「サラは正しい。10年もの遠距離恋愛はありえない。」耳をすませば じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)
サラは正しい。10年もの遠距離恋愛はありえない。
ジブリの映画は「中学生の純愛」なので、放映する度に最後のシーンで阿鼻叫喚の嵐となる問題作だ(笑)
さて、劇中イタリアの美女サラが「10年もの遠距離恋愛なんてありえない」と言い放ったことで、雫は天沢くんと別れる決心をする。全く同感である。
なぜなら、このふたりが10年間にも及ぶ「ブラトニック」を貫けるのか疑問だからだ。
雫はイタリアに天沢くんを訪ね、「うちに来ない?」と聞かれて何かを期待したかのようなはにかんだ笑顔を見せる。これはまさに、この後に起きるであろうセを期待する顔である。そうだよ、天沢くんは10年間、1度も帰国しなかったはずはなく、その時に雫に会いそれなりの契りを交わしたはずだ。ソウデナクテハナラナイ。
大人の恋愛は中学生とは違うのだ。でもその辺を曖昧にしたまま「プラトニック」を貫いたような描写をすることに違和感が最後までぬぐえなかった。
ジブリのアニメは、途中に雫の話が挟まれたり、猫のエピや地球堂の人達との交流が微笑ましく、ドラマとしてよく出来ていたし、宮崎駿の変態性が良く出て、大人童貞には辛い話だ。これは褒めている。
しかし、この映画では大人をもう少しきちんと描くべきと思ったね。
翼をください·····まあ、似たようなテイストだから、後半では馴染んだ。
でも、杏ちゃんの歌は下手では無いが上手いとも言えない。清野菜名の一生懸命な歌か、あの子役の子で良いように思いました。
子役の子達が大人とよく似てて笑った。特に
月島雫:清野菜名(中学生:安原琉那)アニメ版の子に似てる。わっはっはー
天沢聖司:松坂桃李(中学生:中川翼)桃李くんの若い頃ならこんな感じと納得
杉村竜也:山田裕貴(中学生:荒木飛羽)あな番の子だね。アップになった時山田くんにそっくりで笑っちゃった
原田夕子:内田理央(中学生:住友沙来)これはダメでした。あの子は大人になって内田理央にはならんでしょ。
桃李くんのチェロがそれっぽくて驚いた。
おっしゃるとおり、早めに「抱きしめる」くらいの描写は欲しかったです。仮に小中学生もターゲットだとしてもフレンチキス=ディープキスではなく、軽く口づけ程度なら大人になった2人に相応しいと思いました。中学生子役には無理ですけど。でも遠回りだけれどだからこそ「頑張れぇ」と感じました。ご賛同ありがとうございました😭😊