「採点なんかできるか!」三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実 PtiNakiさんの映画レビュー(感想・評価)
採点なんかできるか!
自己顕示欲と虚栄心だけの人。猿回しの猿と猿回し。そしてコメントを寄せる猿に寄生をしているノミ・ノミ・ノミ....
この映画の元になるフィルム映像を見たことはあるが正直な話...
主人公・作:三島.. 家来として共演:東大全共闘1000人。公演時間:2時間30分
黒い半そでのポロシャツからは、彼流の短期間でのビルドアップの成果の衣を身にまとい、彼自身が既に学生の惨めな出で立ちに完膚なきまで勝利をしている群像舞台劇を延々、嫌々見せらつけれている感覚...彼を紐解き心を覗くと虚栄心をくすぐるエクスタシーという感覚...その感覚の余韻のまま陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で最初で最後の絶頂期を超える。良かった?きみたけちゃん!ひっしょうちゃん?聖セバスティアヌス ちゃん?...字余り
ただ彼の計算違いか計算ずくかは...自衛官の質とその後の自分の死によって負の遺産を面白おかしくバイオとして残されたことかもしれない。本当は、最高の舞台となったはずの総監室での出来事が...
終始、重要な場面になると彼、三島は向かって右側の演出書類に目を落とす。それって演劇人としては...失格
猿回しの猿は、生死をくぐり抜けたサバイバーなんです...全共闘では役不足のため家来という役柄に....降格
日本は自由な国で...なんて神話か? 最初からないのか?
1985年公開の”ハリウッド”映画...製作総指揮、フランシス・フォード・コッポラ、ジョージ・ルーカス。監督、映画タクシードライバーの脚本を手がけたポール・シュレイダー。配給はワーナー・ブラザース。最初で最後の日本を描いたハリウッド映画...チンケなラストサムライを思い出すチンケ...失礼。全編日本語..ただし英語圏ではナレーターに映画「ジョーズ」に出演されたロイ・シャイダー。
ある国の辺ぴな田舎町のビデオ店でこの映画と出会う...時間がなく日本でまた見れるとサラッと見てしまったのが...この映画、実は日本ではビデオ化もされず、それでも放映されるのを待っていたが、待ちぼうけに...でもYouTubeで見ることが...三島夫人の反対ではなく、一部の右翼のうわさ話に過剰反応した映画配給会社?
カンヌ国際映画祭最優秀芸術貢献賞受賞作品なのに....
何故、今、三島由紀夫なのか? 今でも三島ブランドが中年以上の男性に受けると思っているのか、それとも全共闘としての”student movements”の過去を思い出すためか? 地獄に落ちたノスタルジーのためか? 全世界で起きた学生の数が増え経済成長に伴う反意識による何でも揃う不安感をもう一度味わうためか?
オヤジのオナニーには付き合っていられない。
両極の立場の人間が... ”Yesterday’s enemies could be today’s friends.”
Right-wing novelist Mishima Yukio, who extolled antiquated ideals of bushidō and prewar Japancentrism, also became popular among Zenkyōtō students, despite the fact that their political leanings were in opposition to Mishima's.
For a moment he was live.
「僕は論理の通り行動しようとは思っていない....つまり意地だ。もうここまで来たらね。これは諸君に論理的に負けたってことは意味しない。つまり諸君が天皇を天皇と一言言ってくれれば僕は喜んで諸君と手をつなぐんだ(野次).....いや日本をよくしようと思うのは、みな同じじゃあないか。僕たちは、そんなにかけ離れていると思うかい。僕たちはここで真剣にトランプをやっているんだ。お互いこれこそはという”テ”を持ってね。これを遊びと思う君たちはナンセンスなんだよ。良く考えろ。いいか、そこが君たちが持っていない物が僕には一つだけある...........(それはなんだ?)それは何だ
天皇というジョーカーだ
映画「Mishima: A Life In Four Chapters」より