劇場公開日 2021年6月18日

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「息詰まる緊迫感・・・息を止めて固まりました。」クワイエット・プレイス 破られた沈黙 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0息詰まる緊迫感・・・息を止めて固まりました。

2022年7月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

2021年(アメリカ)監督・脚本は前作に続きジョン・クランスキー。
とてもとても面白かったです。前作をすぐに観直したくなった程です。
良く出来ています。
ラストのエンドロールの不安を醸し出すBGMが凄く良い。
映画の余韻と超マッチングしてて、緊張して疲れた身体に心地よかったです。

ある日、怪物がアメリカ全土を襲い人間は殆ど死んでしまった世界。
その怪物は耳はスゴく敏感です。
しかし目は見えない・・・視覚障害があるのいう設定。
お母さんのエヴリン(エミリー・ブラント)の長女リーガン(ミリセント・シモンズ)は、
耳が不自由で聞こえません。
だから家族は日常的に手話で会話をしています。
(監督はリーガン役に実際の聴覚障害のあるミリセント・シモンズの出演を熱望したそうです)
この配役はとても良かったです。
聾唖者の長女が前作で、怪物の嫌う周波数の音を見つけるんです。
それで、本作でもラジオから怪物の嫌がる音を流してます。
前作で生まれた赤ちゃんが2年経っても産まれたての赤ん坊・・・と、疑問に思ったけれど、この映画「クワイエット・プレイスpart2」は前作から直ぐの設定なんですねー。
だからpart2は怪物が現れてから474日目にはじまるのでした。

新兵器としては赤ちゃんに酸素マスクを付けさせて泣き声を消してました。
(成る程と頷きました)

ともかくスリリング。
観終えてよく考えると、そんなに驚くほどストーリーとか、劇的な出来事が起こるわけでも無い。なのに、何故か、めちゃめちゃスリリングなんですよ。
ああ、面白かった!!
ああ、びびっちゃった!!と、

どうぞ無音や無言の世界の恐怖を、ご堪能くださいね。

琥珀糖