる砂漠の表現はとても美しかったですし、緊迫するシーンもしっかりあるので楽しめたと思います。エンドロールの音の密感も好きでした。 原作を知らないのですがthe選ばれし少年ものって感じで次作が楽しみです。
とにかく砂の惑星がすごい
宇宙系のSFはあまり得意ではないですが、映画の強みを目一杯味方につけてる作品ですね。 宇宙規模ですが銀河はほぼなくひたすら砂砂砂。 砂にまみれるポールが映えること映えること。
あの原作の雰囲気を見事に再現
アトレイデス家の高潔さと、ハルコンネン家と皇室の醜悪さ。 世界の雰囲気、砂漠の風景、宗教観なんかを上手く、綺麗に描き出している。 兵が集合してのアトレイデスの掛け声とか、皇帝の伝令官を受け入れる時の雰囲気。 あの大作小説を、このご時世にやるだけと気概が感じられた映像美。これを見せられると、このクオリティのまま続きを観たいと願ってしまう。 ポールの俳優さんの儚げな感じと迫力と良いな。 小説読んだのは遥かな昔だけど、案外用語は頭に残っているもので、クイサッツ・ハデラッハ じゃなかったけか。ハデラックになってるな。と言うのが気になったり。 もとの単語がchとかで終わってたりするのだろうか。
映像、音楽・音響ともに物凄い完成度
焼き直しだし、前に失敗というレッテル貼られているから、正直期待薄だったのですが・・・、まぁ大作だしせっかくだから最高の環境でということでIMAXでの観賞。もの凄かったです。 もともとこの監督の映画って音響が響くと思っていたけれど、ハンス・ジマーとみごとに融合して、聴くだけでもたのしい映画だと─。 個人的にはArrivalと2049のいいとこ取りのような印象を勝手に持ちました。STAR WARSのようならところも感じたし、要するに色んなサイファイ的要素がかき集めれているような印象で、新鮮なところは皆無だったかも・・・ただ、ドゥニ・ヴィルヌーヴらしさ(?)も十分に感じられたし、何といってもこの質に感動してしまいます。このコンテンツを映画にする覚悟を感じます。 これがダメというなら、リメイクとか映画そのものを劇場で見ない方がいいかもしれません。今は自宅にしていながら新作を見られる時代なので、劇場観賞して文句を言うのは時間とお金が無駄なような気がします。とはいえ、話題作を見て批判するのも楽しみの一つなんでしょうけど。 この作品の質を標準にして、もっとビックリするようなクオリティの続編を作ってほしいものです。
高評価多いんですね。
大変失礼ながら、これ面白いですか? むずかしい言葉ばかり出てきて相関図がよく分からないし、それに輪をかけて次次起こる訳分からない肉弾戦の展開。 そして申し訳無いが感情移入できないキャラクター達。そして極め付けは、ほんと訳分からんストーリー。 良かったのはトンボ型飛行機くらいか。 「ブレードランナー2049」も乗り切れなかったオイラ。この監督とは相性が、良くないようだ。同じ監督で続編が出ても見るのは戸惑うわな。
壁画を見上げるかのようなスペクタクル映像体験
デューンはその画面の隅から隅まで正に超大作と言うに相応しい作品である。そのスケール感で言えば、アラビアのロレンス(恐らくヴィルヌーヴは人物と砂漠の対比のためにこの作品を研究していると思う)、地獄の黙示録、2001年の宇宙の旅といった映画史に残る超大作と肩を並べるスケール感である(ちなみに映画中、これらの作品のオマージュシーンもちらほらある)。 今作で監督ヴィルヌーヴがチャレンジしているのは、壮大な壁画を見上げるかのような映像の宗教的とも言えるレベルの「巨大感」である。広大な砂漠に映る人影、超巨大宇宙船から飛ばされる豆粒のような小型機、砂漠の星に建造された、ブレードランナーのオープニングを思い起こさせるような巨大都市。これらの小さく配置された対象物と広大な背景の対比の落差が大き過ぎて、携帯やパソコンの画面では、全てを一瞬で捉えられない。衣装やセットのディティールもだ。(そしてハンスジマーの新境地ともいえる、これまた壮大なサウンドトラックも)。実際私はパソコンの画面で予告編を見た際には、シンプルな画面構成だな、とさえ思っていた。なぜなら、その画面の細部の情報をパソコンの画面では全て把握し切れていなかったからだ。 そう、この映画はIMAXクラスの巨大画面で見た時に最も「映える」ように最初から設計されているのである。だからこそ、ヴィルヌーヴはコロナ禍のアメリカでのワーナーブラザーズの「配信」という決断に怒り狂ったわけだ。この映画の映像は通常のドラマにおける、物語を説明するためにある記号的な絵とは情報量が異なる。最初から最後までスクリーンの絵に見入り、埋没しているような感覚を味わう事が重要だからだ。この映画を見て、物語のテンポが遅く退屈だと言っている人は、筋を追う事に関心が向かうあまり、この映像のディティールや美しさを味わい切れていないのではないだろうか。(興味深いのはその「遅い、退屈」といった批判こそ、まさしく過去に2001年宇宙の旅やブレードランナーが受けてきた批判である。今の時代でさえも、人々は映像そのものを味わい、映画の世界に浸る事よりも、物語の展開、台詞に引っ張られた映画鑑賞をしているのだ)。 もちろん、原作が古典である故、ストーリーやアイデアが色々な作品で既に引用されていまっていて若干新鮮みに欠ける事や、これからいよいよという所で映画が終わってしまう事に不満を持つ人がいるのも理解できる。だからこそ、その欠点を相殺し、SFの古典を蘇らせるために、このような壮大で重厚な映像とサウンドが必要だったと思うのだ。 映画ファンとしては今の時代にこれだけの商業大作で自分の理想の映画を妥協せず、作りあげたヴィルヌーヴの力量を評価したい。セットデザイン、コスチューム、キャスト、撮影、全てが洗練されている。ヴィルヌーヴの得意とする静かに静かに緊張感を積み上げていく演出と、その壮大なスペクタクルシーンにより、鑑賞中、息をするのも忘れるほど圧倒されていた。大作のため、2作目を制作するには今作のヒットが欠かせないそうだが、是非とも実現してほしい。完結してこそ本作の本当の評価も定まる事になると思う。
雰囲気はある
SF超大作の雰囲気はかなりあるんだけど、なんというか今ひとつわかりにくいというかテンポが悪いというか、、、二部作の前半ということでイマイチ盛り上がらない。 次作は全面戦争でもっと盛り上がる、、?
【オーニソプター】
“二つの有力な家があって、敗れた側の若者が追放されるが、追放された先の人心を掌握、人々を組織化して蜂起、ついには政権を奪還する”なんて云うと、日本人なら源頼朝を思い浮かべる人が多いように思う。義経や義仲の助けはあったが、やっぱり頼朝だと思う。 まあ、多くの人がすでに理解している通り、「DUNE」は、そうしたタイプの物語だ。 原作はSF大河小説の金字塔「砂の惑星」だが、もう40年近く前に同様にデヴィッド・リンチが映画化し、批評家の酷評の的となり、そもそもこの原作を映画にするのは困難なのだと信じ込まれるようになってしまった。 しかし、今回は最新の映像技術を駆使して、やってくれました! もともとデヴィッド・リンチのキャラクターや衣装デザイン、屋内空間デザインなどは、非常に斬新で、カルト的なんて嫌味を言う人はいたけれども、僕は結構気に入っていた。 今回は、キャラクターや衣装デザインは、物語に重厚感を持たせるためか、派手さや斬新さは抑え気味だが、あのトンボ型の乗り物オーニソプターを目撃した時点で、僕は満点をあげることに決めてしまっていた。 デヴィッド・リンチ版のオーニソプターがダサかったこともあるが、近年の研究で、トンボの羽の形状や模様は非常に飛行に適していることが分かってきていて、そんな情報をアップデートしたんだろうなと想像して嬉しくなったのだ。 この原作「砂の惑星」については、有力な家、当主、後継ぎ、妾、お守り役、右腕、愚鈍に思える皇帝、預言者、裏切り者など、シェイクスピアやギリシャ神話の戯曲のように重層的で重厚感はあるが、人物設定は少しステレオタイプだなと思えるところもある。 映画については、デヴィッド・リンチ版は、家同士の確執や、皇帝の策略、裏切りなどが中心で、砂漠の民フレメンについては深くは描かれていなかった。 だが、ドゥニ・ヴィルヌーブ版では、前後編に分けながらも、物語の最重要な部分として描こうとしているところが伺えて、次に繋がる点として非常に良かったと思っている。これは原作の意図にも沿っているように感じる。 あくまでも原作を読んだ限りだが、ポールがフレメンの救世主となることについては、デヴィッド・リンチ版のレビューでも書いた通り、イスラム世界のムハマンドを参考にしたんじゃないかと考えたりしている。 砂漠の民、キリスト教・ローマ世界の抑圧、キリスト教やユダヤ教から学んだ一神教や救世主の考え方、新たな神の創造と独自の宗教文化世界の構築と抵抗など類似点は多い。 今回の「DUNE」は前編で、スペクタル感はやや少ないと感じるかもしれないが、この原作はもともとスペクタクル感も満載で、後編は、そうした手に汗握る要素も増えてくるのではないだろうか。 正直、砂歩きはちょっと滑稽だが、ヴォイスや、ハンターシーカー、巨大な砂蟲、スパイス・メランジ採掘船とキャリオール、耳で水を集めるネズミのようなムアディブも、本当に印象的だ。 前編が興行的に不調だと、後編が作られないかもしれないといった穿った見方もあるらしいが、そんなことは言わないで欲しい。 それに、公開初日、2日目とレビュー数は007NTTDみたいな盛り上がりを見せている。 それでも、映画を観てフラストレーションがたまったり、後編が気になる人は、新訳版の小説を読んで、想像力を駆使して感じてみてはどうかと思う。 このドゥニ・ヴィルヌーブ版を観て、あらすじが中心になってしまったデヴィッド・リンチ版を観るより良いと思った。でも、デヴィッド・リンチは好きな監督です。 前編でもフレメンの女性が話していたスパイス・メランジのために、水の豊富な惑星になることを諦めたことなど、現代にも通じる環境を想起させる要素もあるし、ポールや母親、これから生まれる妹がどうなるのかも見逃せないところだ。 後編に対する期待は高まるばかりだ。
エイイッ退屈、退屈ゥ!
UREYYYYYそんな眠っちまいそうなのろい展開で この赤だるまを満足させられるかァーー!? ハイ、ということで「DUNEデューン 砂の惑星」。 皆さんの感想を見ていると割と賛否両論ある感じですね。私個人は否側です。 まず、なぜ私がこの映画を楽しめなかったのかですがシンプルに物語に入り込めなかったのが一番です。やっぱり長いですね。2時間半ありますから。アベンジャーズのように好きなシリーズでもないとIMAXなどで見ない限り飽きてしまいます。 それに画面も暗いので眠くなってしまいました。後半なんかはずっと夜のシーンですしアクションシーンもサンドワームから走るぐらいでワクワクハラハラするものでもないですので。 が、ここまで気に入らないことだけを書いてきましたが、勿論良いところもあります。まず何と言っても映像美。IMAXではない普通のシアターで見た私でも感激させられる程の圧倒的な映像美でした。 DUNEの姿だけでもなく宇宙船の造形も素晴らしい。あんなにシャープでスタイリッシュなものを考え付く方は本当に尊敬します。 映像美を体験するためだけでも映画館で見るのも良いのではないでしょうか。
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