「全然ヒーローじゃなくて草」G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
全然ヒーローじゃなくて草
【G.I.ジョー】
米ハズブロ社が1960年代から販売している男児向け人形
いわば女児向けのバービー人形の男の子版として企画され
1/6サイズで関節の可動域が非常に自由な着せ替え人形で
Govermment Issue(官給品)Joe(米国の一般的な男性名)
を略したものとされている
日本にもタカラが当時輸入販売したがレートの関係もあり
子供が遊ぶには高値の花だったようである
このシリーズは玩具展開の中でGIジョーの敵として
描かれるコブラ団との戦いを映画化したもので
米国では一応のヒットはしたものの
えらく骨太なストーリー展開で大人向けか子供向けか
いまいちわかりづらいままキャストも豪華になり
グチャグチャになって2が微妙にコケてしまい
企画が寝かされてしまったようである
そこで今作はGIジョーシリーズの人気のある(?)
黒忍者スネークアイズと白忍者ストームシャドウの
誕生秘話的なストーリーを映画化したもの
忍者がテーマという事もあって
アクション監修が谷垣健治氏
平岳大や安倍春香も出演
日本ロケも多分にあり
相変わらず映画特有のへんてこ日本も
笑って許せる人なら大いに楽しめる
作品に仕上がってはいました
ただ主人公がコブラの子分として忍者の城に
潜入して盗みを働いたけど
なんか最後は英雄視されていたり
ストーリーはそこそこいい加減
予告や広告からは国際忍者隊みたいな
感じを受けましたが全然違って
お前敵だったのかよとかご都合主義の
オンパレード
このへんを許せるかどうかです
なんか書いてて自分の期待値が低かった
からなんか悪くないように見えてきた
気がしましたが観れるところは
観れて楽しめる作品ではあったと思います
米国ではえらくコケたらしいですが
子安武人ボイスの平岳大がなんか面白かったです