「悪くないけどパンチに欠ける」モービウス まだまだぼのぼのさんの映画レビュー(感想・評価)
悪くないけどパンチに欠ける
ソニー・スパイダーマン・ユニバースに位置する本作は、終始シリアスなトーンでありながらアメコミらしい非現実感あふれる画作りで繰り広げられる新たなダークヒーローの誕生譚となっていました。
血液系疾患を抱える天才医師・モービウスは、心優しく頭脳明晰。危険な治癒方法により変化してしまったことに対して葛藤と後悔する姿は、いわゆる悪役ではなく、今後のスパイダーマンとの対立構造や動機が気になります。
アクションや変化の様相、俳優陣の肉体改造を含めた徹底した役作りなど見応えはありましたが、オリジン的要素がメインでストーリーとしては少し面白味に欠けた印象。シリアス版ヴェノムのいう感じ新鮮さもあまりなかったかな…。
とはいえまだ始まったばかりなので、今後に期待したいと思います。
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