シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たちのレビュー・感想・評価
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ゲイは身を助ける?!
賛否両論あるけど、自由奔放に生きた水球部のチームの仲間を愛して止まない
気持ちの伝わる人間ドラマでした。
日本の80年代の音楽、ヒーローの歌に合わせて踊る男性たち!
ヒーローの歌のように疾風がそよいでいました。
シャイニー・シュリンプス♥
娘さんのハンドメイドのエビに深い愛情を
感じることが出来ました。
マッチョな体でいながら、何処か繊細な感情を持ち合わせていました。
ジャンが亡くなっても、仲間の心のなかに
愛がいっぱいに溢れていました。
一言「めちゃ楽しくて、ちょい悲しい」
「やらかした選手が、素人のチームのコーチを命ぜられて変わっていく」。
よくある展開ではあるものの。
競泳選手が、「水球チーム」のコーチにっていうのが新鮮。
水球って、ほとんど知らなかったので。
試合の時の水面下で、どんな動きやせめぎ合いがされているか。
へーーって見てました。
ただそのチームがゲイ・メンバー。
みんなそれぞれ悩みがあり、それを乗り越えようとしている。
いやいや始めたコーチに、「誰だって悩んでいるのよ」と諭したり。
時に「やる気あるんかい!」と、見ているこっちも呆れたりするけど。
それなりにやってるんだな、みんな同じだなって。
100分ほどのざっくりとしたお話でしたが。
ラストもきっちりしてて、頭を空にしてみるのにちょうどいい作品でした。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「大事なのは個性」
まぁまぁ楽しかった。
まったく知らないゲイの世界をちょっと垣間見た感じ、個人的にはもう少しミュージカルっぽく、オチャラケも少し抑えてほしかったかな?エンディングで実在のチームの人の感想があったらグッドでしたね。でも楽しかったです。
予想外の展開はないけど面白い
不本意ながら弱小チームの監督になりチームを盛り上げる…「誰もが愛しいチャンピオン」+「シンクオアスイム」の要素を一振り?
ゲイへの差別的発言が問題となり、世界選手権出場のためにはゲイの水球チームコーチとなってのLGBTQ世界大会に出なくてはいけなくなった水泳選手マチアス。そのチームの選手はふざけてばかりでアスリートとしては許し難かった。しかも一番話の通じそうなジャンは骨肉腫の手術から復帰したところで、実は化学療法の最中だった。他にも双子の赤ん坊をパートナーに任せきりにして仕事と偽って練習に来ている者などチーム内は複雑だが、自分自身も世界選手権出場が危ぶまれているだけでなく別れた元妻と娘をやり取りしている状態。
チームはまず国内の女性チームと対決、そして世界大会のクロアチアに行って戦う。接戦から逆転勝ち、それで良い気になって乱痴気騒ぎ、翌日敗戦…というのはセオリー通り。ただ水球はバスケ等のようには点が入らないので分かり易いかな。
ラスト、ジャンの告別式で水泳連盟の役員に世界選手権出場決定を知らされるが、当初はマチアスのゲイに対する態度が悪いと言っていたその役員が、チームのメンバーのダンスパフォーマンスを見て他の一部の参列者同様に不快感を示すのが可笑しい。
ダブルデッカーのオープンバスでクロアチアへ向かうので、フランス観光もちょびっと味わえる。
いろいろあるけど前向き
ゲイのみなさんって、いろいろ苦労されているから、
人の気持ちに敏感だし、とても優しい気がします。
実話ということで、
この作品で、シャイニー・シュリンプスのことも、
このような大会があることも初めて知りましたし、
実際のメンバーの方が監督されたということで、
結構なリアルということですよね?
大会すごいなー😲
夜のクラブのパーティーも❗
わぁ~って感じでした。体験してみたい‼️
あと、お葬式のダンス、少し野暮ったい感じがとても良かった。
故人を想う気持ちが、ものすごーく伝わってきたもの。
日本も黒い服を着て悲痛な顔するだけでなく、
笑顔で向こうでも楽しんで!って気持ちで送る会がいいな。
続編は、日本も舞台になるそうで、楽しみです!
かりそめの常識に中指を突き立て笑顔でビンタをかます『民衆を導く自由の女神』を高らかに称えるエスプリが際立った野心作
元五輪の銀メダリストのマチアスは絶賛スランプ中の競泳選手。ゲイのインタビュアーから辛辣な質問をぶつけられて思わず差別的な捨て台詞を吐いてしまい、その罰則処分としてゲイの水球チーム“キラキラエビ”のコーチとなり、3ヶ月後に開催されるLGBTQスポーツの祭典“ゲイゲームズ”に出場させること。メンバー一人一人の個性が際立ったチームメンバーに初日から手を焼くマチアスはチームのリーダー、ジャンがある問題を抱えていることに気付いてしまう。
スペイン映画『だれもが愛しいチャンピオン』にも似たプロットですが、フランス映画なのでエスプリの効かせ方がエゲツない。そもそもマチアスの差別発言に対して「それはお前が正しい」と真っ先に同情を示すのがチームメンバー達であるところ。試合中にも差別用語を連発しまくる彼らは、動揺するマチアスに「私達はマイノリティだから何言ってもいいのよ?」と言い放つ。遠征の先々で騒動を起こす彼らの行動はお下品ですが、その根底にあるのは民主主義に根差した反骨精神。劇中で意見をまとめる際に多数決を採る場面が頻発しますが、それは民主主義イコール多数決という偏見を盛大に蹴り飛ばすための用意周到な前フリ。ライアン・ゴスリング、セリーヌ・ディオン、ボニー・タイラーといったゲイに絶大な人気を誇るスターへの言及も楽しいですが、セリーヌ・ディオンのデュエット曲『Sous Le Vent』には思わず泣かされました。同じくゲイコミュニティーを描いたドラマ『ステージ・マザー』ではボニー・タイラーの『Total Eclipse of the Heart』が高らかと歌われましたが、こちらの劇中で何度も言及されるのはアノ曲。その余りにも切なく辛辣な引用にドラクロワの『民衆を導く自由の女神』を見た気がしました。
ということであくまでも煌びやかで下品な体で現代社会の表層をガッツリ抉ってくる野心作。笑顔でビンタを食らわしてくる強烈に痛快な作品です。
社会人のダメダメなスポーツチームを立て直すお話はここ数年あるあるな...
社会人のダメダメなスポーツチームを立て直すお話はここ数年あるあるなんですけど、それでもほっこり笑える良い作品でした。
終盤は笑えるシーンで不覚にもほろりと泣かされた〜。
ライアン・ゴズリング(笑)
下世話な笑いと繊細な一面、シャイニーシュリンプス、彼らのキャラクターにやられっぱなしだった。
コーチもやる気になって、言葉のマジックだけで連携とれちゃうなんてチャーミング過ぎる演出!
ゲイゲームズ会場のパーティー(ゲイのパーティーとプールって鉄板)が発展場状態であの開放感!!そりゃ気分上がっちゃうよね。
続編のゲイゲームズの舞台は日本だそうで、新宿辺りがスクリーンで観られるのかしら、なんてまた楽しめそう。
腐女子っぽいレビューになってしまったが、ご愛嬌ということで。
レインボーフラッグにある孤独は…誰⁇
「ゲイゲームズ」という大会を全く知らなかったが、オリンピックなんです。世界中のLGBTQが集まるオリンピック!主人公のマチアスはゲイ嫌いのオリンピアで、同性愛差別発言で水泳協会から、オリンピックの予選会に出たいなら、ゲイの水球チームのコーチになるように任命される。彼が差別や偏見について、彼らと関わる中で自然と変化していく内容です。
オリンピック開会式から、試合中継、ウェルカムパーティーと鮮やかな色で目がチカチカしちゃいそうな多色使い。その中で主人公のマチアスは常に無彩色の服、カラフルな場面での孤独が浮きだっていた。反面、試合の飛び込み台でアナウンスするドラァグクイーンのド派手衣装のカラフルさが多様性へのメッセージを強く表している。普通って何?普通って考えている人の考えが正しいの?まさしく、レインボーフラッグの考えです。しかし、そのカラフルさが反対に孤独のあらわれなのか…考えてしまう。懐かしの音楽、80年代ソング!HERO‼︎最後まで楽しめ、現在も残る偏見溢れる世界に自然と涙が出て、でも気持ちが前向きになる映画でした。
ヒューマンドラマとしては何もかも中途半端。試合前夜にナイトクラブのシーンあんなに尺いるか?
初めから途中までテンポが良くて惹き込まれて観ていたが、大会に出るための移動中、トランスジェンダーの彼女が歌を歌った辺りから、ストーリーが中だるみして、失速していく。
歌は結構延々と続き、バスでカーセックスやどんちゃん騒ぎ。
ゲイのナイトクラブのパーティーの尺が、バスのハチャメチャから30分くらいあり、こんなに必要なあ?と。
あと、水球の試合は敵味方が何が何だかんだ分からなくなるし、スポーツとしてのスピード感が残念ながら無い。
水球の自主練シーンも、遊んでる?みたいな。
ゲイ嫌いのコーチもいつの間にか、ゲイに馴染んでいるし。
癌で余命幾ばくもない彼から、チームメイトの様々な悩みを聞いただけで、そのエピソードは終わりになってしまった。
ナイトクラブのパーティーシーンより、チームメイトと日々過ごしていくうちに、彼らの悩みをコーチが理解し始める、そしてコーチ自身がいつしかゲイへの偏見が無くなっていく…みたいな展開なら解る。
一番大切な部分がカットされている。
皆、そこを描いて欲しいと思っていたのでは?
ラスト試合中に準主役の彼が亡くなるところが、『人生はマラソだ!』に似通ってる。ラストは哀愁コメディの『フル・モンティ』にも似てる。
まあ、実話だそうだけど。
何に置いても、中途半端な残念な作品だった。
ゲイ水球チーム映画だけど、マイルドなのはフランス風味?
ゲイのアマチュア水球チームにある理由でノンケのコーチが入ってきて、チームを優勝に導いていく話。
LBGTQ映画の名作といえば「プリシラ」があるけれど…
あの頃に比べて世の中にLBGTQの存在が浸透したせいか、そんなメチャクチャ奇異な世界には見えない…。
それか、フランス映画だから表現が柔らかいのかな?
ハリウッドでリメイクとかしたら、もっとジェットコースタームービーになったかも。
でもね、終盤に行くにしたがってジンワリと泣けてくるんですよ。
それがフランス映画っぽさなのかもね。
誇りに思うよ!
差別発言をしたとして、ゲイの水球チームの監督をすることを命ぜられた主人公のマチアスと、弱小チームのシャイニーシュリンプスのメンバー達とを描いた作品。
チームは、リーダーのジャンを中心に「ゲイゲームズ」という大会を目指し、開催地のクロアチアを目指すが、ジャンにはある秘密があり・・・。
ちょっとお下品で笑えて色々考えさせられるハートフルコメディ。
そもそもゲイ嫌いの人にチームを任せるなんて寧ろマズくないか(笑)?なんてツッコミを入れつつそれぞれに事情を抱える皆の心が1つになっていく様にポカポカする。
まさか一番性格に癖ありっぽいあの人が粋なことを。。お気に入りのシーンだけど、免許は無きゃダメよ(笑)
そして人数どうするの・・・!?
・・・成る程そう来ましたか!!
最後のシーンも良かったですね。
ただただキレイな終わりかたをさせるんではなく、やっぱり賛同できない人もいるって所をちゃんと描いているのはリアルで良かった。
称賛するのもそうならば、退出するのもまた多様性の一面ってことですかね。
何事も互いの考えを尊重することがだいじですもんね。
その他、劇中歌やエンディング曲等々、使用される音楽もセンスに溢れていましたね♪
憂鬱な気分から少し解放してくれるような、元気の出るホッコリムービーだった。
同性愛者だけのチームってあるんだ。
フランスのゲイ達の水球チームのお話。
へぇ〜、実際にシャイニー・シュリンプスってチーム存在するんだ。
水泳選手のマチアスは同性愛者への差別発言が問題視され、協会から罰としてシュリンプスのコーチをやらされる。そしてクロアチアで開催される国際大会出場を目指します。
コメディとは分かっていたけど、これまで観てきたこの手の作品(おっさんのシンクロやおばさんのチアなど)と比べて、めっちゃ軽かった。練習中はふざけっぱなし、大会中に飲みまくり、チーム内恋愛禁止なのにセックスしちゃうとか。逆に差別的に感じた程。
でも、深く考えないで、そんな奴らのチームとしてキャラ設定してあるんだよな。
日本のチームは登場しなかったけど、出場はしてたみたい。どんな奴らだったか観たかったぜ。チョコチョコ笑って、最後泣かされてしまった。ソコソコ楽しかったな。
それにしてもゲイゲームズに出るためにはゲイじゃなきゃダメでしょ。コーチなんで出れたんだろ?
1人で勝つより仲間と一緒に負けたい
試合後のインタビューでゲイへの差別的な発言をしたことで、ゲイの水球チームのコーチとして左遷された男と愉快なゲイたちの話。
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一応スポーツ映画ではあるけど、全くスポコン映画じゃないし、恐らくそこまでスポーツのことをちゃんと描こうとしてない。試合の描写よりみんなでワイワイ楽しそうにしてるとこのが明らかに力入れてる感じがするし、なんだかんだ1回もちゃんと練習してるシーンなかったような?.
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たぶん実際のゲイゲームズも、同性愛者の人たちが楽しく誰にも咎められることなくスポーツをするというのが重要な大会だと思うので、シャイニーシュリンプスのメンバー全員とにかく陽気で楽しそうなのが良い。
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さらに、家庭の事情で試合の途中で帰ってもそれが悪いことじゃないし、ゲイゲームズでも別にストレートの人が試合に出場してもいいし、全ての人を肯定するthe LGBT映画という感じだった。
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こういう愉快なゲイの話大好きだわ。
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スポーツ的な盛り上がりとは別のところに感動が待っていた
知的障害者のバスケットボールチーム、おじさんのシンクロチーム、男性のリーグに女性だけで出場したサッカーチーム…。最初はまとまらなかったり、周りからバカにされたりしていたチームが、徐々にまとまって試合に勝利するようになる映画ってたまに見かけるのだが、根強い人気があるのかな。しかもフランスに多い(記憶違いだったが、知的障害者のバスケはスペイン映画)。フランスって国は基本的に寛容だからなのかもしれない(それでも排他する側面があるからドラマになるんだろうけど)。
そこで本作について。そもそもの違和感は、競泳の選手が水球チームをコーチしに行くってこと。陸上短距離の選手がサッカーチームのコーチに行くようなものじゃないか。だからコーチするシーンが薄っぺらで精神論に溢れていた。いや、基本的にコメディって考えればそれでもいいのかもしれないけど。そして、せっかく参加した大会で、夜ハメを外しすぎて次の日の試合に影響するってどうなのよ。そりゃコーチも怒るわな。
それでも、予告編の印象のようにゲイ嫌いの選手が嫌々コーチしに行くってことではなく、暴言が性的マイノリティへの配慮に欠けていると判断された感じ。ゲイである水球チームへの嫌悪感はなかった。「なんでお前たちはチン○○を出したがるんだ!?」ってセリフには笑ってしまった。あと、ライアン・ゴズリング。やっぱり人気あるんだね。
ただし、スポーツ映画としてはダメ。大会の結果とか全然わからないままだし。そもそも勝利をそこまで重視していたとも思えないから仕方ない。むしろ彼らは最後のショータイムこそが一番の大舞台だったってことなんだろう。全員が好意的だったわけではなく、不謹慎だ!って感じで退席していった人たちがいたのも妙にリアル。
いろいろ文句もあるのだが、終わってみたらそんなに嫌じゃない。ちょっと感動してしまった自分がいるくらいだ。映画って、どこで琴線に触れるかわからない。
ちなみに冒頭であげた、似たような映画はあまり観てこなかった。なんとなく話の展開がわかるから。でも、意外と自分にはハマるのかもしれないと思った。
これは面白い!
実在するゲイの水球チームの話ということで期待していたが、これは面白い!
まず、一つ一つの会話の間(ま)がいい!!
普通の何気ない会話でも面白い雰囲気が漂い全く集中が途切れることは無く、構成、演出、そして配役と、コメディではないのかも知れないが、もう「面白いコメディ映画はこうやって作れ」と言わんばかりのお手本のような作品。
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