TENET テネットのレビュー・感想・評価
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全体骨格は意外と単純、細部をすべて理解しようとすると破綻する怪作
TENETのあらすじを色々振り返ってみる。全体骨格は時間を逆行して問題の原因を除去するという工作員の映画。しかしながら物理用語を短時間に列挙されるので細部を理解しようとすると全体骨格すら捉えることは困難かもしれない(ここが減点)。
後から思うと、理解の迷宮に入らないためには
①タイムトラベル≠時間逆行。
②例のもの≠回転ドア
③タイムパラドックス≠系全体エンタルピー増大の中での個別粒子のエンタルピー縮小。
が重要な点。これでもぜんぜんネタバレしない、すごい映画w
とにかく面白い。わけわからんが面白い。映画という表現媒体で作るメビウスの輪。
①「インセプション」にして「インターステラー」にしても本作にしてもかなり強引な展開。1シーン、1シーン頭で追っていくと映画に置いてけぼりにされてしまいます。物理に弱い私としては途中でわけわかんなくなってきましたが、それでも観てると面白い。わけわからんが面白い、わけわからんから面白くない、とここではっきり好みが別れそう。②クリストファー・ノーランの話(「少なくとも本作を含む上の三作品)は起承転結の順じゃなくて、承転結起みたいな気がする。主人公或いは観客は途中から何かしら現在進行形中の何かに巻き込まれてしまう。言ってみれば「承」の途中から無理矢理参加させられてるみたい。③「五次元」とか「パラレルワールド」とか「時間の逆行」とか一応説明らしきものはあるとは言え、それで分かるわけでもなく、また良く考えればおかしな話のようにも思える。でも、それはそれとして観ていて面白い。エッシャー的な世界を映画で構築しているみたい。登場人物の設定や各シーンはあくまでも記号でそれでどういう世界を表現しようとしているか、みたいな。こういう映画もあり、みたいな…④2020.09.21. 2回目の鑑賞(今回は4DX)。2回目にはより理解できるかな、と思ったが、何故か更に混乱してしまった。余程頭がわるいのか。それほど計算して映画を作っているのか。理解の助けになるような文章みつけました…「実は物理法則は後で述べる唯一の例外を除いて全て、時間が反転しても不変です。つまり物理現象の中では(例外を除いて)時間のどっちが未来だか過去だか、判定することはできないのです。」
やっぱり感情移入しづらい
IMAXで鑑賞。
TENETとは教義とか信条、主義とか言うらしいけど、回文的な題名はさして重要ではない。
テネットと呼ばれる未来の天才科学者によって作られる機械は、時間を逆行させることが出来る。その全容はラストに見せられるが、これがその機械なの?と思うほどショボい。
さて、この話は初めに起きたオペラハウスのテロ事件と同時に起きた、地図に載らない街での爆発のせいで、時間の逆行が意図的に起こされ、それを起こしたのがケネス・ブラナー演じる武器商人だったというわけなんだけど、ことはそんな簡単に進まない。
難しいですよ。文系の人にはちんぷんかんぷんでしょうね。
まず、陽電子は時間を逆行出来るというくだり。簡単に言うと、時間軸には未来に進む、しかし、それとは対になる現象として過去にも進む。電子は無から生まれ、負の電荷を持つ電子と正の電荷を持つ陽電子に別れた。私たちの世界は物質でできているが、その鏡像世界では反物質で出来ていて、時間も逆行しているのだ。
映画の話をしよう
相変わらずノーラン監督は感情移入しづらい。主人公にも「名もなき男」の設定がされているから、誰がこの話の主人公なのかが分かりづらい。しかも、初めからマスクを被っていることや、背景が分からないので、ますますだ
映画を鑑賞する前に、キャストは押さえて置いた方がいい。
次に動機が分かりづらい
ケネス・ブラナー演じる武器商人セイターが、第三次世界大戦よりも悲惨な人類の崩壊を起こすと言うのだが、それをネタにゆするのではなく、自分が病気で死期が近い事が原因という。世界を道連れにだって。
肝心の時間の逆行だけど、映像体験としては面白い。
同一の時間の流れの中で一方から見ると、互いに逆転して見えるから、逆行している方がムーンウォークしている。
上手く言えないけど、逆転世界から来た時は逆の動きをしているので辻褄を合わせるのが難しい。進んでる車に追いつくためにはバックしなければならない。うーむ、わかりづらい。
全般的には、このカットは必要なの?と思うシーンがあったこと。伏線の回収が気持ちよかったこと。今起きていることは、後でその反対として体験すること。そういった面白さはある。でも、それを3時間もかけて見せるんだったら、もう少し脚本で頑張って欲しかった。第三次世界大戦とかいう話はどこいったみたいな箱庭感が払拭出来なかった
良かったのはニール役のロバート・パティンソン(ハリポタのセドリック)はカッコよかったし、キャット役のエリザベス・デビッキはスリムで長身、立ち姿が美しい。
ところで主人公(デンゼル・ワシントンの息子)に与えられた役名は主人公(Protagonist)なんだってさ。
そして、全ての黒幕とは・・・。
TENET2周目~~~~
今回は、IMAXではなく、通常の画角の映画で視聴。
2周目とあって、本格的な逆行場面「高速道路」「空港」「爆心地」で、順行と同時に起きている逆行場面を見る余裕が出来た。
普段は初見の感動を大切にして、時間を置いてでないと再見することは無いが、この作品に限っては、2周目の方が面白いとさえ思えた。何度乗っても楽しいDLのアトラクションみたいなものだね(笑)
さて、話の大筋は、その後の復習(反芻)で出来ていたので、前回の疑問を回収すべく注目した。解決できなかったけど(笑)
①最初の回転ドアの場面でキャットを人質にプルトニウム241(TENET)の在処を聞き出す場面で、セイターとキャットはどこから現れたのか?→結局分からなかった。
②爆心地のニールの行動?→逆行世界にいたニールは、名もない男の危機を知って、爆心地にあった回転ドアを使って順行世界に戻り、ジープに乗って危機を教えようとしたり、最終的に彼らを助けることに成功する。
③しかし、ここが不思議だが、逆行世界のニールは敵に殺されてしまっていた。彼は一体死んだのか?生きているのか?それと、同じ日に起きたオペラハウスのテロ事件でもニール(逆行)が登場するが、彼が助けに行ったのいつなのか分からずじまい。
④生きては戻れない任務と言っていたが、爆心地の彼らは皆生きている。どういうこと?
⑤タイムトラベルしたキャットはセイターを殺し、船から飛び込む。その様子を、ボートから見ていたキャットは「あんなふうに自由になりたい」と回想するが、殺した以上、セイターによるその後の事件は起きず、結果的にキャットはセイターを殺すことはなくなってしまう。まあこれは、有名な「親殺しのパラドックス」だね。
⑥あの、インドのおばちゃんはなぜキャットを殺そうとしたのか?
最終的に、全てパラレルワールドで説明するなら安易だけど、チャレンジは認めたい。面白かったし、語りたいよね。
不親切
難解と聞いていたが、単に不親切でわかりにくいだけの映画。
●意味深なセリフの言い回しがてんこ盛りでわかりづらい。作戦の目的がわかりづらい。
●タイムループとか世界を救うヒーローアクションとか新鮮さもなければ、深みもない。
●逆回しアクションもなんだかなぁ。組んず解れつもゴチャゴチャしてるだけでわかりにくい。
●主人公にドラマがなくて共感できない。
「2001年宇宙の旅」とか難解だけども心惹かれて何回もみたくなる映画はあるけど、
これはそれになりそこねた映画。
世界の秩序は守られた!
映画の予告編を見た時から、ずっと観たい映画だった。
ダンケルクをはじめとする、監督作品だった事もあり、
ワクワクが止まらなかった!
観賞が終わって……頭の中を整理しないと、ちゃんと評価出来なさそう💦
弾丸の跡や爆破シーン、カースタントは圧巻だった!
今観ているものが、過去のものか未来から来たものなのか、区別が全く出来なかった。
名もなき主人公…過去からきたのか、未来からの使者なのか…本当に何ものでもなかったかもしれない。
物理学の世界ではありえません。
まず大前提として物理学の観点ではあり得ない世界です。時間と共に光が逆行すれば人間の目では捉えらないですし、一方方向への波である音も時間が逆行すれば人間の耳では捉えられません。そもそも原子の電子スピンが逆行する事でまず人間が物質として成り立たないでしょう。ただしそんなことはどうでもよくて、エンターテイメントとして傑作であることに間違いありません。構想が頭に入っている本人だけで作る作品ならまだしも、ノーランが定義したあの世界の複雑なルールを理解するものも理解してないものも入り混じった大勢のスタッフを束ねて、こうした複雑な作品を協力し一つのアウトプットとして作り上げるプロジェクト力に脱帽です。
なんだか凄い映画
薄味レビューです…
インセプションしか観たことのない、完全なるノーラン弱者ですが、何かわからないけど、凄いもの見せられた感たっぷりの150分でした。
この作品1回で理解できる人は尊敬します!私は初見で50%ぐらいの理解度な気がしますが…
まぁ、製作費をふんだんに使った作品なんで、公式パンフ買って、2回3回とリピート鑑賞して興行収入に貢献したいと思います。
最後に、最大の疑問だったのが、当初『第三次世界大戦を防ぐために…』みたいなミッションだった気がしたんですが、蓋を開けてみれば、極々個人的な悪事を防ぐためだったのは、まだまだ理解度の低いってことですかねぇ(-ω-;)
おもろかった!
クリストファーノーランは、長いからお手洗いとの
戦いでもある。何人か途中で行ってはる。😁
僕は辛抱したよ!難解は、難解やけど
僕なりに、楽しめた。ガクトがCMで言ってる
"必死"だね。
エリザベスデベッキーは、エエ女でんな。
ブレスの時、若いサーファー誘惑する奥さん。
堪能しました。マイケルケイン久しぶりです。
観賞後も頭使う
コロナ禍での久々の映画館、IMAXで鑑賞しました。
とにかく言えるのは、やっぱり映画館で観るべき映画はあるということ。
自粛生活に慣れると、テレビで全然事足りるじゃん、と思ってましたが、TENETでぶっ飛びました。
この作品、クリストファー・ノーラン監督がやりたいことをやった感がすごいです!!今自分の脚本でこの規模の映画で制作GOサイン出るのはこの人だけではないかと。
主人公は名もなき男なのですが、自分の場合、あれ?そういえば、、と後半になって主人公に名前がないことに気付きました。
それくらい夢中になってストーリーを追っかけてしまう内容です。
とにかく怒涛の展開で、さらに時間の順行と逆行というシーンをいろいろ処理するために、すっごい脳を使った気がします笑
ただ、名もなき男とニールが具体的にどう出会ったのか、最後まで明かされませんでした。でも、ニールの様子や、途中キャットが作戦前にニールに挨拶をしたかったとこぼす事などから、キャットの未来の息子では?と思っています。
そう考えると、別の見方ができてよけいに感情を揺さぶられる。
とにかくもう一度観に行かないと!と思わせる映画でした。ただただ、すごいなー!!
超最新技術×超教えるのが下手な先生×ラ・ジュテ!?
コロナの中、映画業界の救世主状態の期待&話題作、先程IMAXで鑑賞!
まずはよかった所から!
・「逆再生」の新鮮さ
今や「技術の飽和状態」になっているハリウッドの中で、意外と新しい・今まで見たことのない「時間の逆行」。今はスマホ一台で編集できてしまうような「逆再生」という技術をここまで本格的にストーリーの主軸・映画の見どころとして使う、ということは新鮮で面白い!!!
・ひたすら驚愕
「どうやって撮ったのコレ??」と何度も驚かされる逆再生×アクション!ただ戦っている映像を撮って逆再生するだけじゃあもちろんない。『時間に沿っている奴』VS『時間を逆行している奴』、つまり2つの時間の流れの中で生きている2サイドの人々(同じ人物の時もある)の戦いが笑っちゃうぐらいひたすらすごい。特にジャンボジェットのシーンなんてずっとポカーンと口を開けていた…
・脚本
お見事な伏線回収!!空港内の逆行マシーンから出てきたマスク姿の男や、船から飛び降りる女…きっと何回も見直せば見直すほど発見ができ、感心させられるのでは!?今年受験を控えているのでもう見にはいけないが……
続いて悪いところ
・「超教えるのが下手な先生」
タイトルにもある通り、「超教えるのが下手な先生」とはもちろん本作の大監督クリストファー・ノーランのこと。観賞後、かなり難解だったが6〜7割は理解できたと思っていた。そして帰宅し解説を読んだり聞いたり見たり、ひたすら考えた結果、コレ意外と単純な話じゃない??どうしてここまで鑑賞者は混乱してしまうかというと、
【Aを探すためのBを探すためのCを探すためのDを見つける】という無駄に遠回りさせるような仕組みになっているからだとぼくは考える。そして1番大きな要因は「登場人物にバカ・無知キャラ」がいない事。このキャラクターがいることで非常に自然な流れで観客に「時間逆行ルール」を説明できる。今回はそんな簡易的な説明があまりに薄いため置いていかれてしまう人も多いのでは。
・いらないシーン多くない??
今回は上映時間が150分=2時間半あるためそれなりに中だるみも感じる。それは省略できるであろうシーンがすごく多いから!例えばノーラン映画お馴染みのマイケル・ケイン。正直あのシーンいるかな…?何なら「インセプション」の時と同じように銃弾の逆行の説明をしてた女のバーバラの役をマイケル・ケインでよかったんじゃ??まさに知性あふれる博士…的な。さらに言ってしまえば、あんなに世界各国を飛び回る必要性あったかな??
・スッキリさせて!!
これは割と無茶苦茶な、僕の勝手な言い分だけど、ラストにしても音楽にしても決定打がなくない?「インセプション」みたいな壮大なテーマが流れてピタッと終わるような。
鑑賞前からサウンドトラックは何回も聴いた。音楽は今回は「ダークナイト3部作」「インセプション」「インターステラー」「ダンケルク」などのノーランとタッグのハンス・ジマーが担当していないこともある。だけど今回担当の人だって「マンダロリアン」「ヴェノム」などの大作を手がけている人だから、当然わういわけじゃないんだけど…決定的な「テネットのテーマ」が欲しかったなあ。
そして最後の「ラ・ジュテ」。これは1962年のフランス映画で、間違いなく本作のベースになっていると思う。ぜひ見て欲しい!!!
理解できませんでした
全然理解できなかった。
お金掛けてるし、クリストファーノーランだし、映像は凄いから、高評価の人はいるだろう。かなりの挑戦作だと思うが、観客がついていけない映画が良い映画なのだろうか?
映画のキモ。"逆行"について。
タイムマシーンみたいな機械(回転扉)があって、それを使うと"逆行"出来る。逆行すると自分以外は反転する。例えば人は後ろ向きに歩くし、鳥は後ろに向かって飛んでいる。つまり、逆行中はビデオを巻き戻して見てるような状況に落ちる。また、逆行中は温度も反転するので、車に火をつけられると、火傷せずに凍傷する。あと、逆行中は酸素マスクして酸素を取り入れないと呼吸ができない。(映画でマスクしてたら、それは逆行中であることを意味する。)
この映画では未来から過去に遡って、過去を変えることが出来るようだ。
事前情報なしで鑑賞したので、?でいっぱいだ。主人公は何者なの?って所から分からなかった。鑑賞後に公式サイトを見たら、特殊部隊の人で、第3次世界大戦を防ごうとしてたらしい。第3次世界大戦の話なんてでていたっけ?と全く付いていけてない。たしかに主人公は強かったし、世界を滅ぼすような爆弾の爆発を防ごうとしてるようだった。
映画冒頭、オーケストラ会場が襲われる。武器商人のセイターがプルトニウム241を奪おうとしたらしい。このセイターが悪役で世界を滅ぼそうとしている。彼は膵臓癌で余命がなく、彼が死ぬと爆弾が爆発する?らしい。
セイターにはキャットという美人妻がいるが、何故か関係性は非常に悪い。完全に冷めきってるのに、全然別れない。キャットはヨットからセイターを落として殺そうとするくらいに仲が悪い。最終的には殺してしまう。
映画の中で、"逆行"についてちゃんと説明している。弾の入っていない銃から弾が出たり、机に落とした弾が手に戻る現象もちゃんと説明しているのだ。でも、分からない。全くわからない。(笑)
順行と逆行で挟み撃ちすることを"挟撃"と言っていた。最後の戦闘シーンでは順行の赤チームと1時間後から逆行する青チームが、多分爆弾の爆発を防ぐために敵の基地(基地かどうかもよく分からない)に攻めるのだけど、何が起きてるのかさっぱり分からない。
この映画を観る人は、余り期待しないで鑑賞した方が良いと思う。何も知らずに観ても、話は殆ど理解出来ないと思う。この映画は、理解出来ないまま家に帰って、妄想することを楽しむ映画だ。
あと、ヨットって速いんだな。
美人妻欲しい😍
無理矢理難解にしてるだけの陳腐なB級SFアクション
翻訳がいい加減なだけかと言う疑いが拭えないほど
終盤まで一貫して登場人物同士の会話や演出が無駄に理解しにくいです。
それでもお話の大筋は理解できるくらい安っぽいストーリーでした。
人類を滅亡させる爆弾の発動を止めなければ!
って昭和のアニメかと突っ込みたい。
映像はすごいんだけど、おかわりするほどではないかな
IMAXレーザーでみたから、映像・音響は大満足なんだけど、内容的にはインセプションほどの衝撃を受けなかった。逆行する時間軸っていうの斬新ですごいんだけど、期待以上の内容ではなかった。
ラストで思ったけど、それってジョン・コナーではございませんか? 自分を助けるためにニールを送り出した? このループって無限に続くの? ノーラン監督なんだから、従来のタイムトラベル物の域をもっと超えてきて欲しかったな。
見た後に振り返ると、話の辻褄は合うんだけど、なんかしっくりこない。
主人公は、どうしてキャットにどうしてこだわったのか。世界の危機が迫っているんだったら、当然、冷徹に見殺しにするべきだと思うんだけど。この辺から違和感を感じ始めた。キャットが生きていないとループが完結しないはわかるんだけど。。。
頭が悪そうなロシア人が人類の運命を握っているのも乗れなかった理由かな。癌が初期の段階の過去にさかのぼって、自分自身に教えてあげれば、よかったんじゃないの。と思ったけど、異なる時間軸の自分を救うだけで、末期癌のセイターはそのままかな。
ちんぷんかんぷん
逆再生で映像表現がしたいというのが最初にあったのだろう。それに後付けして未来人やSF的な設定を構築して、時間がなかったのか非常にいい加減で、重厚で思わせぶりで、実は中身が空っぽ。まともに考えようとするとどこにも答えなど用意されてないから考えるだけ無駄だ。
時間が逆行するからとの理由で、熱で低体温症になるというのだが、だとしたら他にもいろいろと逆行しなければおかしい。音が逆に聞こえて逆さ言葉でしゃべるとかしないのか。食べ物を口から戻してお皿に並べるとか、うんちがお尻に吸い込まれたりしないのか。映像的に都合がいいところだけ逆になる。
ただ、飲み込みづらいところがあるのだけど、目新しい映像表現は多々あり、演技も演出もすごくよくので駄作だと割り切ることもできない。
深いところが理解できなくても大筋は楽しめるかと
会社の有休を使って初日に鑑賞してきました!
【感想】
いや~噂通りの難しさで20ヵ所ぐらいハテナが残りましたが、ストーリーの大筋は割とシンプルで、なんとか置いて行かれずに観ることができました。この辺りエンターテイメントとして落とし込む上手さはさすがノーラン監督といったところでしょうか。
映画が終わったあと、周りのお客さんは「めちゃくちゃ面白かった」という人と「全く意味が分からんかった」という人に二分されていたように思います。
見どころはやはり主人公が時間逆行の世界に入るところでした。そこからは時間が前に進む組と逆行組が同時進行になり、ま~めちゃくちゃなんですがどうやら筋は通っている様子。最後の10分間の作戦シーンは本当によくできていますね。感覚的にはジョジョ第6部のプッチ神父戦みたいな感じですかね笑
ノーラン作品の中ではもう1~2回観てインセプションと同じぐらいの評価になるかなという印象です。インターステラー(3回ぐらい泣きました)のように心に訴えるものはなかったので、間違いなく名作ですが★4つとしました。泣けるスパイ映画なんてないですけどね。
【俳優・女優について】
キャサリン役のエリザベス・デビッキさん、グレイト・ギャツビーなどにも出演とのことで見たことはありましたが、こんなに美人で存在感のある女優さんだとは知りませんでした。演技もさることながらスタイルの良さと身長の高さが際立っており(主人公と並ぶと見降ろすぐらい・・・)、調べてみたら190㎝もあるんですね!劇中では高いヒールを履いていたので2mぐらいあったということですか・・・。
それからニール役のロバート・パティンソンさん、トワイライトやハリポタなどヒット作に出演していてすでに人気俳優なんでしょうが、個人的にはなんとなく軟弱なイメージであまり好きではありませんでした。しかし、本作では優男感を維持しながらアクションもこなすし、微妙に正体不明な雰囲気も醸し出すという絶妙な役どころを完璧に演じていました。これからもっと大物になるんじゃないですかね。ザ・バットマンめちゃくちゃ楽しみになりました。
そして、名前やバックグラウンドが一切明かされないにも関わらず、その演技とキャラクターで親近感を持たせる主人公役のジョン・デビッド・ワシントンさん、これまではデンゼルの息子と呼んでいましたがしっかり名前覚えます笑 この方も大物になりそうですね。ブラッククランズマンも面白かったし。
全体の感想
まず、ストーリーはトントン進みます。
展開が早いので、登場人物の把握が出来ていないと難しく感じるかも。
テネットは、奥深いというよりかは難解に近いです。
ですが、決して難しすぎて一回では理解できないようなレベルでありません👺
最初のオペラハウスのシーンは、興奮しました。序盤だけど、正直何やってるかは不明。(後に繋がる為)
逆行シーンは、新しいアクションで面白い。しかし、迫力を求める人からすると少し物足りなくも感じるかも。
僕は、肉弾戦の逆行アクションが好きでした!!
順行して起こっている事が、逆行していく事で紐解かれていくのは、なるほどなぁってなるし、面白かったです!
タイムトラベルとは違い、時間が逆行するにも同じ時間が経過しないといけないという点は、面白いなと感じました。
順行して世界を救う名もなき男。
逆行して世界を救うニール。
この構成は面白かったけど、ニールの最後を思うと悲し過ぎる。
スタルスク12の逆行、順行チームのそれぞれの描き方や同じ建物を使い、挟撃を表現してたのは流石でしたね😨
敷いていうならば、キャットが贋作で弱み握られている点や、タイラーの命が全て握っている点は、少しチープに感じてしまいました。
最後に、インセプションやダークナイト、インターステラーと比べるとラストシーンのハラハラは少なかった気がする。ノーラン監督といえば、ラストに多場面それぞれをドキドキさせてくれる描写が好きなのですが、今回のラストはドキドキが少なかった気がします。
インセプションが好きなら好きな作品かもです!!
1番好きなダークナイトは超えてこなかった!!
よくわからなかった
・薬の力で過去にいけるようになる能力が目覚めるのかなぁって思ったらそういうわけでもなくて、回転ドアが二個あって過去の状況とやり取りをしていたりと混乱しっぱなしだった。結局、道理がわからず終わった。
・過去に戻っている?時間軸と今?の時間軸とがぶつかっている状況の映像が面白かった。バックしてきた車とのやり取りや銃弾が戻ってくるけど、当たると痛いっぽいのとか。
・過去の自分と合うと世界がぶっ壊れるっていう理論がバックトゥザフューチャーでドクが言ってたなぁと思った。薬でそういう事をしてたので、それと同じくらいの大規模な事をしていたのかと思った。
・第三次世界大戦を防ぐために拉致された?主人公がマフィアの妻に執着し始めたのがよくわからなかった。好きになったのか、可哀そうだから助けようとしたのか、どちらもでいいのだけど何で?って思った。
・全般、よくわからなかった。もう一度見たらわかるのだろうか…。
2回目視聴(未来人視点)が本番です
今年一番の期待作のノーラン最新作
初日最終のIMAXレイトショーで観賞
満席でしたね
感想としては
相変わらずノーラン特有の初見では理解が追いつかない
むずがゆい余韻を味あわされましたが…
だいたいは理解でき考え抜かれた映像表現は
相変わらず楽しかったです
ストーリーはシンプルなものです
ただ米国のスパイ組織が世界の終わりを防ぐために
活躍するストーリーです
主人公は「名も無き男」
名前を与えられないことがキャラクターに感情移入
することよりまず仕組みを理解してくれという
示唆を与えています
その世界の終わりをもたらす武器商人セイターの
特殊な能力をまずスパイ組織のスタッフが
「時間を逆行する弾丸」から説明しますが
個人的にはこのつかみが失敗だったと思います
要はセイターは未来から時間を戻って行動できるため
いろいろな事を成功させて来た男なのです
逆行して来ると言うことは順行してる普通の人からは
反対に動いて見えるわけですがそれで説明した方が
判りやすかったと思います
終盤にそのシーンが来るのでそこで仕組みは
だいたいわかるんですが
序盤で理解がつまづいているので
伏線とかが印象薄くなってしまってました
まあ2回見に行けって事なんでしょうけどw
↓↓↓で2回目観に行ったあとの印象↓↓↓
2回目観ると初回に話の理解に必死で見えてなかった
金塊をくすねる工作員や折れるキーピック
などの序盤の小ネタや伏線気がつき
ニールが名無し男をすでに知り尽くしているぷり
セイターがどんなに未来から見て対策しても
キャットが予想外の行動を取って対応できないこと
など楽しめました
2回目が本番と想定して作ってあるとしか思えません
映画館を2倍稼がせる偉い監督ですわ
↑↑↑追記おわり↑↑↑
インセプション等もそうでしたがこの監督の映画は
①登場人物は決められたとおりに動作し
②映画の大前提ルールに則って事態が変化し
③映画の演出として理屈(大前提ルール)を越えたビジュアルが起こる
と緩く考えればいいのかなと思います
ノーラン監督はこれらを判ってもらうのが視聴1回きりで
と思っていないんだと思います
それにキャラに感情移入出来ない、魅力が無い
という意見は将棋の駒に感情を求めるような
ものでお門違いなのだと思います
それを投げてると怒る人もいるでしょうが
気軽にコミュニティができる時代には合っていると思う
そもそもジブリの宮崎駿監督作品も同じくらい
わけわからん映画ばかりで後に解釈されていってる
わけですし
磯野家の謎みたいに飲み会のネタで揚げ足を取る程度だった時代から進歩したものです
言い替えれば今の日本映画は1度見ただけで
理解してもらわなければならないという
強迫観念にかられすぎじゃないですかね
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