「ウクライナ戦争以前の作品なので、2025年の目で見ると、ちょっと古いかなという感覚になります」米中開戦 20XX年 悪魔のシナリオ あき240さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ウクライナ戦争以前の作品なので、2025年の目で見ると、ちょっと古いかなという感覚になります

2025年6月12日
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鑑賞方法:VOD

米中開戦 20XX年: 悪魔のシナリオ
2019年
かなりまともに核戦争の始まりがあっという間なエスカレーションしていく様子を描いています
政治的なことは、何も取り上げられません、なぜそういう事態に至ったかについても何もわかりません
戦場はタイトルからして台湾やその近くの南シナ海か東シナ海化とおもいきや北朝鮮東海岸です
ある米軍兵士の家族を中心にして、パタパタと世界大戦が始まっていくのをもどうすることもできずにニュースで傍観しているうちに起こって行くのを一般人の視点で描くことがメインです
テロリストがサイバー攻撃で戦争を誘発してとかは、そんなこと、考えてる奴もいるかも?でももしいたとしたらこうした捜査もあるはずとして描いているのですが、今なら、SNS で情報をねじ曲げられてあらぬ方向に世論が暴走させようする勢力が今後出てくる危険性を訴えようとするシーンになったかと思います
この様に、ウクライナ戦争以前の作品なので、2025年の目で見ると、ちょっと古いかなという感覚になります
それだけ私達は未来に進んでしまったのですね

そして、ウクライナ戦争は核戦争の瀬戸際にあることを今更ながらに私達は忘れているのではないかと思い知らされました
核での火遊びをしていることに気がついて冷や汗が出てきます
かと言ってロシアを本当に怒らせて、追い詰めないようにすると、ロシアの肩を持ってウクライナを見捨てたように見えてさんざんに非難されてしまいます
それがいまココのトランプ政権なのかも知れません
本作のサブタイトルは第四次世界大戦です
第三次世界大戦はもう行われているという意味かと思います
核爆弾の応酬を第四次とすれば、その前に核を使わない第三次世界大戦があり、そこまでで絶対にエスカレーションを食い止めなくてはならないということが言外のメッセージだと思いました

蛇足
良く似たタイトルがあります
 米露開戦 20XX年:破滅のシナリオ
こちらは2023年の作品
ウクライナ戦争の最中ですが
こちらの作成は、そんなことよりAI を使った僕の考える最強戦闘機のお話でトンデモ映画がさらに酷くなっています

あき240