「【"禁酒会"に通う精神的に不安定でやや粗暴な”ステージパパ”と子役との複雑な関係性を描いた作品。】」ハニーボーイ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【"禁酒会"に通う精神的に不安定でやや粗暴な”ステージパパ”と子役との複雑な関係性を描いた作品。】
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-シャイア・ラブーフ。
子役から映画スターに登り詰めたが、数々のトラブルでも有名。「ピーナッツバターファルコン」(素敵なロードムービー)撮影中、酩酊してトラブル。
悪童、マッケンローを演じた際は"適任だ!"と思った俳優。-
■今作品は彼自身が、父から受けた行為により、心的外傷後ストレス障害を煩う映画スターになり、数々のトラブルを起こす事から這い上がろうとする状況を背景に、現在パートをルーカス・ヘッジズ : 役名はオーティスだが、誰が見てもシャイア・ラブーフ・・。
過去パートを名子役のノア・ジュブ(近年「サバービコン 仮面を被った街」「ワンダー 君は太陽」「クワイエット・プレイス」「フォードvsフェラーリ」など大作、名作で強烈な印象を残す・・)が演じ、父ジェームズをシャイア・ラブーフ自らが演じている。
■印象的な部分
・オーティスは父から「愛している。子役として、頑張っている。」という言葉を掛けて欲しいのに、厳しく接しられる事が多く、同じモーテルに住む少女が、心の拠り所となっている・・。
・だが、父も息子に養って貰っている事実に、屈託を抱えている・・。そして、粗野な言動、行動をしてしまう・・。
(シャイア・ラブーフが、この父の屈託する姿を実に巧く演じている。)
・現代パートの、事故を起こし更正施設に収容され、苦悩するオーティスをルーカス・ヘッジズが巧みに演じている。
〈救いは”あのラストシーン”だろう。
シャイア・ラブーフ自らが、この映画製作を切っ掛けに”負の連鎖”を自らの意思で止める事を切に願います。〉
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