悪の偶像のレビュー・感想・評価
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先の見えない迷宮
市議会議員の息子がある日ひき逃げ事件を起こして遺体を家に持って帰る。それを父親が遺体を持ち帰ったことを偽装して元に戻したんだけど、被害者には事件の日に行方不明になった婚約者がいて、、.
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被害者の父親と加害者の父親、そのふたりが交わるだけでかなり大きなストーリーなのにさらにいろんなことが起こる。
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やり口としてはパラサイトと同じで予想してた展開より2点も3点もする。だけど、パラサイトがえ!なになに!どうなるん!って感じならこの映画は、は?え?なんで??どこまで行くんこの話?みたいな感じ(笑).
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あえて難解に作ってあるから登場人物の行動の動悸が謎すぎるし、色んな要素詰め込みすぎてくらーい迷宮に連れ込まれた感じ。
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そもそもこの映画自体「偶像」ってタイトルについてるぐらいだから、メタファーみたいなのが映画中に沢山入ってる。1回見たぐらいじゃわからないようになってる気がする。
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サスペンス映画ではなく、多々の悪を加えた闇鍋で 、 黒い雨がよく似合う映画
第1シーンのCGはウルトラダサく、シーンの内容も、ただ気分を悪くする。
しかしこの映画全体的には撮影の質が高く、高性能カメラをうまく使いこなす優秀な技術や、細かい演出、光の当て方等が丁寧で、文句のつけようはない。
監督の演出も良く、役者もうまいが、脚本だけは爆発的映画の展開について行けていないのが残念。
沢山の風呂敷を広げたが、大部分は何とか回収したようだが、
編集時にカットが幾つか入ったのか、回収しきれなかった事が少々気にはなった。
「ポカリスウェット」と「死体遺棄」が日本と同じ発音で嬉しかった。
被害者の父親は外見も演技も内野聖陽さんだった。
役名がみな似ていて、名前をポンと言われてもピンとこず、鑑賞中に混乱してしまったので、
映画ではあだ名で呼んでほしかった。
邦画なら、1つの不幸な事案があると、それを隠すために、1つ2つと罪が重なりあっていくのが王道だが、
この半島国映画は題名通り、全員が悪人であり、みな病んでいた。
よって小悪魔が暴走した理由も中盤から別人のようになった男の心変わりも、テロを起こした理由も、理解不能。
とにかく登場人物全員の心模様がまったくみえない。
「悪の偶像」の冷淡な母親と違い、
半島国映画なら「母なる証明(ボンジュノ監督)」と合わせてみるといい
いい意味でも悪い意味でも
いかにも韓国の映画だなー、と思いました。飽きさせないように努力している部分は買いますけど、人を殺したり、負の感情を爆発させるシーンが、作品にとって「ドラマチック」だと思っているところが決定的に駄目だなと。ドラマが全くこなれていなくて空回りの2時間半でした。
暗い怖いそして???
ハン·ソッキュ本当に良い人にしか見えないよ。もちょっと目に悪の光を見たかったなぁ。
香りや匂いって映画じゃ写らないけど、「パラサイト」でも主人公が傷つく言葉は匂いだったように大切な要素だね。私もどんなに素敵なおじ様でも加齢臭が漂ってくると、ガッカリしてしまいます。(関係ない話でごめんなさい。)
映画のトーンは嫌いじゃないけど、ちらほらある「?」が後半は「???」になってしまう。
イ将軍ってどんな人なんだろ?ググってみなくちゃ。韓国の人には大切な人なんでしょうから知っておきたい。
最後の演説は何話してるのかちょっとだけ気になります。
訳を入れない訳があるのかしら?
金髪のお父さん、ヒロシっていう芸能人の人に似てませんか?
ペパーミントキャンディの俳優とは知らなかった。ハン・ソッキュはすご...
ペパーミントキャンディの俳優とは知らなかった。ハン・ソッキュはすごくいい。善人にしか見えない彼が行動していく様子に意外と違和感はなく、政治家という職業のもつキャラクターを感じる。構造のもとで、人々が拘束されていくさまが、その映画力が素晴らしい。
我慢を覚えましょう
息子が車で人を撥ね被害者の遺体を持ち帰って来た議員と、被害者の父親が、被害者と一緒にいた筈の嫁を捜す話。
意味深なナレーションから始まり、議員が帰宅したら昨日息子が人を撥ねて殺したと宣いつつ隠蔽を謀る嫁。
とんだバカ息子とバカ嫁を説得し、息子に自主させるも、遺体を現場に戻しに行く議員というところから巻き起こっていくストーリー。
超直情的な被害者の父親に、鑑識すらまともに機能しない韓国警察というお約束は目を瞑るとしてw次から次にバックストーリーや新たな事実を差し込んでくる。
ガソリンスタンドの件ぐらいまでは結構面白かったけど、あまりにも後出しで余計なものが乗っかってきて、面倒くさいし安っぽいし。
登場人物達も後ろめたさがあり、目立っちゃいけない筈なのに余計なことしたがるしw
中盤以降は作中に乗り切れず「それで?」と「あーそうですか」という風にしか感じられなかった。
ところで、結果としてそれがメインじゃなくなってるけれど、息子の罪状はどうなった?
地を這うような…
地を這うような暗さでそれはそれで好みなのだけど、いったいどこへ行くのか分からぬまま暗闇の中をあっちへこっちへ揺さぶられながらたどり着いた先がどこなのかどうにも判然としないエンディング。
延辺がどうの、不法滞在がどうのと、韓国の事情にもある程度通じていないと分からないのはやむを得ぬか…
試されているような映画ではあったが、けして不愉快な体験ではない…
もう一歩進んで理解したいと思えた。
見なきゃよかった、、、
轢き逃げの被害者と加害者が、しかも加害者は有力者で、、、とかいう触れ込みだったので、なんか面白そうかもと思って見たんだけど、、、
思ってたのと全然違いましたわ。。。
轢き逃げのことなんて途中からどーでもよくなっていて、そんなことよりもずっとずっと胸糞悪い話が次々と展開されていくという、悪い意味で期待を裏切られた作品でした。
登場人物全員胸糞悪いヤツばかりだし、生理的に理解できないし理解したくもないことが次々に起こるし、一応最後まで見ましたが、途中退出も全然ありだったかも。
リピーターキャンペーンやってるみたいだけど、もう一度見たいと思う人いるのかな?
伏線と表象を散りばめて
ストーリーは追えたはず。保身や家系の為に色々なものを壊し崩れていくそれぞれの日常。やっと探し出した相手は「ナメてた相手は殺人マシーン」。だけど嘘で塗り固めてなんとか元の日常に戻そうとする。でも首狩りとの対決で出来かけた絆が消えてしまう。とうとうストッパーが外れ自虐的な復讐に走る。色々あったけど俺、裕福で皆に尊敬されてるよ。って話のはず。
全体的に伏線いっぱい張って回収していくのでサスペンス感は強い。けど、そんなに重要な事じゃなかったりする。
社会背景など把握できていない事で理解が追い付いてないところがあると思うので、もう一度見ると快作に見えるかもしれない。
あと、最後のスピーチの途中から字幕が出ないのは意味不明。
正直誰か解説して、映画のえらい人。
もう少し整理した方が…
俳優陣はもはや名優と言っても良いくらい鬼気迫る演技力なのだが、如何せんストーリー展開が激し過ぎる。脚本に余りにも多くの内容を詰め込み過ぎていて、展開が落ち着きなく、次々と変わってのには見ていて疲れる。その割にはエンディングが力尽き果てて、ショボく終わってしまった。もう少し脚本を整理して、エピソードを絞って、集中させた方が良いのでは…。3人の名優の見せ場を作るのが目的の一つなのかもしれないが、鑑賞する側の目線が安定しない分、内容が薄っぺらになりがちだ。今後の作品に期待したい。
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