劇場公開日 2020年3月20日

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「筋肉ゴリラってジャイアンのこと?」三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0筋肉ゴリラってジャイアンのこと?

2020年4月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 熱量がビシビシ伝わってきた900番教室。序盤には楯の会が潜入していて、何か起こったときの場合を想定していたという裏話や三島の覚悟が伝えられる。たしかに右翼と左翼との直接対決。壮絶なる討論、ヤジ、罵倒があるのかと思っていたのに、こんなに平和的に進んでいたということに驚きました。暴力否定は訴えてない。双方、暴力革命や反革命という命題があったはずで、暴力を禁止していないのだ・・・

 前半は“机”をモチーフにして哲学的思想を論ずるという、まるで政治とはかけ離れた討論が続くが、“解放区”、空間、持続といった三島の作品にも切り込んだような内容が面白い。そして学生側の赤ん坊を連れた芥氏の登場によって、芸術至上主義の彼から発せられる言葉が難解ながらも脳内を刺激してくれる(つまり完全理解は不可能)。

 自分が小学校低学年の頃、三島について親に質問したことがあった。「立派で正しいことを言っていても、自殺で死んでしまったら何にもならない」という答えを記憶しているのですが、持続と相対する瞬間を重んずる三島だったからこそ、こうした行動に出たのであろう。つまり、認識と行動のうち、ようやく行動に出たのだと。

 今の世でここまで熱弁を交わすというのは朝生とかあるのだろうけど、単なるアベ擁護派と反対派の議論でしかなく、田原の恫喝によって結局はうやむやになる番組だ。東大駒場キャンパスでは人間の本質にまで迫る激論でもあり、“反米愛国主義”というお互いの共通項があるからこそ成り立っていたのだ。「共闘しましょう」「拒否する」という、相互に尊敬の念があるからこそ出てくる会話。天皇論に至ってはさすがに違いは見せるが、同じ壇上で討論できたことは歴史に残る出来事だった。さらに進行役を務めた木村修の後日談がなんとも人間愛に満ちていて微笑ましく感じられた。

kossy
talismanさんのコメント
2020年4月9日

kossyさん、コメントありがとうございます。おっしゃる通りですね。各国の首相や大統領が国民に向けて、冷静な、或いは励ましの、或いは、いつもは感謝されることのない、スーパーのレジ係の人達、品物を棚に並べてくれる人達に心から感謝したい(メルケルの言葉)、或いは決然としたテレビ演説をする中、アベは…(見てないのでわかりません)。

talisman
ワンコさんのコメント
2020年4月8日

あっ、金沢にもあったんですね、コロナ映画館‼️映画館ブランドなんですね。逆に安全かもしれない。

ワンコ
ワンコさんのコメント
2020年4月8日

大都市圏は緊急事態宣言で映画館が休館じゃないですか。ロードショーは地方にも影響あるんですか?因みに、コロナビールは生産停止‼️千葉県にはコロナ通りがあって、愛知県にはコロナって映画館があるそうです!

ワンコ
カールⅢ世さんのコメント
2020年4月7日

朝生は本当に田原の身勝手な司会やコマーシャルによる打ちきりは不愉快で、実際にはあまり見ておりません。職業にいるジャイアンは本当に迷惑です。ガタイに任せたアホな言動はには呆れてしまいます。筋肉💪ゴリラと揶揄された三島の対応は今で言うと、神対応でしたね。

カールⅢ世
ワンコさんのコメント
2020年4月7日

笑かさないで下さいよー。アベちゃんの、「思います」は、「おもぇます」に聞こえますよねー。それにしても、こんなこと言って申し訳ないですが、森ちゃん、緊急事態宣言出したら、オリンピックに影響出るんじゃないかって危惧すること言ってたのにびっくらこきましたよ〜。あと、石川県知事も面白い人ですね‼️

ワンコ