劇場公開日 2021年1月22日

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「幽霊の映画じゃなくて人間の話。」さんかく窓の外側は夜 Kyocoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5幽霊の映画じゃなくて人間の話。

2021年2月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

現実とフィクションが上手く混ざり合って、「幽霊」とか「呪い」とか、ありそうで無さそうで、やっぱりあるかもって感覚に陥る。

それぞれは孤独なんだけど「繋がる」ことで意味が出来て救われていく。
心霊探偵バディの新感覚ミステリーじゃなくて「繋がり」が出来たことで、過去を背負った人たちが一歩を踏み出す映画だったと思う。

原作が漫画だということで、映画の中のストーリーでは不完全燃焼の部分もあるけど、あっちもこっちも捕まえに行って、何も伝わらない映画になるよりは100倍良いと思うから、そこは目を瞑る。
原作のすべてを2時間弱には詰め込めないし、原作ファンを置いていけないのも、わかる。

続きを感じさせる終わり方だったので、続きがあるなら絶対見たい。

エンドロールのずっと真夜中でいいのに。の「黒く暗く」も映画の世界観にピッタリでした。

Kyoco