「【意外と良作】原作好きで俳優さんミリしらのオタクです」私がモテてどうすんだ 詠里さんの映画レビュー(感想・評価)
【意外と良作】原作好きで俳優さんミリしらのオタクです
元々原作好きの六見先輩推しオタクです。俳優さんはあぁ特撮で見たことある気がする子がちらほらいるわ……くらいです。
感想としては
〇思ってたよりずっと面白かった
〇オリジナル要素も多いが映画としてまとめる上で丁度いい
〇ミュージカルシーンは使い方がうまい
〇六見先輩主演と聞いてエッってなったけどほどよいエンド
〇原作オマージュもある
〇主題歌いいのでぜひ聞いてから見に行って
〇志麻ちゃんだけ残念(キャスティングは神)
という感じです。
多分低評価付けてる人は原作知らないし俳優さんも特に知らないっていう人だなって感じですね……主人公が痩せて云々とかそこ突っ込んでるあたりいや原作知らんのやろ???黙っといて???って感じが凄いです。多分あなたこの映画が嫌いなんじゃなくて原作の題材が嫌いなんでしょ……
さぁとりあえず感想。
オタクがこういう映画を見るのって結構キツかったりするんですよ。なんかすごい表現になってたり、こう、見てて辛いみたいな……アニメ版はそれがキツくて(特に主人公の演技が……これは声優の小林さんが悪いという訳ではなく)見るのやめたんですが、映画は割とスッキリしてて平気でした。実写ヲタ恋との違いはそこですね……(見てないけど)
演劇の話はまるまるオリジナルですが、花依ちゃんの頑張り屋な所だったりダイエットの話だったり、容姿と中身と恋愛というこの作品のオタク以外の核になる部分だったりを綺麗にまとめる上でとてもいい題材でした。花依ちゃんの容姿が変わったことであれこれ言ってくるっていうのもオリジナルキャラの演劇部部長さんだからよかった。これで原作にいるキャラ使われたらキャラヘイトになりかねない。五十嵐くんの先輩も、五十嵐くんの心境の変化を表すのにいいアクセントになってました。そのおかげで容姿じゃなくて中身も、っていうこの作品の核も綺麗に描けてましたし……あちこち走ってく五十嵐くん可愛かったなw
強いて言うなら志麻ちゃんですね……尺的に仕方ないと思うんですけどただの演劇部の金魚のフンみたいになってたのマジでいただけなかった。まぁゲストというかおまけくらいなんでしょうけど……原作ファンとしては化粧の下りとかで志麻ちゃんがすごいメイクテクを見せてくれてあなたもしかして……!ってなるとかでもいいのでは?と思いましたがそうすると志麻ちゃんまで話を広げなきゃいけなくなって尺が足りないんでしょうな……キャスティングめちゃくちゃ良かっただけに残念……あとダンスシーン上だけ写してスカートは全身写った時にアレ!?みたいなね……そういうのが欲しかったけど最近うるさいフェミ云々考えるとあれで良かったのかも
四ノ宮くんも原作とビジュアル結構違いますがこれはまぁしゃあないでしょうね……多分原作のクォーター設定も消えてる。でもそれが絡んでくる話とかはこの映画にないのでそれでいいと思います。てかビジュアルに関しては六見先輩が満点すぎて……
ミュージカル調と聞いて実写ヲタ恋みたいなあれか……!?と不安でしたがいやはやめっちゃ良かった。メインの話に入る前の序盤もあれのおかげでスっと始められた感じ……W花依ちゃんを出せるのもミュージカル調の良さですね。あと曲意外といいんですよ!宣伝でめっちゃ聞いてたので映画館で楽しかったです。
公開決定になった時、六見先輩が主演だと聞いてエッ2人がくっつくまでやるんすか!?!?尺足りんやろ!!!と思いましたがいい所までで終わってくれました。六見先輩の良さ活かしつつ、恋愛下手な花依ちゃんを肯定してくれるエンドだった。てか吉野北人さん?めちゃいいですね??原作ファンですけど六見先輩のクオリティの高さにはびっくりしました。正直アニメよりイメージに近いです。好き。
原作オマージュも程よく感じられて良かったですを花依ちゃんの部屋が花依ちゃんの歴代嫁で構成されてるとか、例のクイズシーンでかちゅらぶの話が出てくるとか、五七(七五)のキスシーンとか…… エンドロールの協力作品が花依ちゃんのジャンル遍歴って感じでオタクとしては笑っちゃいましたよ
とまぁそんな感じで面白かったです!個人の感想ではありますが。富田ちゃん?の演技も良かった〜あと普通に可愛いし。
映画館で見るとおまけでNGシーン集みたいの見れるので俳優ファンは嬉しいんじゃないですかね?私も面白かったのであれは嬉しかったです。
長文失礼しました。