どこへ出しても恥かしい人のレビュー・感想・評価
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棘のある愛嬌
冒頭、トシだ!石塚俊明の姿を確認し友川カズキが"頭脳警察"を語り、ミチロウの「思惑の奴隷」を弾き語り、流れ、友川カズキが"ザ・スターリン"を語り、奥の部屋から案の定、山積みから崩れる音!?
詩人・歌手・画家・競輪愛好家・エッセイスト・俳優・酒豪・表現者と才能が溢れた友川カズキの主に競輪愛好家である側面が大いに映し出されている反面、愛嬌のある人物像としての魅力がダダ漏れ!?
どこへ出しても恥ずかしい人は、立派に三人の男子を育て上げたわけで、最後に大穴当てられて良かった!?
知っている人やファンには微笑ましい、単なる競輪好きなオッサンを追いかけたドキュメンタリー映画と思われるギリギリを攻めた、友川カズキを知らずに鑑賞したら、どれだけの人が本作からの影響で友川カズキに触れようとするのか、チョットだけ心配だ!?
監督とスタッフを総とっかえで作り直してほしい
結論から言うと、「クソみたいな出来」である。
冒頭、車中でのセッションの「なめまわすよう」な、カメラマンの自我丸出しの気持ち悪い撮り方をみた時、イヤな予感がした。
その後は何の脈絡もなく日付順に日常がつづられるだけなので、それぞれのシーンをどう観たらいいのかさっぱりわからない。
ただただ、おじさんが競輪やってるだけ。
友川カズキの音楽や絵のすごい部分・エピソードがインタビューで語られるだけ。
何か絵を描いたりの作業が映し出されるが、「ぼくのかんがえたかっこいいカメラワーク」なブレブレの画面でよくわからない。しかも、出来上がった作品を映さないのである。
そういった才能の部分がまったく表現されないので、競輪や汚れたアパートでのシーンとのギャップが活きてこない。
ドキュメンタリー作品としての「芯」がない。友川カズキのどの部分を描きたいのかサッパリわからない。
今作で一番不可解で、怒りのあまり途中で退場しようかと思ったのは、
カメラが友川カズキの顔をマトモに撮らないのである。
せっかく本人の話を聞いているのに、横顔だったり、顔から下を撮っていたりする。
ようやく顔が映ったと思ったら、変に凝った構図で撮ろうとしてカメラをふりまわす。
話の途中なのに!
要するにカメラマンがどうしようもないのである。
「顔をマトモに撮らない」カメラは、ライブシーンでも顔を全く撮らず、
友川カズキのバックショットで押し通すのだ。
熱唱してんのに!
意味不明。なにこれ。ほんまにカメラがクソ。
そしてもう一つ、ほんとにどうしようもないな!と思ったのは、
やたらと画面に監督が映りこもうとするのである。
なんだよこのホームビデオは!
友川カズキがしゃべっているのに、その本人は横顔で、話を聞いてる監督を画面の真ん中に配置しているカットにはあきれた。なんだこの自我の塊みたいなヒゲづらの男は!
明らかに途中で「編集がつかれたからテキトーになんか繋いでおきました」みたいな場面もあり、
どうしようもないな、と思いました。
友川カズキの魅力が1ミリも表現できておらず、本当に本当に残念です。
ファンだと知られてしまうのもちょっと恥ずかしい
憧れの人。
人に話したことはでも一度もない。
橫溢するエキセントリックな個性。
絶対真似できない才能に嫉妬さえ覚える。
詩人
歌手
酒飲み
画伯
ギャンブラー
アウトロー
どれをとっても友川の一部でしかない。
「なにかを断念しないと、なにかで突出することはできない」
「潔さ」が背広を着て、
「産まれた時からリストラにあっているようなもの」とうそぶきながら、
今日も万車券を狙う。
たこ八郎は売れる前から彼の追っかけだった。一番気が合ったらしい。たこ八郎が真鶴の海岸で死んだ時がこれまでで一番かなしかったという。
東京スポーツの見出しは確か「たこ、海に帰る」だった。
三日三晩酒を飲み続け、口移しで酒を呑ませてやったそうだ。そうすると、たこ八郎の顔が一瞬、恥ずかしそうにポッとピンク色に染まったと話す。人が死んでこんなに楽しかったことはないとも言う。
この映画のために、新曲、「どこに出しても恥ずかしい人」を作った。
曲はオクラホマミクサー。
ちあきなおみに提供した楽曲は、「夜へ急ぐ人」や「祭りの花を買いにゆく」など名曲。表舞台から消えたちあきは一時期、友川の歌しか聴かなかったという。
齢70を過ぎても眼光鋭く、矍鑠(かくしゃく)とした友川はカッコ良かった。
ケイズシネマでサインをしてもらった。
友川の本名は及位(のぞき)だ。
一人ひとり、名前を聞いて、「どんな字ですか。どこの生まれ? あ"ー、あなたね、今日、四人目❗」珍しい名前が好きらしい。
がっちり握手してくれた❗
映画のなかではパーティーに出て人と握手するのが本当に嫌いと言っていたが・・・・・
競輪は駆け引きのスポーツで、実力や長所、欠点もさることながら、その日の調子、選手どうしの派閥や組み合わせ、怪我、私生活情報も加味した友川の予想は最高に面白かった。人生を楽しむ達人だ。
人生そのものが万車券の男‼️
友川カズキはそういう男なんだと見終わった時、納得してました。過去、歌はどこからか流れて来て、ボクはその度に立ち止まって聴き、何度もその歌声に圧倒されて、その名を脳裏に刻みましたが、でもそれまででした。 だけど今日、映画館を出てすぐに心の中でギターをジャガジャ~ン🎵と掻き鳴らし、オイラAmazonでCDと立松和平と創った絵本「青空」をポチッと買っちまいやした。
天晴れカズキ🎶オヤジにも とびっきりの勇気をくれたね‼️いやはや参りました(  ̄▽ ̄) 合掌
同い年ですが、2年前に偶然知ってハマっています。
偶然聴いていたラジオでこの人の歌を聴いて、ネットで動画を探して聴きまくっています。この人がもっと多くの人に知られるようにんsって欲しいと思ってました。
その意味では、この映画が一般公開されるのは嬉しいのですが、観てくれる人が少ないのではないかと危惧しています。
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