ジェントルメンのレビュー・感想・評価
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おかえり。ガイリッチー
ロックストック&トゥースモーキングバレルズが公開された時、
めちゃめちゃシビレたのを鮮明に覚えてます。
次のスナッチではさらにグレードアップし、
「ガイリッチー」を確立した感じでした。
その後、ハイスピード編集や短いカットの連続、
音楽と映像の融合など、
”ガイリッチーの偽物”がホントに数多く出現しました。
しかし、そのほとんどが似て非なるものでしかなく、
”ガイリッチー節”は長い年月を経て、
逆に古くてかっこ悪くなってしまいました。
さらに残念なのは、ガイリッチー本人が
本家ガイリッチー節を封印され
あのころのスタイリッシュな映像が影を潜めたことです。
そして、時を経て「ジェントルメン」。
冒頭のジュークボックスのレコード、ビールサーバー、
ピクルドエッグのクローズアップからのBGMスタート!
あのころ程スタイリッシュじゃないにせよ、
オフビートの効いた”ガイリッチー節”が帰ってきたと
思わせるには十分なオープニングでした。
まさに「ジェントルメン」。
ロックストック・・・の頃の、ガキに見せるスタイリッシュじゃねーぞ。
紳士のスタイルとはこういうもんさ。
というあいさつ代わりの一発。
内容は当時と変わらず、
脚本のための脚本。
映像のための映像。
で、つまらない人にはつまらない仕上がり。
そしてガイリッチーファンにはたまらない演出。
そればかりか、農場を襲撃した”トドラーズ”のPVは
まさにあの頃のガイリッチー編集そのもの!
というサービス精神!
話の筋から一番遠いコリンファレルが
実は一番いい役!というスナッチにおける
ブラッドピットの立ち位置!
はぁ。お腹いっぱい。
大満足です。
なので、ガイリッチーさん。
もう、”ガイリッチー節”の映画。
撮らなくて大丈夫ですよ。
ありがとうございました。
ガイ・リッチーが帰ってきた!
勝手にキャッシュトラックを観て、(面白いけど)誰にでも撮れる映画を撮る監督になってしまった、とがっかりしてたのですが、本作はガイ・リッチー節全開で思わずニヤニヤしちゃいました。
でも、よくよく調べたらジェントルメンの方が公開が先なんですよね…。
やっぱりガイ・リッチーはロンドン舞台のギャングスターものでこそ持ち味が発揮されるということなのでしょうかね。ほんとキレキレでした。
内容的にはロックストックとかスナッチのアップデート版に過ぎないという見方もあるかもしれませんが、アップデートの仕方が半端じゃないですし、名優たちの台詞回しが最高でした。クスクス笑えるシーンがほんとに味わい深かったです。
これからはロンドンに拘ってふざけた映画を撮りまくってくれたらいいなと思いました。期待してます。
難しかった(笑)、
ガイリッチーのセンスがビンビン‼︎
ガイリッチーといえば、ユーモアとテンポとひねり。この要素でしっかり楽しませてくれる。
2本の脚本が絡み合いながらも、登場人物にメリハリがあるので、置いてけぼりにならなくて済むはず。
サントラもナイス!エル・マイケルズ・アフェア「Shimmy Shimmy Ya」やポール・ジョーンズ「Free Me」には痺れたー。
トドラーズの上下揃いのユニフォームは欲しいかも。どこのブランドなんだろうか?
相対的に主人公が良い人
ほんっとに面白かった
ペーパーウェイト
中身を感じない展開。
痛快・凶暴・華麗・・・な騙し合い!
2021年(イギリス)ガイ・リッチー監督・製作・脚本。
『スナッチ』『ロック、ストック&スモーキング・バレルズ』の
ガイ・リッチーが帰ってきた。
麻薬王(ただし大麻の栽培&販売)のミッキー(マシュー・マコノヒー)が引退すると言う。
後継者にユダヤ人富豪マシュー(ジェレミー・ストロング)を指名。
5億ポンドで大麻栽培所とその利権を譲ると言う。
この宣言から、ロンドン裏社会は血みどろの後継者争いをおっ始めます。
ユダヤ人富豪。
中国人マフィア。
ロシア人マフィアの三つ巴。
どころか、
ゴシップ誌の編集長とその雑誌にネタを売る探偵(ヒュー・グラント)
更に、ボクシングジムのコーチ兼オーナー(コリン・ファレル)と、
傘下のボクサーたち悪(ワル)
探偵ヒュー・グラントが狂言回し役。
饒舌なお喋りで、ストーリーは動いていきます。
が、予測不能のことが多発して、海千山千のミッキーでさえ制御不能。
この複雑な状況を整理してぶった斬って、まとめる力技!!
ガイ・リッチーの脚本に大喝采ですね。
今作では、ハゲでも、出っ腹でもない、正真正銘のスタイリッシュなジェントルマン!!
素顔のマシュー・マコノヒーが見られると言う、ファン待望の映画です。
ミッキーの腹心役のチャーリー・ハナムと、
中国マフィアのドライ・アイ(ヘンリー・ゴールディング)など、イケメンも、
カッコ良く華を添えてます。
警察官はどうした?警察不在か?
って、ツッコミも入れたくなりますが、大人のコメディを大いに楽しみました。
一言「アンタかよ!」。
映画の中で語られる、映画の脚本話。
こういうのは、一歩間違うとわけわかんないのが多いけど。
さすがガイ・リッチー監督。うまく練ってます。
いきなり冒頭で主人公が撃たれるシーン(上の予告)。
そこまでどう話が進んでいくのか。
この「脚本の語り」が、ヒュー・グラントでして(出てるなら、早く教えてw)。
いやらしいといか、ネズミみたいな姑息な役が、話を愉快に。
「大麻栽培農場の売却利権」の話なのに、どこかオフビート感も。
過去の話が段々現在にクロスしていく過程。
時々プレイバックすることで、「ああ、あの時の!」なのが面白い。
話もそこで確認できて、分かりやすかった。
まあPG12なので、お言葉がFワード連発等。これも監督らしいかな。
さっくり見れました。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「自分の身を一番に考えろ」
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