「心理的変化が描ききれてない」ストックホルム・ケース bionさんの映画レビュー(感想・評価)
心理的変化が描ききれてない
一度は耳にしたことがあるストックホルム症候群。その語源となった「ノルマルム広場強盗事件」映画化というのでとても気になっていた。
ポップな感じで銀行強盗を始めるイーサン・ホーク演じるラース。その裏にはスマートなプランがあるかと思いきや、無軌道で無計画なままヤマを踏むラースに、まずはビックリ。
この銀行強盗犯にどういう過程をへてシンパシーを持つようになるのか興味深々だったが、90分という尺で心理的変化を描くのは無理なのかな。ちょっと見ていて不自然な感じ。いっそのこと最後までポップな感じで行った方が映画としては面白かったと思う。
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