「物語は普通…だが、重要な伏線!」モービウス しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
物語は普通…だが、重要な伏線!
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ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース第3作。
通常スクリーンで鑑賞(字幕)。
原作コミックは未読です。
スパイダーマンのヴィラン、モービウスのオリジンを描いた本作。数度に渡る公開延期を経て世に放たれましたが、期待値が上がっていた分、あまりにも物語がマーベル映画のオリジンあるある過ぎて、かなり凡庸だなと思いました。
同じ病を抱える親友と、血清を打つ・打たないで揉めた挙げ句に、そいつと殺し合うことになる展開は、「アメイジング・スパイダーマン2」でのピーターとハリーの関係性そっくりでした。展開が簡単に予測出来てしまい、がっかり…
予告編のフェイクも過剰のきらいあり。ストーリーの展開を左右するようなものばかりが根こそぎフェイクとは…。結構批判の対象になるんじゃないかなと思いました。
アクションシーンの見せ方は、かなり好きだなぁ、と…
コウモリの超音波を使う場面での目の描写や、(視覚イメージとして)空間が揺れる様、それを使っての飛行など、多彩な能力を使ったバトルに、めちゃくちゃ手に汗握りました。
コウモリを操るなんて、バットマンよりバットマン(笑)。
本作の意義とは、もちろんモービウスを紹介すると云うのが大きな目的ですが、実際のところ、ポストクレジット・シーンに全て集約されてしまった感があるのは否めず…
本編がありふれたつくりだっただけに、もはやポストクレジット・シーンのためだけにある作品のような気がして来ましたが、今後の重要な伏線であることは間違いない…
マルチバースの影響は果てしなく…
そして、シニスター・シックス結成か?
とにかく今後が気になる!
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