劇場公開日 2020年4月10日

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「挫けそうなときこそ、観るべき映画」新喜劇王 Naoさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0挫けそうなときこそ、観るべき映画

2020年6月13日
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鑑賞方法:映画館

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チャウ・シンチー監督の「新喜劇王」を新宿武蔵野館で観た。「少林サッカー」「カンフーハッスル」で荒唐無稽で直球勝負のエンタテイメントで観る者の度肝を抜いたチャウ・シンチー。最近は、「西遊記」とか、「人魚姫」とか、面白いのだけど、どこか昔のようなサプライズはなく、変化球投げすぎで、ちょっと物足りなさを感じていた。
本編は、原点回帰じゃないけれど、まさにシンプルな直球勝負。コロナの悪影響や複雑化した仕事など、ますます挫けそうになる今こそ、まさに必要な映画じゃないだろうか。
ベタな話だが、どんな目にあっても人を恨まない、人の所為にしない、主人公モン(映画と同様、遅咲きのエン・ジンウェンが正に体当たりで好演)のあり姿に、自らを省みてしまう。
新宿武蔵野館では、2020年6月25日までの上映だが、自分を見失っているひと、元気がでること、請け合いである。
おすすめ。

naochan926