「アブラの娘の名前がワルダ。「ママの好きな歌手名前よ」」モロッコ、彼女たちの朝 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
アブラの娘の名前がワルダ。「ママの好きな歌手名前よ」
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やはり、女性の監督作品。奥深いお話。
アブラの娘の名前がワルダ。
アブラが聴くのを避けるが
「ワルダ・アルジャザイリア」と言うモロッコの国民的歌手の歌。
そして、彼女が産んだのが「アダム」言うまでもなく、男の子。
そして、人の起源。そして、この映画の原題。しかし。。
凄いなこの感受性。頭が下がる。
サミアが授乳する場面。小津安二郎監督の影響が伺える。男の小津安二郎監督が撮りたかったが撮れなかった映像に感じた。
僕は傑作だと思う。
追記
サミアとアブラとの愛も感じる。パン粉を一緒に練る姿は「ゴースト」をリスペクト?
追追記
フェルメールの絵様だとは思えない。
寧ろ、アルジェリアのアルジェの光が閉ざされた白い壁が迷路の様に入り組んでいる。カサブランカよりもペペ・ル・モコの望郷とかアルジェの戦いをリスペクトしていると感じる。それと、小津安二郎監督でしょう。
望郷の監督は彼女と同郷の様だ。(間違い)
ネタバレその1
「ママお願いだから、空を飛ばせて。
いいえ、愛する我が子よ
あなたはまだ子供だもの
まだ、この巣の中にいて、
いつか大きくなったら
空を飛べば良い
空を飛べば良い
鳥たちと一緒に」
ネタバレその2
巣立ちって事は親から離れる事。
サメザメと泣くサミアと大きな声で泣くアダム。
翌朝彼女はこの地を去る。
すごい事気付いた。けど、我が解釈。「エキセントリックな曲解すな!」って言われて、フォロー解かれそうなので辞める。
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