劇場公開日 2021年1月22日

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「さんかく窓って何だった?」さんかく窓の外側は夜 aMacleanさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0さんかく窓って何だった?

2021年2月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

事前にどんな内容かよくわからなかったのだけど、岡田将生、志尊淳、平手友梨奈、滝藤賢一と豪華なラインナップということで劇場に。

原作も未読なのでどこまでが映画で脚色されているのかはわからないのだけど、内容はオカルト、スプラッタ、ホラー辺りが混ざりあった少し懐かしい感じの仕立ての話で、「呪い」を軸に組み立てられている。使い古された題材だけに難しいのだけど、あちらこちらに少しづつ新奇性があって、個人的には楽しめたかな。

ストーリーは、霊が見える三角(ミカド:志尊淳)が、除霊を仕事にしている理人(岡田将生)に出会い、理人の仕事を手伝うことから、物語が始まる。理人に仕事を依頼する刑事の半澤(滝藤賢一)と三人で事件を追ううちに、怪しい呪いを操っている謎のヒウラエリカ(平手友梨奈)の存在に行きあたる。そこから話は急速に展開し、理人、三角、エリカそれぞれの過去が明らかになってゆく。
少し端折った展開はあって、ツッコミどころは多々ある。しかし、話はわかるし、それなりに見せ場は出てくるので飽きはしなかった。ツッコミどころしかない昭和のオカルト映画を見てきた経験の賜物かな。参考までに、前半スプラッタ的なシーンもあるので、嫌いな人は注意。

ちなみに、三角は気を失いすぎ。また、理人の探偵事務所が、いかにもっぽくて好きですね。探偵といえば、NHKで岡田将生が 浜辺美波と共演してたドラマでも探偵役で、それと被っていたのは苦笑い。本作で一番演技していたのは、滝藤賢一。大河ドラマの悲運の将軍役も拍手だけど、本作でも脇を固める重要な役どころ。
平手友梨奈は出番が少し中途半端だったのだけど、誰か呪ってそうな雰囲気がマッチしていた。また、まさかと思ったのだけど、何故か北川景子がほんのちょい役で出てくる。せっかく旬の女優2人が、もったいなかったかな。ある意味、贅沢な映画だ。
和久井映美が、三角の母親役で久しぶりに見れたので、そこも良かったかな。

評価としては微妙なのだけど、設定は好みなので続編あれば見ちゃうだろう。

AMaclean