「勉強にはなった」パピチャ 未来へのランウェイ KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
勉強にはなった
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アルジェリア国内の情勢については殆ど知識はない。
この作品を通して初めて知る事も多くとても勉強にはなった。
今現在どこまでアルジェリア国内の情勢、風情、文化に
変化があるのかは恥ずかしながら分からないが、あくまでこの作品内で描かれているアルジェリア国内を見る限り日本と比較すると非常に自由に制限があるように感じた。
もちろん背景には異なる歴史や宗教などもある。その為豊富な知識がない上で一概にどちらが良い悪いは分からないが、特に女性にとっては日本に限らずよその国と比べたら自由に制限があるのは事実だろう。
主人公のネジュマはもっと広い自由を求め抗うわけだが、この抗う描写が僕個人としてはあまり心打たれる事がなくいくつか疑問を抱いてしまう鑑賞となった。
ネジュマが求める自由はなにも間違っていない。ただその行動に強い責任や意思があまり感じる事はできなかった。暴力には暴力をという姿に見え時折不快感を覚える。まぁこの辺の表現は文化の違いが大きく出てるのかもしれないが荒々しい場面が多く見ていて疲れる。
メッセージ性は伝わり、決してアルジェリアの縛りある文化に強く共感する事はないが戦い方が好ましくない。映画作品としてはあまり興奮や魅力を感じる事はなかった。
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