「進化し続ける映画」クワイエット・プレイス 破られた沈黙 しげさんの映画レビュー(感想・評価)
進化し続ける映画
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3年近く前に1作目を観た時は衝撃を受けた。開始早々、手話で始まり、声を全く発さない。あれ、これってそういう映画なの?、というか映画でこんなことあるの?と驚きを隠せなかった。セリフらしいセリフは1.2箇所しかなかったと思う。
映画の終わり的に完全に1作完結型だろうと思っていたら、2作目が公開されると聞いて正直なところ、惰性でやるのかなと思っていた。
変異種が出てきたりでもするのだろうかとありきたりな想像を膨らませながら劇場に足を運んだ。
作品が始まるや否や、声を発して会話をする場面が多く観られる。普通の映画に戻ってしまったのかと少しがっかりしそうになったが、この作品はそうではない。
リーガンの視点だけではなく、聴点にも切りかわる。
この無音状態がより一層ホラーを引き立たせる。
制作陣も多くが1作目から引き続き担当しており、作品への熱量は相当なものであっただろう。
決してコロナ禍で洋画の上映作品は多いとは言えないが、個人的には今年で1.2をを争う名作だと思う。
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