「R-60映画」モルエラニの霧の中 PAK UNTIKさんの映画レビュー(感想・評価)
R-60映画
「後味悪いまま逝く」
死に向かっていく老人の映画です。R-60指定が適切でしょう。映倫さん、いかがでしょうか。
7つの話がそれぞれに絡み合って、時間を越えてつながっています。ちょっと目を離すと分からなくなります。その間に意味不明のカットが挿入されていて、余計に時間が長く悠長に感じます。もう少し短く編集できなかったのでしょうか。
モノクロとカラーの部分が交互に現れて、最初はその意味が分かりませんでしたが、だんだんと意図が読めるようになりました。
「室蘭はカラーで撮影すると、あんなに綺麗に映らないからモノクロにした」と解釈しました。
室蘭が「老いて徐々に死にゆく街」として描かれていると受け取りました。
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