「宮崎駿の世界または世界名作劇場」グランド・ジャーニー K命さんの映画レビュー(感想・評価)
宮崎駿の世界または世界名作劇場
フランス・ノルウェー合作の作品。
率直な感想は実写版宮崎駿の世界。ラピュタの竜の巣を彷彿とするシーンがあります。鳥と共に大空を飛ぶというのは、陳腐な言い方になりますが夢に満ちています。
また、美しいヨーロッパの風景と北欧的BGMの叙情的なメロディがスクリーンの大画面と相まって非常に気分を盛り上げます。特に風景はコロナ渦の近況も相まって、旅の素晴らしさを再認識させてくれます。
少年のひと夏の冒険譚という普遍性を持ったストーリーラインは、既視感を揶揄できるものだが、王道というべき力強さにも満ちています。自然保護という下手をすれば説教臭くなりそうなテーマも、それを感じさせない優れたエンターテイメントに仕上がった、老若男女に勧められる良い作品でした。
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