「天才医師の葛藤」モービウス カイトさんの映画レビュー(感想・評価)
天才医師の葛藤
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天才医師モービウスの覚醒と葛藤。
幼い頃から不治の病に侵されるモービウスは不断の努力で医師となり、血液分野での権威となるが、自身の病気を治すことができない。そこで吸血コウモリと自身のDNAを融合させる実験を行なってしまい、怪物として生まれ変わる。
ここまでの過程で怪物となり、人々を襲う存在となるストーリーはよく作られてきたものだが、本作では自身の医師としての人に対する思いと衝動の激しい葛藤にフォーカスしていてモービウスの人間性に共感できるようになっていて手に汗握る展開を生み出していると思った。
また、高速移動、超音波レーダーの映像美によりスタイリッシュな映像体験となっていて観やすかった。
唯一気になった点としてラストのバルチャーのシーンに少し雑さを感じてしまった。予告でのやり取りは一切なく、バルチャーとモービウスの関係性がはっきりしておらず、モヤモヤとしてしまった。
しかし、今後の展開に期待せざるを得ないシーンだったので楽しみにしたい。
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