ジェントルメンのレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
マシュー・マコノヒーが出てるから、それだけを理由に鑑賞したんだけど、面白かった!
マシュー・マコノヒー以外は知らない。ヒュー・グラントやコリン・ファレルは聞いたことあるくらいだ。
ヒュー・グラントやコリン・ファレルを調べてみると、過去作ではイケメン役で出てることが多いみたいだが、本作ではただのオッサンだ。
オッサン達がメインで出てるけど、戦うと強くて、若者の不良を簡単に倒してしまうのは、格好良かったな。
マシュー・マコノヒーは大麻王ミッキーを演じてる。ミッキーは大麻工場を手放したいんだけど、商談成立しそうな所で大麻工場の一つが襲撃にあって大損失を被った。
実は商談相手のマシューが大麻工場を安く手に入れようとした策略だった。結果的には、マシューの策略を見抜いて、損失を補填させてしまったけど。
ミッキーの右腕レイは存在感があった。主演よりレイの方が出番が多かったんじゃないか?
レイの自宅を訪れた探偵フレッチャー(ヒュー・グラント)が、ミッキーの組織の弱みを握ったからレイを揺するんだけど、実はレイは全て知っていたってオチも良かったね。
で、フレッチャーは命乞い的に、レイ達が殺してしまった若者が実はロシアの富豪の息子ってことで、ミッキーやレイがロシア人に狙われる、と話すと、姿を消してしまった。
フレッチャーは映画会社にシナリオを売ろうとしてるみたいだけど、会社から出ると、難を逃れたレイに捕まった。
どんでん返しが何回かあって、最後までどうなるか分からないから、飽きなかった。
最初にマシュー・マコノヒーが撃たれた?みたいな所から始まるから、その後、いつ銃が発砲されるんだろうと、恐怖感があった。
レイの家の冷凍庫に若者が格納されてるし、中国マフィアも氷漬けだった。
雑誌の編集長はブタと何したんだろう?
ガイリッチー監督色強めです
大麻でのし上がった男が、これからの人生の選択を行うことで起こる物語をガイリッチー監督の独特な視点とコミカルなやり取りで描いた作品です。この監督の地元作品全般なのですが善人は出て来ません😁千鳥ノブさんじゃないですが「クセがすごい」方々ばかりです。
導入部分から伏線と時間軸をいじってるので謎解きもなかなか凝ってて楽しめます。
またこの物語の2段オチのもう一つも監督ならではの遊び心があり好みです。
見終わって後味悪いような微妙な気分に
このサイトではちょっと違いますが、「死んだ麻薬王の遺産を巡る戦い」、ざっくり言えばそういう風のあらすじを読み、「個性豊かな曲者たちが高度な駆け引き報復合戦を繰り広げ、最終的に聖人君子でなくとも憎めない人物が勝利を収める」といった具合の痛快な内容を連想したので、私はこの映画の視聴を決めました。
そういう期待はことごとく裏切る映画でした。勝ってほしいような「ゲーム」の参加者はロシアの財閥長ぐらいでした。彼は息子がゲームに巻き込まれ死んだので麻薬王に復讐しようとしており、唯一応援出来るゲームに参加した動機を持った人物ですが、理由が理由なだけに状況を分かっておらず、参加者と呼べるか怪しいもので、何より出番はほんの少しでした。
そしてこの映画は終盤まで狂言回しによって(登場人物の一人が遺産を巡る戦いについて説明する体で)進められるのですが、その過去の回想の中で麻薬王は、ピンチらしいピンチに陥る事も、必死になる事も無く、自分の財産を狙う者達を圧倒します。
期待通り高度な駆け引き報復合戦で圧倒しているのなら良いのですが、麻薬王のオーラとでも呼ぶべき謎の力で圧倒しているのがほとんどです。例として、麻薬王は中国マフィアのボスの茶に毒に盛って立場を示す場面がありますが、「じゃあ具体的にどうやって茶に毒を盛ったの?」「そんな簡単にそれなりの地位に居る人に毒を盛れたら苦労しないでしょ」といった疑問に対する答えが、「俺は麻薬王だから気付かれずにお前の茶に毒を盛れる」で、反応に困る訳です。
ゲーム参加者たちもゲーム参加者たちで大胆な手段に出ず、麻薬王の財産を狙うにも関わらず武力対策が疎かだったことが原因で次々とつまらなくやられ、噛ませ犬であるようにしか感じません。
しかし、そんな麻薬王も殺されるシーンを冒頭で既に流されていますので、回想の中で強者として振舞えば振る舞うほど、観客は圧倒的強者が誰かに負ける後の展開に胸を膨らませる訳なので、それが雑であろうが、他の登場人物を噛ませ犬にしようが、大した問題ではないでしょう。
それにも関わらず、後半、麻薬王が実は殺されていなかったと分かり、「俺は麻薬王だからお前の護衛をこっそり帰らせられた」でユダヤ人富豪を片付け、財閥長の襲撃からは運良く助かり、一度は口八丁で危機的状況を切り抜けた狂言回しを麻薬王の右腕がその居場所を突き止め、麻薬王笑い、そのままエンディングです。カタルシスに欠ける。誰かが麻薬王の財産を手にするところを見たい一心の私には、その一言に尽きる結末でした。
とは言え、事の巡り合わせの配置や伏線回収、そういった要素は綿密と計算され、麻薬王の妻なんていかにも使用人をいびったりしてそうで配役も的確で、間違った期待を抱かなければ、良い映画ではないでしょうか。
王者を操るのは、女王
爽快な裏社会映画
マシュー・マコノヒーの出演作は映画「インターステラー」が有名だと思うが、当方としては、渡辺謙と共演した映画「追憶の森」の印象が強い。自殺の名所として有名な富士山の裾野の樹海である青木ヶ原に、自殺するために訪れたアメリカ人男性アーサーを繊細に演じていた。
本作品ではアーサーとは打って変わって胆の据わった主人公マイケルを存在感たっぷりに演じてみせた。流石である。コリン・ファレルはアクション俳優というイメージが強かったが、本作品ではボクシングの有名なトレーナーというひと味変わった役柄である。これが似合っていて、登場シーンはワクワクさせた。ジムの練習生が引き起こした事態に対処するのに、そういう謝罪の仕方もありかと感心した。
余談だが、謝罪と言えば、最近の映画ではapologizeという言葉がよく出てくる。アメリカ人と中国人は謝罪しないお国柄だと思っていただけに、ちょっと意外だ。そのうち中国映画でも对不起(トイプチー)が連発されるようになるのかもしれない。
日本の女優でテレビドラマ「相棒」の小料理屋の女将として活躍した女優の高樹沙耶(益戸育江)が大麻はタバコやチョコレートよりも安全だと主張していたが、本作品の主人公ミッキー(マイケルの愛称)も似たようなことを主張するシーンがある。なにせ国民の4割がマリファナを吸ったことがあるというお国柄だ。州によってはマリファナが禁じられていないところもあるし、お隣のカナダは国ごとマリファナが合法である。
本作品はいろいろな仕掛けがあちらこちらにあって、古いタイプのトリックもあればSNS時代に即したシーンもある。ただ赤痢菌に関しては、潜伏期間が1日以上ある上に、症状は主に腹痛と下痢である。しかも75℃の1分以上の加熱で死滅する。そして中国人は夏でも熱いお茶しか飲まない。このシーンだけが唯一残念だった。
他のシーンはとてもよく出来ている。役者陣の演技は見事で、シーンごとに変わる衣装のセンスもいい。短くて的を射ている台詞が多くてわかりやすく面白い。登場人物のそれぞれの思惑が対立や協調、それに裏切りを生み、スマートにいかない現実の尻拭いに文字通り奔走したりと、目を離せない展開が最後まで続く。冗長なシーンはすべてカットした軽快な作品だが、金のペーパーウェイトの伏線は洒落ていた。爽快な裏社会映画だと思う。
ミッキー好き
おもしろい構成!だけど掴みづらい。
期待していたほどハマれませんでした…。久々の映画館での鑑賞だったのでちょっと浮かれてハードルを上げてしまったかも。
まず印象的だったのは、物語の大半がゴシップの記者の回想や想像の映像だということ。これが本作最大の特徴ですね。人物が多く、複雑な話をまとめるにはいい手法だと思いますが、ちょっと掴みづらさを感じました。
鑑賞前にイメージしていた内容とはちょっと違いました。悪人たちが金をめぐって騙し合う話ではあるのですが、話のほとんどが回想であることから、リアルタイム感が少なめ。そのせいかノリきれませんでした。
セリフは好きなところもありましたが、暗喩が鼻につきました笑。汚いセリフも多めですね。
登場人物が多くて関係性を追うのが大変。前半はそういった人物紹介が続くので、展開としては退屈に思うかもしれません。
冒頭で先出ししていた場面に追いついてからは展開が動いておもしろく感じました。
ヒューグラントとマシューマコノヒーは良い演技していたと思います。表情や話し方、振る舞いから、役の人となりを感じました。ヒューグラント、食えないけど憎めない感じの役でおもしろい。好きでした。
マシューマコノヒーはクールながら、強者オーラが素晴らしい。貫禄あります。
チャーリーハナム演じるレイは潔癖っぽい描写が好きでした。タバコの場面とか。ボスの右腕としてあれこれ奔走したり根回しする苦労人っぽさも良かった。頭も切れて、敵に回すと怖い人ですね。
役回りとしてはコーチがいいとこ持っていきましたね。生徒もあわせて、ボクサー強すぎか?という活躍っぷり。カタギなのに彼らが一番凄くないですか?農場襲って勝っちゃうし。車の後部から銃乱射はフレッチャーが話を盛った可能性もありますが。MV的なヒップホップシーンも好きでした。ダサ格好いい曲。エンドロールで全編聴けて嬉しかったです。
群像劇かつ登場人物がほぼ悪人なので誰の視点で見たらいいのか掴みづらく、感情移入はし辛いかなと思います。キャラも皆あまり立っていないので…。レイとコーチあたりが応援はしやすいかと。個人的にはフレッチャーの一人勝ちが見たかったですが笑。私は感情移入できる作品が好みなので、そこも合わなかったです。
終盤だいぶ展開が早いです。畳み掛けてきます。個人的にはもう少し引っ張って、誰が勝つんだ…?を考える間がもっとあった方が良かったかも。
理解した状態でもう一度見たら、もう少しおもしろさを感じられそうです。
そして終盤目につく『コードネーム U.N.C.L.E.』のポスター。続編待ってます。
IN THE ROOM
少し遅くなりましたが鑑賞。
ガイ・リッチー作品は劇場では初鑑賞です。
まず登場人物が物語を進めつつ、語り部のポジションにいた事に驚きました。合間合間に挟まる別軸の会話劇がとてもファンシーで良かったです。
マリファナ王の引退に群がる多くの犯罪者たちの様々な視点から描かれる物語がとても興味深く面白かったです。
全体的にレイの場面が多かったので、やってる事はエグいんですが、レイがとっても可愛かったです。
会話劇メインですが113分ずっと楽しめました。シャレオツ〜
鑑賞日 5/20
鑑賞時間 16:55〜18:55
座席 J-5
久しぶりの気持ちよさ
どんでん返しほどではないと思いますが、久しぶりにあ、そっち!?みたいな気持ちになりました。勘のいい人はすぐ気づくんでしょうか…笑
だからこそ、最後の3分間黒幕が分かって興奮してたんですけど、あっさり終わってしまったので…尺的に仕方ないと思いますしくどいかもしれませんが、もうちょっとあの興奮を味わいたかったなーなんて思ってしまいます。
所々に伏線回収があって、場面はほとんど変わらないのに飽きないようになっていたと思います。登場人物が沢山いるので、ちょっとついていくのが大変なところもありましたが、沢山いるからこそこの人はどう関わってるのか?って言うのを見ていくのが面白かったです。
この先どうなっちゃうのー?!系のが好きな人は見るのをオススメします!!
こういう嫌味とか皮肉とか外国らしい言い回しが多い映画を見ると字幕なしでみれたらどんなに楽しいだろうと思ってしまいますね笑
ビューティフル シネマ!
予告を観て非常に楽しみにしていた本作。これだけ公開が待ち遠しかった作品は久しぶりだ。
果たして、結果は充分に満足させてくれるものだった。
フレッチャーの言う通り「美しい映画」だ。
それにしても、オトナが決してコドモに負けないのはオトナ世代として非常に嬉しかった♪
若手に足を掬われた奴はロード・ジョージだけだものね。(ロードはすでに爺様の域だし)
あとはすべて「人生のパイセン」側の白星。
(走っての追いかけっこは流石に分が悪いが。共感余りあって、こちらまで息が上がりそうになる(笑))
ネタバレになるが、ライオンが龍に負けなくて良かった〜。
(「映画」騙し絵のKIBAも騙し合いと喧伝するからには、せめてこれくらいやって欲しかったねw)
でも、ライオンはもちろんカッコイイのだけれど、本作で1番魅力的なのはレイモンド&コーチだという事に異を唱える人はいないと思う。
彼らの前にはトドラーちゃん達もすっかりよゐこになって、終盤ではきっちりいい仕事をしてくれる。トドラーズが動くのも、コーチ&「コーチが認める相手」の実力と人格への憧憬や敬慕があればこそだろう。
うむ、やはりオトナとは斯くありたいものだ。
ロード・ジョージやミッキーなど、名前にリッチー監督らしいお遊びが入っているから、デイブはベイブも意識しているのかな?
自業自得とはいえ可哀想な人、第一号のデイブさん。スナッチに比べたらまだマシなのか?(笑)
第二号のマシューさん。これまた心臓の肉でなくて良かったではないか。(良くないかw)
ともかく、大変スタイリッシュで品格溢れる雰囲気の中、卑猥な啖呵も小気味良い、実に痛快な作品でありました。大満足(笑)
あ!「和牛」は英語でもWagyuなのねぇ。ふ〜ん。
主人公が絶対に負けないバトルロイヤル
#最後に笑うのは・・・
らしさ全開
中々見応えあった
コリン・ファレル最高
映画館で見てよかった!
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