劇場公開日 2020年3月21日

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「馬三家からの手紙」馬三家からの手紙 nozomiさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0馬三家からの手紙

2020年6月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

この映画は、NHKBS1の世界ドキュメンタリーでも放送されていて昨年の6月にみました。
とにかく衝撃を受けました。内容は、今世紀最大の人権迫害と言われている法輪功愛好者への迫害の実態を暴露したものでした。法輪功愛好者が迫害を受けている理由は、江沢民(中国の元国家主席)が法輪功と言う気功の人気に嫉妬心を抱いたからと言うこと。以来法輪功愛好者は想像を絶する迫害を受け、それは今なお続いているのです。改めて中国共産党の邪悪さを強く感じました。

法輪功愛好者である主人公の孫さんは穏やかですが信念を貫く強い方で、中国の圧力に屈する事なく命を懸けて残虐な迫害の実態を、世界の人々に向けて伝えていることに、心から敬服すると同時に、魂が揺さぶられました。
また、孫さんが命を懸けて馬三家労働収容所から書いたSOSの手紙を奇跡的に受けとり、すぐにネットで公表したジュリーさんや、当時の元看守の人々、リー監督など、孫さん自身と孫さんの周りの方々の命を懸けたその思いにも心打たれ、涙が溢れました。
この作品こそ、本物のドキュメンタリーです。
命の尊さは言うまでもありませんが、一人の人間としてどうあるべきかと言う事を真に考えさせられました。

今の日本のマスコミからは残念ながら本当の真実が伝えられていません。非常に残念です。この残虐な迫害の実態を多くの人々にぜひ知って欲しいです。

nozomi