ハニーボーイのレビュー・感想・評価
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父からの愛がほしい子供の切なさ
淡々と進むストーリーで、ラストまでそんな盛り上がりはなくちょっと退屈な感じもしてました
12才ってまだまだ子供、愛がほしいのです
身勝手でちゃんと仕事もしてない前科者の父、一般的にはダメな父に思うけど、それでも子供にとっては愛してほしい父
そんな父なら私はいらないと思うのですが、オースティンには愛している父で、父からの愛がほしいオースティンの想いが切なくてジーンでした
親からの愛を欲しがる子供ってほんと切ない
子役のノアくんはクリンクリン頭で今作でも天使のような可愛さでした
大人になってからのオースティン演じるルーカス・ヘッジズっていつも思うけど、イケメンなのかそうじゃないのか
短髪だとイケメンに見えるのにね
シャイア・ラブーフ自伝
子役からスターだったシャイア・ラブーフの自伝を、自らが脚本を書き、父親役を演じている。
人気スターだった息子のマネージャーとして父親が存在していた。
何故、こんなクソ親父を慕っていたのか、最後までわからなかった。
子役だったジャイア・プルーフが脚本を書いた自伝的映画
自分をコントロール出来ない《そんな父親でも》
僕は愛してる
2019年(アメリカ)
子役スターでニックネームが「ハニーボーイ」だったジャイア・ラブーフ。
そのラブーフが脚本を書いた自伝的な映画です。
サンダンス映画祭監督賞など、様々な賞に輝く。
シャイア・ラブーフの個性が強く出たインディーズ系の映画です。
3人の主役の存在感と演技が凄い。
シャイアの12歳の時のオーティスを演じるのは天才子役のノア・ジョブ。
22歳になったオーティスをルーカス・ヘッジズ。
ステージパパで怒りを爆発させて制御不能の父親をシャイア・ラブーフが
前髪を禿げさせた風貌でイヤらしく演じて、度ハマリ役です。上手い。
子役にマトモに育った子はいない・・・そんな気がして来る映画です。
前科者で幼い息子に食べさせてもらい、それを苦にして挙句に八つ当たり。
そんな父親に育てられ今はハリウッドスターで、飲酒事故で更生施設に入院してる
22歳になったオーティス(ルーカス・ヘッジズ)
父親から受けた虐待は今も彼を苦しめPTSDと診断される。
(現実にシャイア・ラブーフは酒気帯び運転で事故を起こし、2本の指が欠損してるとか)
(悪童の誉れも、女癖の悪さでも有名です)
この映画はなんの解決もありません。
オーティスが立ち直ったか?真人間になったかも何も分からない!!
そこがこの映画の良さ・・・かも知れません。
痛み(ペイン)は誰にも分からない。
心的外傷なんて洒落た病名をつけても直す薬なんかないのです。
こう言う生い立ちならエキセントリックになっても、なんの不思議もない。
ノア・ジョブ→ルーカス・ヘッジズ→シャイア・ラブーフ
現実にそこにいるように演じて、リアリティ半端なかった・・・
そこが見所。
とても心に響いた作品
DVD鑑賞
きれいなキービジュが印象的な作品。
気がついたら劇場公開が終わっており、先日たまたまレンタル屋で見かけたので借りてきました。
頭からSFの戦闘シーンから始まって、あれ?これ違うディスクじゃないの?と面食らいました。
シャイア・ラブーフの自伝が原作って位で前情報まるでなしだったんですが、蜂蜜作って生活している家族の物語だと勝手に思ってましたよ。全然違ってました。
ノア・ジュプとシャイア・ラブーフ、それとルーカス・ヘッジズの3人で作られているようなミニマムな世界。
でもそれによって密度が強くなっているようで、芝居にも厚みがありました。
まず音楽がものすごい良くて、思いっきり好みでした。
(鑑賞直後すぐにポチりましたよ!※メディアはヴァイナル盤のみ)
音楽だけでなく、歌を挟むタイミングも選曲も良かったですね。
それと、鮮やかでクリアな色使いがすごいフィットしているんですよ。
幼少期と青年期を交互にフラッシュバックさせた作りですが、この時の色の使い分けもうまいです。
そんな中とても印象的だったのが、物語途中で雄叫びをあげる幼少期と青年期のカット。
この残酷な対比は物語に楔を打つかのように、実に効果的であったと思います。
エンドロールがまた素晴らしく、最初の写真で何だか涙が出てしまいました。
ディランの唄が全てを語っているようですよね。
愛してもらいたい子、愛し方がわからない親。大人も子供も等しく寂しく傷ついているのですね。
決して珍しくないテーマではあるのですが、その描き方がとても丁寧。色彩に音楽も相まって、とても心に響いた作品でした。
後から知ったのですが、ラブーフはこの作品の制作にあたり7年程絶縁状態だった父親に会いにいったそうです。
その再会だけでも、この作品が作られた意味があったのでは無いでしょうか。
似てない
ノアとヘッジス。
似てなさすぎる〜(笑)
ディスタービアからのハニーボーイ。
自伝的作品とのこと。
どんなにひどい父親でも愛されたかったらしい。
あまり盛り上がりのない内容だが、ノアジュプに目が釘付け。
すごい子だ。なんでもできてしまう。
ヘッジス。
こういう難しい役多いな〜。
そして適役。
繰り返すが、似てないよ〜
シャイアの自伝的作品だからとずっと楽しみにしていて、 映画館で予告...
シャイアの自伝的作品だからとずっと楽しみにしていて、
映画館で予告を観る度に泣いて、、
公開初日に観ようと決めていて、、、
公開当日になっても期待値ダダ上がりで、
こんなに期待値上げたらヤバいと思ってマイナス20℃位の冷凍庫に入った気分になって
平常心で観てきました。
ノア・ジュプ君もルーカス君も本当に上手いなぁ
シャイ・ガールとのシーンが色々切なくて、父への赦しと共に母の愛にも飢えていたんだと思うと悲しくて
うん
でも
そう
もう
なんでだろ
悲しいくらいはまらなかった。。
個人的に感じたのは、シャイア出演しないほうがよかったんじゃないかなぁと
監督の要望だったらしいから仕方ないんだろうけど。
数年後にまた観てどう感じるか試してみたいと思います
かなりパーソナルな話だが普遍的なテーマを持つ映画に仕上がっている。子供は親を選べない、親の愛を知らずに育った人間は自分の子への愛し方がわからない、三代にわたるアルコール依存症、それでも親は親…
①ご贔屓ルーカス・ヘッジの出てる映画に悪い点は付けられません。彼の場合、目や表情の些細な動きで内面を表現するのが上手い。②でも作品としてもちゃんと映画らしい映画となっている。②シャイア・ダブーフと言えば駄作シリーズの「トランスフォーマー」の主演男優(「ボルグとマッケンロー」はなかなか良かったけれど)というイメージしかなかったけれどちょっと印象が変わりました。
自伝映画の外れの方。
いやぁ。私小説過ぎるかねぇ。と、ラスト10分くらいは気持ちが引けちゃってですね。なんか染みないよ。なんでだろう。なんでだろう。と考えたんですが。
やっぱりあの、暴力的なお父ちゃんがw
長澤まさみさんの、マザーが脳裏に浮かびました。
今日は、楽しみにしてたフランス「映画/批評月間」の「Tip Top」が、自分的には歴史に残る駄作で、ココロがささくれてるってのもありますが。
ノア・ジュプ&ルーカス・ヘッジスのリレー主役は良かったです。
行き場のない子どもの怒りと愛
シャイアラブーフさんをわたしは知りません。
観ない系統の映画に出ておられるので、お名前もピーナッツバターファルコンまで知らなかったです。
ピーナッツバターファルコンも見逃してますし…
ではなんで観たかというと、ルーカスヘッジスとノアジュプ目当てでした。
シャイアラブーフさんの自伝的内容で、自ら脚本も書いてる。リハビリの過程で書き始めた自分の過去が、元になっているとのことでより興味が湧きました。
自らを物語ることは、心理療法でよくある手法で、多分効果もある手法だと思います。わたしはそのじぶん語りに耳を傾けることが好きなんです。
なので、あらかじめある程度の満足感は得られると踏んで見てきました。予想より、満足しました。
その要因はあの境遇にあってなお、オーティスはあの父を愛してるという、無垢さが滲みでたからだと思ってます。
手を繋いで欲しいと父に頼みましたが無視されてたと思います。
晩ご飯を買いに行くトラックへの道すがら、そっとオーティスは父の手を握ります、一瞬握り返してくれたように見えましたが、トラックが近づくと、父は手をほどきます。
行き場のないオーティスの怒りが、廃車場みたいな公園?で爆発していて悲しかった。大きくなるにつれてその怒りの爆発が日常生活を蝕んでいったんだろうな。
父親らしく愛して欲しかったという叶わぬ願いと、
自らの混乱を振り返ってなお、父を愛するって結論づける、
まっすぐな映画です。
父に愛情がなかったとは思わない。
でも、子を愛するには足りないと思う。
ノアジュプは将来が楽しみです。
逆光が眩しい映像もチャームポイントかと。
毒親
この作品を観て気付いたことがあって、自分はシャイア・ラブーフから何も感じないという事。
ピーナッツバター・ファルコンは良かったのに何かの間違いだろうか、、、
どんなに惨めな奴でも子供にとっては世界に一人だけの父親なのがやるせないですね。
こんな環境で育ったら人の親になろうとは思えなくなるね。
父への愛
飲酒で事故を起こし逮捕されたオーティスが治療の一環で、子供時代前科者でトラブルメーカーな父親とのトラウマを解消していく話。
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シャイア・ラブーフが父親役をやってて、脚本も担当。ほとんど自分の実体験らしい。あの綺麗な顔のシャイア・ラブーフが、ハゲでお腹の出た父親役をしてるのびっくりした。でも最後実際のお父さんの写真が出てきたけど似てたね(笑).
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話は結構『MOTHER』と似てるかなと思った。子供にタバコ、薬物を与えて暴力も振るう、普通に考えたらダメな親だけどオーティスはお父さんのことが大好き。
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でも『MOTHER』が客観的な視点だったのに対して、この映画は脚本がシャイア・ラブーフ本人ということで、視点がオーティス。だからすごくお父さんへの愛情が伝わってくるし、見てるこっちもこんなダメなお父さんに同情できる余地がある。
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『MOTHER』と違うところもう1つは、実は手綱を握ってるのはオーティスということ。オーティスの父への愛情が父を鎖につなぎとめてる。お父さんはその真っ直ぐな愛情に答えることが重荷なんだろうな。
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オーティス役の子ほんと可愛い顔してるよな!!12歳なのに女の人とイチャイチャしちゃうのとか説得力あるよな(笑).
シャイア・ラブーフの I SHALL BE RELEASED
今をときめく愛くるしい名子役のノア・ジュプと血統証付きの若手俳優ルーカス・ヘッジズがダブル主演。お騒がせ俳優のシャイア・ラブーフがどのくらい反省しているかどうかはちょっと怪しいものの、シャイア・ラブーフ自身がカウンセリングの過程で自身の半生を書いたものを基に仕上げた脚本で、みずから監督のアルマ・ハレルに持ち込んだもの。アルマ・ハレルがシャイア・ラブーフ自身が短気で依存症のステージパパ役を演じることがシャイア・ラブーフのためになると判断したらしい。
シャイア・ラブーフ自身は小さい頃にヒッピーの両親が離婚し、スタンダップコメディアンで日銭を稼いで生き延びてきた。運よくディズニーのテレビ番組に14歳から登用され、トランスフォーマーで主演するようになるが、今時の映画俳優としては学歴もなく、映画界の異端児と称される。お騒がせの原因は犯罪歴(交通違反、路上喫煙、ドラッグストアーへの不法侵入、酒を飲んで暴れるなど)と女優との浮き名。今作では現在の彼女のFKAツイッグスも重要なキャスト(シャイ・ガール)として出演している。監督のアルマ・ハレルはイスラエルアメリカン(ユダヤ人)でラブーフとは友達関係。
退役軍人で前科者でかみさんに逃げられた元大道芸人のステージパパはアルコール依存症で、短気なトラブルメーカー。道路の脇の猫の額ほどの日当たり良好な土地にちゃっかり大麻も栽培する。生活費を稼いでくれる子役の息子との濃密な関係は非常に痛々しい。乱暴なセリフや虐待シーンはノア・ジュプもPTSDにならないかと心配になる。
22歳のオーティスを演じるルーカス・ヘッジズが度々回想したり、フラッシュバックしたりするノア・ジュブのシーンが多かった。二人が暮らすピンク色の壁のモーテルやプールサイドのシーンも幻想的だった。シャイア・ラブーフ演じるピエロ🤡姿がたびたび現れる。
エンドロールに流れる、ボブ・ディランの ALL I REALLY WANT TO DO にウルっと来た。息子からすれば、I SHALL BE RELEASED なのだが。
ディラン II(セカンド)の「男らしいってわかるかい」(曲はBob Dylanの I SHALL BE RELEASED)を思い出す。
🎵男らしいってわかるかい ピエロ🤡や臆病者のことさ 俺には聞こえるんだ彼らの怯えたような泣き声が 朝日はもう昇るよ 少しずつだけどね そのとき その日こそ 自由になれるんだ🎵
シャイア・ラブーフが幼少期の呪縛から解き放れ、父親を赦すことができれば、この映画は成功だと言えるだろう。
同年のピーナッツバターファルコンでのタイラー役もよかったので、この稀有な役者を今後も見守って応援していきたいと思う。
映像と音楽が美しいけど、内容は…
毒親に育てられた子どもが大人になり、父親との確執を少しずつ解消していこうとする。
自分も子どもの頃の父親と同じように酒に溺れて療養施設に入る主人公が、カウンセリングを受けながら少しずつあんなダメ親父からも愛されていたという事を知る。
結局のところ父親も自分の不甲斐なさに情けないやらで辛かったんでしょうね。底辺のダメ親父なりの愛情表現が下衆なんだけど、これが不器用でなんだか泣けました。
子どもに養ってもらっている父親、前科者で学もなくまともに働けない。その父親もアル中から生まれた子ども。そしてまたその子どももやがてアル中に。やるせ無いな。。。
万引き家族とは全く違うんだけど、なんだかよく似た感覚を覚えました。内容的には結構重い。だけど映像と音楽でその重さを美しさに変えてくれている。
せいなのか?
106本目。
昨日、パークスは諦め、こっちにしようと思い、1時に映画館へ行ったはいいけど、テアトルだった。
やってしまったと、仕切り直し。
シャイア・ラブーフが脚本書いてるから実話ベースかなと思ったら、そうみたい。
いつもなら、父親のせいかと思ってしまうんだけど、不思議といたからではと思ってしまう。
まあそれ以上に、出てる役者さん芝居上手すぎ。
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