ストレンジ・フィーリング アリスのエッチな青春白書のレビュー・感想・評価
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【”誰でも、秘密はある。けれど罪悪寒を感じる必要はない。”厳格なカトリック高校の女子高生の性の悩みと戸惑いを描く至って真面目な作品。誰でも性欲はあるんだよ、人間だもの。By相田みつを。】
ー 16歳の敬虔なカトリック信者で性に疎いアリスは、パソコンでチャット中にエッチなやりとりに発展し、妄想を膨らませてしまう。
罪悪感を抱いた彼女は、衝動を抑えようと教会の合宿に参加するが、年上のイケメンクリスと出会い、エッチな感情に戸惑っていく。ー
◆感想
・ご存じの通り、「グレース・オブ・ゴッド 告発の時」でもフランソワ・オゾン監督が描いた様に、カトリック教会は性に厳格であるが故に、聖職者たちの児童ポルノ問題を長年、隠し続けて来た。
ー 今作でも、厳格なマーフィー神父が合宿中にポルノサイトを見ている。-
・だが、今作は一人の女子高生、アリスが抑えきれない性への興味を抱く姿をコミカルに描いている所が良いと思う。
ー 携帯のバイブを股間に押し付けちゃったりね。-
・合宿の最終日にアリスが皆の前で行ったスピーチには、少しジーンと来たな。何故ならば、あの言葉は、彼女が一歩成長した事を表しているからである。
<今作は、邦題のサブタイトルにあるような、お下劣な作品ではない。
(お下劣作品は大好きですが・・。)
至って真面な一人の女子高生の成長物語である。>
カトリックの戒律 恐るべし
戒律の厳しい宗教だとは聞いていましたが、21世紀にもなる時代にカトリックはこういう教えなのかと、びっくりした。
現実と乖離した価値観だと感じるのは、私だけではないだろう。
しかも教えている側は乖離していることを知っている。つまり罪の意識に苛まれているのは、純粋で無垢な、かつ無知な者だけ。無知なままにさせようとしているのは教えている側。
「薔薇の名前」での”笑い”を秘匿する僧侶を連想した。
その考えは本来の教義に合っているのか。
宗教だけに限らず、しきたり、伝統文化にすらこういう側面はあると思う。
意味が分からないまま踏襲した、拡大解釈した。あるいは 誰かの都合のいいように改変したとか。
この映画は そのわかっちゃいる部分を笑いに変えていて、なかなか興味深い、
ド下ネタのエッチな作品ではないです
ナタリア・ダイアーがただただ可愛かった
作品としては、ストーリーは薄いしコメディは少ないしであんまり満足はしなかった。主人公としての終わり方にはスッキリした気がしました。
天国に行ける人いますか?
時は2000年頃、カトリック系の学校に通う高2女子が性への興味と噂と教えにムラムラモヤモヤする話。
倫理の授業での性倫理のお話しやタイタニックのラブシーンで大騒ぎの主人公。20年前とはいえこんなに無垢ですか?パイパニックの間違いじゃないですよね!?
エロい作品という訳ではなく、そういうことに興味津々な女の子が、子供同士の嘘や噂や大人の立て前に一喜一憂しながら悩み成長するさまを、下ネタとおふざけを交えつつみせる作品で面白かったけど、本意の部分はちょっと控え目、切っ掛けはワンエピソードのセリフだけ、とちょっと呆気なさ過ぎたかな。
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