劇場公開日 2021年1月22日

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「三角の使い方がおしゃれ。」さんかく窓の外側は夜 はるたろうさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5三角の使い方がおしゃれ。

2021年1月29日
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鑑賞方法:映画館

オカルト色強めでけっこうおもしろかったです。幽霊とか除霊というより根本は呪いの話。私は幽霊も呪いも祟りもなんならUFOも宇宙人も信じてるのでこの手の話は好きです。

みんな黒い服着てるところや、効果音や音楽、そして三角の使い方がなかなかおしゃれでした。

逆に呪いの貯金部屋が学祭のお化け屋敷みたいな出来でしょぼくて残念。ただ、呪いを貯めておいて他の呪いに使うって発想はおもしろいと思った。

その能力ゆえにカルト教団で神の子と崇められ人としての基本的な生き方さえ学べなかった冷川の非道さや鈍感さを岡田将生が好演。スマートな雰囲気もよく合ってました。そしてなんと言っても刑事滝藤!抜群の個性と演技力!更に私世代には嬉しい和久井映見と筒井道隆。味のある出演陣でした。

持って生まれた能力のせいで自分自身を認められない3人がその力に向き合おうとする姿は見応えあり!CG含めB級感は否めなかったけど全体の流れは良かったです。

さて、意味深なラストカット。これもし続編への布石なんだったらちょっとガッカリ。この映画はこのまま終わるのが一番しっくりくる。

はるたろう