さんかく窓の外側は夜のレビュー・感想・評価
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期待以上
とても強いメッセージが込められた作品。ミステリー、ホラーという色より、人間ドラマの色を濃く感じた。 報われない想い、愛、歪んだ心、孤独、消したい過去...この作品に救われる人が、必ずいると思う。パンフレットも良かった。
【信じる/信じないの境目、理由】
信じる、信じないが、呪いの境目だとしたら、僕は信じないでやり過ごしたい。 ただ、不思議な話を聞くことは、たまにあって、そっちの方に惹かれてしまう自分がいるのも確かだ。 信じる、信じないに確固たる理由などないことに気がつく。 見える、祓う、呪うのトライアングル。 信じる、信じないの境目。 なんか、面白そうな構成だなと思いつつ鑑賞していたが、ストーリーが進行していくにつれて、興醒めしている自分にも気付く。 この作品の難点は、宗教法人の大量死事件が壮大すぎるのと、貯金箱の目的の説明が少ないこと、貯金箱を開けた時の、影響の出方が理解しにくいところだと思う。 あと、冷川の生い立ちは事件と関連づけられて説明されるが、ヒウラエリカについては、説明があっさりしすぎてないか。 とても魅力的な構成のように思ったが、コミックを超えるのは難しかったということだろうか。 あと、ヒウラエリカの腕にギュルギュルって、続きもあるのだろうか。 平手友梨奈さんの演技を見るのは初めてでしたが、セリフは少なかったのは、目で語る女優さんだから? ウンナンの内村さんは、平手友梨奈さんのことが大好きだと、イッテQで話していたのを思い出した。
オカルト映画と思わせておいて、青春映画かも?
霊の姿が見えてしまう三角(ミカド:志尊淳)と、除霊師の冷川(ヒヤカワ:岡田将生)が半沢刑事(滝藤賢一)の依頼で連続バラバラ殺人事件の遺体を探していくと・・・ オカルト映画と思いきや(いや、そうなんですけどね)、登場人物が自分の生き方を模索する話です。 他人と違う自分に悩み、疎外感を抱いている三角と、やはり特殊な育ち方をして人間的な感情が欠けているかに見える冷川。2人のちょっと危ない(と見えなくもない)関係や、クールな映像が見どころかと思います。ただ、鍵を握るヒウラエリカ役の平手友梨奈さんは、雰囲気はピッタリですが、サイコパスに見えて実は葛藤を抱えていたという演技はちょっと難しかったかも。ヤマ場の、穢れをため込む場所(=貯金箱)のシーンは、映像表現がイマイチでした。 カレイドスコープの意味や教祖の存在など、まだ謎が残っているので、今後に期待します。
何を伝えたいのか?
原作は未見のまま観賞
予告では心霊探偵ミステリーみたいなのを
想像してたんですが…
何を伝えたいのかさっぱりわからない
映画の中の部品部品に繋がりがなくバラバラな
まんまのものを見せられた気がしました
子供の頃から霊が見えるコンプレックスを抱える三角(みかど)
のその能力を見出し自分の仕事を手伝わせる冷川のもとへ
バラバラ殺人を追う刑事半澤が遺体の行方を捜す依頼をし
3人は事件を追うことになります
…が気が付くと呪いの話になっててなにがなんだか
どの方向に話を進めているのかわからなくなってきます
状況も展開も唐突でそれでいて興味を持てるほど
でもありません
三角の霊が見える能力もバイトしてる書店で急に
何の脈絡もなく出版関係で自殺した人の霊が
見えたりするのですが特に見えるって以外の
説明もありません
冷川の能力もよくわかりません
っていうか結局どういう仕事なのかもわかりません
半澤と冷川も面識があるのかないのか当初は
全く判りませんが突然関係を語るエピソードを
話し始めたり置いてけぼりのまんまです
北川景子が出て来たと思ったら10秒で死んだり
非浦エリカという女子高生が自分から
呪い殺してるのに知らん間に味方側になってたり
もうわけがわからんです
たぶん途中寝たと思います
原作は見てませんが
たぶん詰め込みすぎているんでしょうけど
ピックアップするとこもおかしいのか
すごく断片的になっており惹きこまれる
要素が無かったです
漫画を見ればわかるのかもしれませんが
見たくなるような気にはなりませんでした
そもそもタイトルもよくわからない
まあBLコミックらしいっちゃらしいんですけど
そっち方面においても中途半端な出来だった
気がします
緊急事態宣言の中時間作って観に行った
だけにガッカリな映画でした
オススメの作品
初日一発目に映画見に行きました! 始まりから音楽と映像がマッチしていて、とても引き込まれました。特に森ガキ監督の独特な世界観がまさにこの映画と繋がっていて、さらにそこに素晴らしいキャストさんが加わり、美しすぎる作品だなと感じました!「誹謗中傷」考え深く、言葉の重みというのを改めて考えさせられました。皆さんにオススメしたい作品です!2回目も見に行きます!
原作よりはちょっとホラー
原作を無料試読で予習してから鑑賞しました。原作にあったBLっぽいとことかなくなって、ちょっとホラー感が強めの仕上がり。北川景子さんの弁護士、呪いで瞬殺。この弁護士さんはファーストラブという映画の弁護士さん?かと思ったけど役名が違っているのでそうではないようですね。 冷川の背景事情は描かれていましたが、非浦英莉可が呪いを使って殺人にまで手を染めている理由は不明のまま。続編はありそうだけれど見に行くかは微妙なところ。
原作見てるのが前提か、未履修でもついていこうという気力が大切。
今年15本目(合計82本目)。 ※ 1/24 本数計算に誤りがあったので修正。 さて、こちらの映画。大阪市は20時に映画館は閉まるので、逆算して18時ごろになる映画が最後になってきます。 私はこの作品は、アニメ等原作は知らないほうです。どうも公式サイトを見るとライトノベルによる展開となっているようです。 そういう事情もあり、「何がなんだかわからずついていけなかった」という点があるのでは?という点は心配はしました。 確かに「わかりにくいかな、と思える点」はありました。見ている人が前提っぽいですし。 また、独特な宗教観もわかりづらく(初めてだと、映画の中で提示されている以上に理解するのはまず難しい)、ここも「映画として楽しむ」のならスルー対象かなと思います。 本来的には、何の条件もなく(あるいは、簡単な条件で)ホラーものができればそれはそれでよいことです。特に今回の映画のストーリーのパターンは俗にいうアクションシーンが皆無に等しいので、そのハンディも背負って、さらに元ネタを知らない方にも数分で世界観を理解してもらう…それって一番難しいことなのですよね。もちろん、「前作しらない人はもう置いてけぼりにしますよー」っていうことが明らかに言っちゃってるパターンだと大減点は避けられませんが、この映画はそこまではなく、確かに何らの説明もありませんが、まぁ少しずつ読んでいけば、幸いにも登場人物「そのもの」は数が少ないので(あれで登場人物が100人とか言われたらどうしようもない)、そこは問題はないかと思います。 ホラーとしての質というところは、うーん。難しいですね。怖い怖くないっていうのは主観によるところにもよるし、(あまりよい話ではないけど)いわゆる「メタ読みが可能かどうか」にも関わってくる論点だからです。ただ個人的にはそこそこホラー感はしました。 「本来的には」未履修の方も履修済みの方も楽しめ、未履修の方には映画が終わった後、元作品をお勧めという感じになるのだろうと思いますが、そうですね。確かに世界観が独特な上に、映画のエンディングが中途半端になっている(他の方もレポートあり)ことから後編の存在を示唆しているようにも見えます。また、PG12というグレード指定を受けていることから、表現「そのもの」はもうあの程度が限界上限なのだろうと思います。そのとき、 ・ 原作未履修者に対する配慮 ・ 原作を知っている方ならでは、「にやり」の展開 ・ 原作未履修者がおいてけぼりにならない ・ そして(これがホラーものなので)ホラーものとして成立させる …という前提で今回の描写は100点満点ではないにせよ80点くらいは与えられると思います。逆に80点くらい「しか」与えられないのです。 具体的にはここで80%評価は4.0になりますので、減点要素を出していきましょう。 ----------------------------------------------------------------------------------------------- (減点0.5) 映画には少し余裕があるので(続きがありそうな終わり方ですし…)、 最初の10分くらい、軽く自己紹介などに徹底的に時間を割いても良かったのかな、と思いました。 その中で、この子はこういう方法で霊が見えるとかという「条件」面のお話ですね。 これがあるだけでも全然違うんですよ。 (減点0.5) ホラーものとして成立は、十分していると思います。現にPG12指定受けていますしね。ちょっとPG12相当かなと言える程度の描写も入っています。ただ、そのホラーものとしての成立が0.5の減点「なく」ホラー映画として、かつ、特に原作「あり」の映画の中では、(上記の自己紹介をちゃんとやらせている、という前提において)、その主人公たちがホラーである点が欠かせません。 ところが「軽く自己紹介」といえども、たとえば元ネタあり作品で「何とか特技は10分では触れなかったけど、実は持ってる」のなら、それはちゃんと映画の描写内で明示的に描写すべきことです。特に今回の場合、「独特な宗教観点」「独特な宗教とその宗教の教えにしたがったことがら」が相当最後のほうになって突如出てきて、そこがホラーなので、んんん???になりかねないのです(一応、ヒントらしいことを言っている人もいますが…。まさか未履修の方が、この映画はまぁ3人は出る、4人目くらいは出る…として、そこにカルト宗教が絡んでいるとか見るでしょうか?)。フェアではないものの(ホラー映画という観点「だけ」でいえば、要は「涼しくなればいい」と考えれば、「極論」は関係してもしなくてもどちらでもいい、「怖かったらそれでいい」ということは言えます。ただ、その観点では確実に「フェアではない」という意見は出てきます。 とはいえ、元ネタありの作品ですが、知らない方に対するフォロー0とかという状況になっておらず(そうなると1.0減点どこではすまない)、この程度でしょう。 -----------------------------------------------------------------------------------------------
アイデアは良い。けどなんか宗教団体との関係性含め不自然。【iPad故障、故に尻切れトンボ、すいません。】
霊が見える普通の書店員の三角くん、彼を雇う除霊で祓える冷川、呪いを操れる女子高生非浦英莉可 霊も呪いも受け付けない刑事の半澤。 冷川はかって神の子として宗教団体で崇められていたが、目の前で呪いをかけた信者に母親を殺され 逆に非浦は同じく通り魔に母を殺され、怨念、呪いに覚醒する。そして冷川がかって育てられた宗教団体の元信者が興した新興宗教の手先となる。 刑事の依頼で三角くんと冷川が事件解決、といっても「3人バラバラ殺人」「刑事の妻への呪い(非浦がかけた)を取り除く」の2つのエピソードだけで、なんか非浦がかけた政治家がらみの呪いはなんか余計なエピソードに感じた。 そもそも三角くん以外の2人は相当なワルなわけで、そもそも除霊業始める理由もよくわからない。 何で呪いの貯蓄箱の「貯金箱」の解放みたいなので、結局3人が和解って、意味わからないし。 宗教団体がカレイドスコープ、つうか血のついた万華鏡を根拠に新旧受け継がれるんだけどなんか胡散臭い。飛躍して意味がわからない。 どうでもいいけどこの映画、パンフレットだけは特筆すべきスタイリッシュ。 この映画の要点は私的には「なにゆえ、ヒウラエリカにだまされた」と悪霊が叫ぶのかよくわからない点と、ただこの映画の刑事みたいに「信じないものは強い。呪いも、幽霊も関係ない」というのは結論として真理でしょ。宗教も本当に力があるならこの映画のように人を支配する悪でしかない。耳が痛いでしょ、新興宗教の信者さん。 ただ
匙加減が難しい
原作ファンです。 未読の人がどこまでいろいろな設定やストーリーを拾えるのか確信が持てないまま見終わりました。 何でもかんでも説明すればいいってものではないけど、もう少し細かい設定や約束事は見せてもいいかなあ。 霊の表現とか、背景みたいなのを示すところは原作より「魅せる」感はありました。 キャストは熱演でしたし、もっといろいろ見せてほしかった。 冷川の「人でなし感」、まだ世間にちゃんと適応してないところはもっとたくさん見たかったですし、三角が貯金箱に突入するところとか、無茶過ぎて破綻してるよなあとか、貯金箱の中の描写がちょっと単調かなとか、ヒウラエヒカの動機、事情や罪悪感などの描写不足、ボディガードの絡み不足など、気になるところは細々ありましたが、全般的には楽しめました。 せっかく引きのあるシーンで終わっているので、完結編として各種いろいろ、足りないところ、出てない主要キャラ、などなど、続編で大精算して欲しいです。
素晴らしかったです!
描写がとても細かくて、素晴らしかったです!店内シーンで役者さんの顔に外の車のハザードランプの光が点滅しているのが反射していたり、効果音も凄いなと思いました。映画を観る前まではホラー要素が強いのかなと思っていましたが、寄り添いの心、共感、受容、言葉の力、色々と考えさせられました。素晴らしい作品をありがとうございました!
期待しすぎたか?
延期の延期でずっと楽しみにしてた映画でした。 ホラーっていうホラーでもなくオバケ(CG)もまさに日本の映画だなって感じ。ストーリーも分かりにくいな。 グロさはちょうどいいかも BL感は正直あんまりなかったと思う、もう少しBL感ほしい ただ岡田将生の演技がすごいよかった。 平手友梨奈が個人的に好きで期待してみてたけど 出番?が少なくて少し残念。演技は文句ないかな、 ファブル待ち 音楽は最高に良かった。 舞台挨拶も見ましたが志尊淳、岡田将生、平手友梨奈の仲の良さがすごい伝わってきた。 続編待ってます。あんまり期待せずに 絶賛するほどではない作品。 原作は読んでいません
予想と違っていい意味で引き込まれる映画!!
さんかくの日に観てきました! ホラー系が元々苦手だったのでちょっと不安だったんですが、観終わってみたら背中を押されるような力強いメッセージのある映画だと感じました。今の世の中だからより伝わってくるものがあり、今の時代を生きてる人すべてに見てもらいたいなと思いました!!また観に行こうと思います!
想像以上に深い結末に震撼するなり‼️❓
単なるオカルトホラーだと油断していたら、いかに? 新興宗教だとか、子供を教祖にして虐殺するとか、荒唐無稽のようでいて、身近に、有る有る、こんなエピソード。 岡田将生の演技がエグすぎて、死なんでくださいと思うばかり、三浦春馬と重なるし、とにかく死なんでください、くどいけど! 最初、ホラーコメディと踏んだのだが、あまりにも深いテーマ。 結末は新興宗教との対決は死ぬまで終わらんのか? ヒロインは欅坂の時より、数倍名女優でした。 予想を遥かに覆す、良い作品でした‼️
脚本に難あり
率直な感想として、退屈な映画だった。 メイン3人の行動原理に?な部分が多い。 物語のゴールがわかりづらい。 呪いのルールがわかりづらく、ご都合的。 などなど 特に霊媒師の出生の秘密は、最後まで引っ張ってラストの謎解き要素として、明かされた方が良かったのでは…と鑑賞を振り返って思った。 とにかく舞台立てやメイン3人の人物描写の希薄さ、映画内ルールのご都合感など、悪いところが目立つ映画だと感じた。
なかなか面白く観れます
私は原作も知らず、ただ映画予告だけで行きましたが、なかなか面白く観れました。 ストーリー性、配役、これは一部はいただけないが、すんなりまとまっています。 ホラーっぽいので、ぜんぜんホラーがダメな方は難しいと思いますが、 そんなにハードではないので、どちらかというとストーリーのみで楽しめます。 特におススメという訳ではありませんが、休日映画を楽しみたいと思えば、 選択肢に入れて頂いてもいいかと思います。 ただ一点、配役の北川景子の使い方は疑問を持ちます。 端役で扱われていますが、彼女でなければならない意図は全くないと思います。 少し綺麗めの女優で十分。だからなぜ彼女を使ったのかがわかりません。 よほど好きなのかぐらい。 端役でなく、主役級の使い方をして欲しいです。でないともったいない。 センスを疑います。 彼女の出る作品であれば、いい使い方をして欲しいです。
ラノベ感強めのオカルトミステリー
コミック原作とのことですが、展開やキャラクター設計はラノベ感強め。 基本的に霊の存在ありきで物語は進みますが、冷川の過去など一部謎解きの要素もあり、ありそうでなかったライトなオカルトミステリー作品になっていました。 テンポが悪かったり、演出がクドかったり、安っぽさが滲み出てしまったりと、作品の出来はイマイチに感じましたが、この手の作品には珍しくツッコミ所大量発生&放置ということがなく、丁寧に作られていた印象です。 次作(ありそう?)に期待してます。
キャスト完璧
・岡田将生想像以上の安定感 台詞の言い回しがとても上手い
・平手友梨奈台詞に違和感 「あなたが〜」「〜なの。」とか漫画特有の聞き馴染みない言い回しだったからかな 鎖巻かれて叫ぶところ好きだった 、北川景子とのシーンでの「ありがとうございます」→おまえは呪われて死ぬの表情切り替えに鳥肌
・北川景子がトラックに突っ込むところ、もう少しスタントマン似せてやればよかったのになあ 原作読んでたから補完出来たけど、後ろ姿全くの別人だったから誰?ってなった
・エキストラまで黒でこだわってるから、序盤スクランブル交差点にいたグレーの服の人がすごく気になってしまった
・三角みたいに小さい頃から色々見えてたら、小学生時代の回想、川のシーン以外にもトラウマあったんじゃないの、とは思ったな 色々詰め込みすぎないようにしたかったからなのかな
自分は原作よりテンポ感が良くて好きだった。
どっちつかずの展開
原作読んでないなか観ましたがホラー感薄めなサスペンスホラーという感じ。 それもBL、サスペンス、ホラー、そこからの言葉の恐ろしさ、現代に生きる若者へのメッセージと多種に渡る要素を短時間に詰め込んでて無理を感じた。 基本的に全体的に薄味。 ヒウラエリカももうちょっと存在感を高めた演出があれば良かったと思う。
心打たれる人間ドラマ
初見で、今迄のミステリー物とは異質の映像や照明の美しさ、音に関する拘り、又色を効果的に使った霊と人間の対比にも驚かされました。 何より、台詞の一つ一つが心に刺さり、感動で涙が止まりませんでした。単なるミステリー物には無い、見終わった後に色々と考えさせられる、SNSが主流の今だからこそ沢山の方に観て頂きたい最高の作品です。
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