「【脱獄映画の数作を”名作”であると固く信じる男への架空インタビュー。】」プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【脱獄映画の数作を”名作”であると固く信じる男への架空インタビュー。】
クリックして本文を読む
□インタビュアー(以下、イ)
如何でしたか。この作品は?
◇男
(小さな声で)面白かったよ・・。
□イ
聴こえません!
◇男
面白かったけれど、苦労してプレトリア刑務所から見事に脱獄したのに、あの瞬間身体を突き抜けるようなカタルシスが全然なかった・・。
本来であれば、彼らが黒人運転手のタクシーで南アフリカの平野を”自由に向かって”走って行く時に涙が溢れるでしょ、”嗚呼、彼らは自由になったのだ”と言う気持ちとともに。
それが、無かったのだよ。
□イ
良い映画だったじゃないですか!
◇男
あのねえ、あの脱獄の”MVP”は愚鈍で、太った看守を筆頭にした看守たちと警備システムでしょ、どう見ても。
看守が腰から下げている鍵を脳内記憶して、木片で苦労して合い鍵を作って、ドンドン自由への扉を開けて行ってと言う過程は面白かったよ。
実話だから、実際そうなんだろうけれど、”最後の最後でドライバーで抉じ開ける”っていうのはなあ・・。
あんなやり方で最後の関門を突破するのは・・。
美しくないよ。
□イ
・・・・
<作品としては、ハラハラする場面も幾つかあり、面白くはあったが、自由を獲得した彼らの姿を見ても、カタルシスが訪れなかった作品。
何でかな・・。>
■蛇足
脱獄映画の名作と言えば、私は、
1.大〇〇
2.皆で屋上でビールを飲む映画 → 一番好きかもしれない。
3.蝶々 二つあるうちのどちらか・・
コメントする